三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

GW後半戦~津軽遠征

2014年05月20日 01時21分27秒 | 津軽三味線

GW後半は恒例の津軽遠征をしていましたので、ブログも止まってました。
Facebookでは、報告しておりましたが、ようやく落ち着いてきたので、2週間以上経過しましたがあらためてブログに書きます。


5月1日

楽しみにしていたJUJUのコンサートです。
本業をは早めに片付けて、夕方より富山市へ向かいます。

富山へ向かう道中では、「ツアートラックを見なくては・・・」とずっと思っていたのに、会場へ着いたら「ファンクラブのルーレットをやって、グッズを買わなくては」というモードになってしまっていて、つい忘れ去っていました。

JUJUのコンサートは去年に続いて2回目。
今年はしっかりファンクラブにも入ったおかげで、良い席をゲットできました。
残念だったのは、真ん前にえらい長身のあんちゃんがいて、正面が見にくかったことでしょうか・・・(^^ゞ
翌日からの津軽遠征に向けてJUJUさんのパワーを貰いました。

終演後、気になっていたツアートラックを探して会場の裏手へ。
ありましたよ(^^)V
できれば明るいうちに写真を撮りたかったですが、とりあえず写真ゲットできたので満足。







ルンルン気分で帰路につきましたが、途中から突然に異常な腹痛が・・・そして頭痛まで併発。
最近たまたま発症する憩室炎だと思うのですが、我慢できずに帰宅後そのまま夕食もせず、アルコールも摂取しないでバッタリ寝てしまいました。


5月2日

腹痛は相変わらずですが、頭痛はすこし楽になりました。
午前7時過ぎに会の先輩山岸さんが来るので、とりあえず津軽遠征の準備をします。
一人で行くのだったら間違いなく遠征は中止して大会は棄権するのですが、先輩を乗せて行かなくてはならないので、気力で準備をしました。

高速道路を北に向けてひた走って、村上市からしばらくは国道を走ります。
2日は高速道路休日割引のない平日なので、体調が良ければケチケチ作戦でずっと下道を走るのでしょうが、相変わらずの腹痛を我慢しながらなので、山形・秋田県内は高速を利用します。
途中飲むヨーグルトを摂取して腹痛が治まるのを期待しましたが、あまり効果なしでした。

秋田県に入っても沿道の桜もすでに散ってしまったところばかりで、余裕があれば立ち寄ろうと思っていた八郎潟の桜もパス。
とっととホテルについて横になりたいという気持ちばかりで、どこも立ち寄らずにひたすら弘前を目指して走りました。

日中走ると氷見から弘前まで大体12時間を覚悟しているのですが、これといった渋滞に遭遇することもなく、まだ陽のあるうちに弘前駅前のホテルに到着。
所要時間11時間40分でした。


5月3日

弘前大会当日です。


改築されて綺麗になった弘前市民会館。

青森大会が「日本一決定戦」という名前を付けたからかどうかはわかりませんが、弘前大会は今年から「世界大会」という名前になりました。
それに併せてカテゴリー分けが変更されて、昨年まで45歳以上が壮年の部だったのですが、今年からは60歳以上が「シニア」、40歳~59歳が「ミドル」、16歳~39歳が「ユース」というような区分けになり、C級が廃止されました。
ということは58歳の私が、40~59歳の部門で演奏することになり、きっと40歳になったばかりの若いバリバリの連中がこのクラスに来て、なかなか勝ち目はないだろうなぁぁぁ、と思っていたのでした。

弘前初出場の先輩の山岸さんと一緒に入り口で待っていると、和歌山の森口さんと一緒になり、3人で固まって陣取ってウォーミングアップをはじめることになりました。
ご両人は午前中のシニアに出場、森口さんは見事準優勝、山岸さんは初出場で4位入賞でした。
シニアの優勝は三上さん、さすがです。

お二人の入賞を見届けてから、今一度入念にウォーミングアップをして午後からの出番に備えます。
今回、いつも使っていた撥がやや重くて細かいフレーズがちょっともたつくので、昨年他界したいとこが使っていた撥で出場しました。

自分ではミスしたところが何カ所もあって、練習の時の7割ぐらいの出来でして、あわよくば5位までに入れればラッキーかな、と思っていました。
なかなか結果が張り出されなくて、ずっと客席で観戦していたのですが、神奈川のMさんが客席まで来て知らせてくれました。
なんと、一番上に名前があるのははじめてです。
なかなか実感が湧かなくて、表彰式でも夢心地でした。





