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東北旅行2010 (7) 白神ライン

 世界遺産白神山地を横断する白神ラインを走るのが今回の東北旅行の目玉の一つ。十分な睡眠をとり、おいしい朝食を食べ、南津軽錦水を出発したのは9時半。

南津軽錦水の朝食 


 白神ラインは弘前の西にある西目屋村から日本海側の岩崎村に抜ける道路で、暗門の滝入り口 から 国道101との丁字路 まで54.5km。そのうち44kmが未舗装。世界遺産を満喫できそうだ。

白神ライン 


 暗門の滝までは舗装されていて、道幅は狭いが対向車に気をつけ、退避場所を確認しながら進めば突然バスが現れても驚くことは無い。問題なく暗門の滝についたが、アプローチの道路に比べ駐車場の立派なことに驚く。こんなバスまで来ているのだから普通車でも問題ない。

暗門の滝駐車場 

 暗門の滝からは未舗装になる。これがダートの入り口。岩崎村まで57.5kmの表示にちょっとプレッシャーを感じるが、元気良く、まず9.2km先の津軽峠を目指す。

白神ライン未舗装ダート 


 道路は舗装されていないが、路面はフラットとの情報どおりで走りやすい。鼻歌まじりで走っていくとだんだん路面が荒れてきた。4輪駆動車で走っているのだが、バンピーなうえ砂利道なので滑る。慎重な運転になる。

 ところが、スピードを押さえ、「これじゃ普通車ではむつかしいね」などと話しながら走っていたら、猛然と走ってきたワゴン車に抜かれた。悔しいので後をついていこうと思ったのだが、砂煙を残してあっという間に視界から消えてしまった。




 予定では17分で津軽峠に着くはずであったが、結局21分30秒かかってしまった。津軽峠の駐車場もしっかり整備されていて、眺望も開けている。

津軽峠の駐車場 


 津軽峠の駐車場からの眺望。

津軽峠の駐車場からの眺望 


 そこには後塵を拝したワゴン車がとまっていたが、小学生を沢山乗せていたので、夏休みの行事で来ているのかも知れない。ドライバーはこの道に慣れているようなので、土埃りまみれにされた恨みは置いておいて、にこやかに話しかける。

 「ここから先も同じような路面ですか?」と私。
 「どこまで行くんですか」と暴走ワゴンのドライバー。
 「十二湖ですけど」
 「えっ、、、、、」
 
 暴走ワゴンのドライバーが固まってしまった。そして彼が言うには、これから先、携帯も通じないし、車もほとんど通らないから何かあっても助けてもらえない。この先の分岐で右折し、くろくまの滝を通って、深浦経由で行くほうが良い、と言うのである。

 分岐まで9.5km。予定通り23分で走りきったが、走行中視界は開けず楽しくない。30分の遠回りならと、親切ワゴンドライバーの忠告どおり国道101経由で十二湖に向かうことにした。

 青岩展望所での埃高きラスカル号。

青岩展望所 


 結局白神ライン走破には挫折したが、1時間のダート走行は緊張感もあって良い思い出になった。もっとも同乗者にとっては退屈極まりない旅だったらしいから、途中で方向転換したのは正しい選択だった、、、と思っている。



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