年末年始に宿題をかなり片づけたつもりだったのですが、先週からまた宿題がいくつか増えました。
いつまでたっても宿題が減らないのは、やっぱり若い頃の「つけ」なのでしょうか・・・
今回は尺八の宿題ばかりです。
宿題その1
6月に行われる南砺市の藤本流H先生の発表会に尺八で呼ばれているのですが、先週曲目リストが送られてきました。
ふむふむと見ていたら、「秋田荷方節」があるではないですか。
三味線ではその昔合奏で弾いたことがありますが、尺八は未知の世界。
大変な宿題をいただいてしまいました・・・早い話唄をおぼえろということです。
まだ5ヶ月先なので、ゆっくり練習しようと思います。
まずは音を拾って譜面を書くことから始めないといけませんなぁぁ。
宿題その2
先週末の青少年伝統芸能祭の控え室で、いつもお世話になっている箏のK先生から「くまりんさん、これお願いしたいので見ておいて下さいね、ちょっと簡単過ぎて申し訳ないのだけど・・・」といきなり尺八の譜面を渡されました。佐藤義久作曲の「いつかどこかで」という曲のパート譜です。
最近ようやく都山流の譜面もそこそこ読めるようになってきたので(米谷流尺八の譜面は琴古流なのです)なんとか吹けるとは思いますが、なんせ尺八のパート譜なので、曲全体の感じがつかめません・・・
メリ音が大変多いので5孔では大変そうですが、私の尺八は7孔なので特に問題なく吹けそうです。
いつどこで吹けと言われるのか、まさに題名と同じですが・・・(笑)、それまでしっかりと練習しておかなくてはいけません・・・・
宿題その3
5月に行われる「能登麦屋節全国大会」の尺八の固定伴奏を頼まれました。
その昔大変お世話になった加賀山流のM大先輩から、突然携帯に電話がありまして、何か悪いことでもしたかなぁぁと思って電話を取ると、尺八の固定伴奏をひとり補充したいという話でした。
能登麦屋節は音域が低いので、女性では1尺5寸とか4寸で歌う人もいます。
ただ、尺八は「リ取り」なので、それよりさらに2寸短い管で吹かなくてはならず、1尺3寸とか2寸管が必要になります。
私はそんな短いのは持ってないので、5度低い管で裏吹きします。三味線で言えば二上りの曲を本調子で弾く感覚でしょうか。
M大先輩はそのあたりのところを細かく質問してきたのですが、電話での口頭試験はOKだったようです。
しっかり裏で間違わずに吹けるようにしておかなくては・・・
正月のオーバードホールに続いて大変な役回りが続きます。
その他2月、4月、6月にある各発表会では聞いたことのない曲があったり、譜面のない曲があったりで、
いろいろと大変です・・・
今から譜面を書いたり、テープを繰り返し聞いて覚えたりと、コソ連しなくては。
演奏技術が卓越している
からですね。とは言え。お身体
は一つ。お仕事との兼ね合いも
有り大変ですね。
日々笑進 みき
特に民謡の尺八はなかなかやる人がいないので、前にも書きましたが、絶滅危惧種です。
早く後継者を発掘しないとね。
尺八の依頼があるのはありがたいのですが、メインは津軽三味線なのですが・・・(^^ゞ