ここ数年、どの大会でも2~5位ぐらいを行ったり来たりして、昨年末の大阪では入賞外になったりしていて、やっぱり私のレベルはそんなもんなのかな、と思い始めていた時だったので、うれしいというよりも信じられないという感覚でした。きっといとこの撥が後押ししてくれたのかもしれません。

夜はホテル近くの居酒屋で祝勝会をして、2日ぶりにアルコールを摂取しました。
毎日飲むヨーグルトを摂取しているのが効き始めているようで、腹痛は少しずつ快方に向かっているようです。



5月4日

この日は一日オフ、金木のシニアに出る皆さんの応援に行きます。


金木へ向かう途中のリンゴ畑から。

実は今年の金木は、あえて不参加にしました。
どうもここ1~2年、金木のジャッジがどうも納得いかなくて、不信感を抱くようになりました。
大條先生は毎年のように「テクニックばかりでいったい何を弾いているかわからないのはだめだ、津軽民謡のフレーズを入れろ」と言っておられます。
何割かの人は、あえて他の大会で弾いているじょんからベースの曲弾きとは違うアレンジの金木向けの曲を作って大会に臨んでいますが、結局上位入賞者は速くて細かくて音圧の大きな人ばかりです。
金木用にじょんからベース以外のもので勝負しても、あまりその点は評価されていないような気がします。

今年の初日の大條先生の講評では、去年まで言っておられた「津軽三味線民謡のフレーズ云々、じょんからばかり・・・」という話は全くなくて、「三味線の音をしっかり鳴らすことが大事だ」というものでした。
それではなにを信じて金木用の曲を作ればよいのか、、、私にはよくわからなくなりました。

で、シニアでは、前日の弘前で準優勝・4位だったご両人は、森口さんが津軽三下り、山岸さんが津軽よされ節を弾かれました。
私が聞いていた限りでは、大きなミスも無く上位入賞間違いなしと思ったのですが、お二人とも入賞ならず。
弘前の2・4位が金木で入賞ならずってのは、そりゃおかしいでしょう。
ま、結果は結果ですので、何とも言えませんが、私はちょっと・・・?と思いました。

夜はご両人と一緒に近くの居酒屋で3人で残念会。
ご想像の通り愚痴のオンパレードでした・・・。
やはり私が思ったのと同じ考えのようで、金木では何をどうやって弾けばよいのかわからなくなった、と散々言っておられました。
二人とも来年の金木は出ないそうです。

やはり大多数の人が納得するようなジャッジをしてもらいたいものです。
アラブの笛ならぬ、金木の笛であってはならないと思うのは私だけでしょうか。
偉そうなことを言えた立場では無いのですが、素朴にそう思いました。


5月5日

というわけで、例年なら金木のB級に出場して、A級戦を観戦してから夜に帰路につくのですが、5日の早朝より帰路につきます。
道中はやはり金木の審査の話ばかりで・・・。
来年は3日の弘前だけに参戦して、4日には帰路につくパターンになりそうです。

途中、一足早く昨夜の間に帰路についた石川のSさんから、電話が入りました。
夜通し走って帰られたそうですが、実にお元気です。
私はというと夜中に走るのが苦痛になって、今年は行きも帰りも日中の走行でした。
おかげで体調が悪いにもかかわらず、睡魔に襲われることもなく快調に走ることが出来ました。

帰りの所要時間は11時間30分。
GWの日中にしては、渋滞知らずでなかなか良いペースで走ることが出来ました。


5月6日

本来なら師匠が気を利かせて、新聞社などに連絡してくれるのが筋なのでしょうが、ウチの師匠はそんなことをする筈もなく、先輩の山岸さんに言われたとおり自分で新聞社に連絡しました。
たまたま新聞休刊日で記者の方も休みだったようで、翌日に取材に来るという返事でした。

北日本新聞は、いつも北日本民謡舞踊連合会のほうでお世話になっているので、民舞連担当の方から支局のほうへ連絡してもらいました。
富山新聞は、津軽三味線友の会のおさらい会で毎年お世話になっているので、直接担当の方に連絡をしました。
いずれも大きく掲載していただいて、びっくりです。


5月8日付け北日本新聞


5月9日付け富山新聞

新聞に載った日から、電話とメールでおめでとうの嵐。
某国会議員のおばさんが、「2位ではだめなんですか・・・」と言われてましたが、やはり2位と1位ってこんなにも違うんだなって、実感しました。

というわけで、今年のGW後半戦の顛末でした。




コメント (4)
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