今年4本目の映画はグリーンブック。
最近のアカデミー賞、特に作品賞をとった映画はあまり面白くないという印象がある。この10年でも作品賞受賞作どころかノミネートされた作品でさえ殆ど見ていない。実際受賞作で見たのはシカゴだけだった。
それなのに作品賞を受賞したグリーンブックを見に行ったのは、近頃アカデミー賞の選考基準が変わってきているのではないかと思ったから。何しろ作品賞にノミネートされたのがブラックパンサーやボヘミアン・ラプソディ、アリー スター誕生、もちろんこれらは全部見ている、と聞くとグリーンブックも楽しい映画に仕上がっているのではないかと思ったからである。
この映画は1960年台の実話に基づいている。若い黒人のピアニストが酒場でボディーガードをやっていた無教養な白人を運転手として雇い、最も差別の激しかった南部へコンサート・ツアーに出かけるというロードムービーだ。
各地でのコンサートを重ねるにつれ、お互いの絆が深まって行くというのはお約束だが、後味の良い映画に仕上がっていた。特に運転手の奥さんのチャーミングさがスパイスとして効いている。
ただ、このグリーンブック、差別されている側からの評価はどうなっているのだろう。興味のあるところである。
さて、もし私が作品賞を選ぶなら絶対ブラックパンサーだ。リメークのスター誕生や実話を基にしたボヘミアン・ラプソディ、グリーンブックと違ってフィクションの世界をあそこまで作り上げたことに賞を上げたいからだ。
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この映画は1960年台の実話に基づいている。若い黒人のピアニストが酒場でボディーガードをやっていた無教養な白人を運転手として雇い、最も差別の激しかった南部へコンサート・ツアーに出かけるというロードムービーだ。
各地でのコンサートを重ねるにつれ、お互いの絆が深まって行くというのはお約束だが、後味の良い映画に仕上がっていた。特に運転手の奥さんのチャーミングさがスパイスとして効いている。
ただ、このグリーンブック、差別されている側からの評価はどうなっているのだろう。興味のあるところである。
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