三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

原田直之先生の講演会がありました。

2023年11月04日 11時43分51秒 | 民謡・尺八・笛
高岡文化ホールにおいて、民謡界のレジェンド原田直之先生の講習会がありました。
とやま民謡民舞団体協議会の主催です。

私は講習での尺八伴奏をお願いされました。
講習の曲目は「相馬二遍返し」と「相馬流れ山」の2曲です。

「相馬二遍返し」は以前に1度伴奏したことがあるので、何とかなるとは思っていましたが、「相馬流れ山」は尺八唄で米谷会の尺八譜も無く、かくなる上は音源よりコピーして譜面を起こすしか方法がないので、余裕を持って1週間前に耳コピ作業を始めました。

たまたま所有しているCDに収録されていましたので、まずはパソコンに取り込んでからキーを確認して耳コピ作業を開始。
まずは前奏から節の細かさで身構えます。
原田先生の講習会の中でもおっしゃってましたが、相馬の唄は節が細かいのだとか。

それでも1時間ほどでほぼ耳コピの第一段階が完了。
続いて節と歌詞と合わせて行きます。
後は清書して完了。
日常的に行っている作業ならもっともっとスムーズに出来るのだろうと思いますが、たまにしかやらない作業なので慣れてくるまで時間がかかります。

前日にもう一度作成した楽譜を見ながら音源に合わせて数回練習して準備は完了したのでした。


10月29日(日曜日)

講習会は午前と午後の2回行われました。
午前の部に合わせて早めに会場へ向かいます。
高岡文化ホールは会館裏手にある駐車場のキャパが小さくて、遅くに行くと高岡市美術館の裏の駐車場へ駐めることになり500mほど歩かなくてはならないのです。
早く行ったおかげで会館に近いところに停めることができました。

講習はまず「相馬二遍返し」からスタート。
三味線は同じリズムの繰り返しですが、尺八は唄に合わせて細かい節を吹きます。
男性用「チ一」なのでやたらとツの半音が出で来ますが、すぐに慣れました。

続いて「相馬流れ山」。
尺八唄なので責任重大です。
相馬の国歌と言われているそうです。

原田直之先生は尺八唄だからといってただ淡々と唄うのでは無く、大きくリズムを取りながら唄われていまして、尺八吹きとしては大変参考になりました。
音はほぼ耳コピ通りで、採譜して楽譜にした甲斐がありました。
テレビでしか見たことが無い先生の尺八伴奏が出来るなんて、夢のような時間でした。

驚いたのが約1時間半の講習の間、原田先生はずっと立ってお話をされていて、びっくりでした。立ってお話しになった方が調子が良いのだそうです。
先生が立ってお話しされてるのに、椅子の背もたれに寄りかかって座っているのも失礼なので、1時間半背もたれに頼らず座っていたら結構疲れました。

お話の内容も素晴らしくて、 参考になることが多々ありました。
大変有意義な一日でした。


数日後、原田直之先生からはがきが届きました。
名刺交換させていただいて、尺八伴奏を少ししただけなのに。
大変律儀な先生で、見習わなくてはいけないと思いました。
皆さんに慕われる所以ですね。
ありがとうございました。






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