17年前の今日3月4日に半村良が68歳で亡くなった。
なくなる前の何年かは発表される作品が少なくなっていたので覚悟はしていたが、とても残念な思いをしたのを覚えている。
半村良を初めて読んだのが妖星伝だった。文庫本読みだった私がハードカバーを買うようになったのもこの妖星伝の装丁が変わっていて気に入ったからである。
その後手当たり次第に半村良を買っていたが、最近では読み返すことは少ない。ダンボール箱にしまわれて押入れの重しになっている。それでも一年に一回はページに風を通してやり、本棚に並べてやっている。
もちろんペーパーバックもある。
そして毎年一冊は読もうということで、今年手にとったのはやはり定番の妖星伝だ。冒頭からその文体に痺れる。ストーリーが面白いだけでは何度も読み返すことはあまりない。しかし文体が好きな場合は何度でも読むことができる。文体のリズムが私の読むリズムとあっているような気がするのだ。あわよくばこんな文章を書いてみたいとまで夢想する。
半村良が亡くなった年齢をとおり越してしまった。来年もまた読むことができますように。
人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
なくなる前の何年かは発表される作品が少なくなっていたので覚悟はしていたが、とても残念な思いをしたのを覚えている。
半村良を初めて読んだのが妖星伝だった。文庫本読みだった私がハードカバーを買うようになったのもこの妖星伝の装丁が変わっていて気に入ったからである。
その後手当たり次第に半村良を買っていたが、最近では読み返すことは少ない。ダンボール箱にしまわれて押入れの重しになっている。それでも一年に一回はページに風を通してやり、本棚に並べてやっている。
もちろんペーパーバックもある。
そして毎年一冊は読もうということで、今年手にとったのはやはり定番の妖星伝だ。冒頭からその文体に痺れる。ストーリーが面白いだけでは何度も読み返すことはあまりない。しかし文体が好きな場合は何度でも読むことができる。文体のリズムが私の読むリズムとあっているような気がするのだ。あわよくばこんな文章を書いてみたいとまで夢想する。
半村良が亡くなった年齢をとおり越してしまった。来年もまた読むことができますように。
人気blogランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。