歴代天皇年号辞典(米田雄介編)によると、宣化天皇には幼名も諱(いみな)も記載がある。
それに対し、欽明天皇には幼名も諱も本には記載がなく、敏達天皇もそれらが定かではないようだ。
さらに疑問だったのが、代々の天皇は淡海三船によって漢風諡号が名づけられているという。
淡海三船は722年に生まれている人物である。なぜ漢風諡号を付けることに至ったのだろう。
諱にこだわると、欽明天皇・敏達天皇には付いていないにもかかわらず、敏達天皇の妻であった推古天皇には諱はきちんと記載されている。
因みに、崇峻天皇にも諱は書かれている。
なぜ残っていないのか。