2010年6月29日(火) 開演18:30 東京文化会館
なんともすばらしい舞台でした。
英国ロイヤル・バレエの吉田都ここにあり
これでロイヤルと踊るのが最後なんですね。
実はマクミラン版のロミ&ジュリを全幕観るのも
吉田都さんの全幕生舞台を観るのも初めてでした。
特に思い入れもなく「最後なのね、じゃあ観たことないから一度観てみましょ。」
という程度だったんですが、
“英国ロイヤルバレエの至宝”と言われるだけの舞台でした。
バレエ観て久々に泣けました。
(ロミ&ジュリで泣けるとは思わなかった)
ホントにかわいらしいジュリエットでした。
初めて恋を知った女の子が歓喜にあふれ、その後追い詰められていく様が
見事に表現されていました。
彼女の無駄のない滑らかな動きと体重を感じさせないジャンプに驚き、
欧米のダンサーの中で踊っても、いささかも見劣りしない
華奢な体形を最大限活かした繊細なジュリエットを(ある意味とても日本人らしい)演じていて
完成された都ジュリエットを観ることができました。
以前、NHKのインタビュー番組で日本人であるというコンプレックスがあり…と話してましたが、
この舞台を観て、どれ程の努力があっただろうと。
スティーヴン・マックレーのロミオは小柄ながらまさに無鉄砲な若いロミオ。
バルコニーのパ・ド・ドゥは流れるようにきれいでした。
(座席が右端だったため、バルコニーそのものは見切れて見えませんでした)
それにしてもクルクルと高速回転を何度もかまし、
会場からも「おおっ!」と声が上がる程でした。
今回は演奏も素晴らしく、プロコフィエフの音楽に酔いしれることができました。
(NHKで放送するから楽団員も上等なのを揃えたのかな?)
カーテンコールは会場総立ちでした。
1階席はもとより、2階、3階の方々も立って拍手を送っていました。
舞台上は団員、スタッフ勢ぞろいで惜しみない拍手を送り
(舞台上からバンバンフラッシュたいて写真とってましたw)
応えて都さんは何度も深々と頭を下げてました。
たくさんの花束、頭上からは紙吹雪がキラキラ~、
「SAYONARA」の文字入り電飾看板はマラーホフの時の使いまわしかw
(浅田真央ちゃん観に来てましたね。)
〈キャスト〉
ジュリエット:吉田都
ロミオ:スティーヴン・マックレー
マキューシオ:ブライアン・マロニー
ティボルト:トーマス・ホワイトヘッド
ベンヴォーリオ:セルゲイ・ポルーニン
パリス:ヨハネス・ステパネク
キャピュレット公:ギャリー・エイヴィス
キャピュレット夫人:ジェネシア・ロサート
エスカラス(ヴェローナ大公):ベネット・ガートサイド
ロザライン:タラ=ブリギット・バフナニ
乳母:クリステン・マクナリー
僧ロレンス:アラステア・マリオット
モンタギュー公:アラステア・マリオット
モンタギュー夫人:ローラ・マッカロク
ジュリエットの友人:リャーン・コープ、べサニー・キーティング、イオーナ・ルーツ、
エマ=ジェーン・マグワイア、ロマニー・パジャク、サビーナ・ウエストコム
3人の娼婦:ラウラ・モレーラ、ヘレン・クロウフォード、フランチェスカ・フィルピ
マンドリン・ダンス:ホセ・マルティン、ポール・ケイ、蔵健太、ミハイル・ストイコ、
アンドレイ・ウスペンスキー、ジェームズ・ウィルキー
舞踏会の客、街人たち:英国ロイヤル・バレエ団
指揮:ボリス・グルージン
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
2010年6月27日(日) 13:00開演 青山劇場
【主要配役】
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:リチャード・ウィンザー
王子:ドミニク・ノース
女王:ニーナ・ゴールドマン
執事:スコット・アンブラー
ガールフレンド:マドレーヌ・ブレナン
幼年の王子:ギャビン・パーザンド
2010年の『マシュー白鳥』、自分にはリチャード&ドミニクに始まり終わりました。
前回観たキャストとほぼ同じ、ガールフレンドだけケリーからマドレーヌに変わっただけでした。
今日は端っこの方でしたがC列だったので出演者の表情も見る事ができて良かったです。
やっぱりこの舞台は前で観るといいです。
めいっぱい頑張ってるリチャード…
でも彼のスワン/ストレンジャーには酔いしれることができませんでした。
んん~っエロくないんだもん。
連投のドミニクは上手くなっているように思いました。
彼の王子はまだ若~い、ほんとにママから離れられない王子だと思えば納得。
スワンと嬉しそうに踊るシーンは爽やかな笑顔でかわいかったです。
ジャンプも高くてきれいでした。
残念だったのはジョナサン・オリヴィエのスワン&ストレンジャーも
スティーブ・カーカムの執事も観られなかったことかな。
なによりサム・アーチャーの王子がケガ療養のため出演無しになった事が
モチベーションだだ下がり…
キャストの予想を立てて、当日券狙いでジョナサン&サムのチケを買い足すという事もなく終わりました。
この時期、ロイヤルは来日してるは、7月にはパリ・オペ、野田の『キャラクター』、
首藤さんの『空白に落ちた男』とチケ購入代がかさんで、かなり厳しい事になってます。
まあ、なんだかんだ言っても4幕終盤になるとグッとくるものがあるのは
マシューの舞台の上手さなのか、それとも今まで観た中で感動した舞台を思い出すからなのか…
カーテンコールは前の方は殆どスタンディング・オベーション。(後ろは未確認)
大喝采の中、舞台上では上から白鳥の羽がフワフワ~。
2010年の白鳥はこれで終わりですが、
何年かしたらまた、別のダンサーで飛来して欲しいです。
きっとまたチケット買っちゃいますよ。
昨日下の娘、静脈性腎盂造影検査受けてきました。
検査そのものは、検査着に着替えて検査台でレントゲンを1枚。
腕から造影剤を注射し、その後5分後、15分後と撮影を続けて行くそうです。
前回のように注射してから2時間待つということもなく、
サクサク進んで、1時間かからずに終了。
ゆっくりお昼を食べても余裕で午後から学校行けたかな。
まあ、欠席連絡を出してるし、制服着てないし、だらだら本屋寄って帰ってきました。
来週から期末考査だしね。
それより前日の24日は彼女の誕生日でした。
母は参観日だったので朝から学校へ行き、
夕飯のお弁当と代わりのムースを買って一旦家に帰り、
夕方からバレエ公演観に上野に出かけて帰ってきたのは夜の11時
翌日は検査があるので夜9時以降は食べないでくださいと言われていたのに
大学生のお姉も帰りが遅かったらしく、待っててもなかなか帰ってこないので
一人でお弁当とムース食べたと言ってました。
ちょっとかわいそうなことしたかな
ショボイ15歳の幕開けでしたが、長い人生そんな誕生日もあるさ。
うん、代わりにきっといい事あるよ
明日の日曜日はマシュー・ボーンの『白鳥の湖』千秋楽。
夕方から子等を呼び出してお誕生日の代わりの外食でいいかな
2010年6月24日(木) 18:30開演 東京文化会館
DVDにもなっているエドワード・ワトソンとマーラ・ガレアッツィの『うたかたの恋』を観てきました。
イレク・ムハメドフのルドルフでさんざん予習してからの鑑賞です。
ムハメドフとワトソンではダンサーとしてのキャラが全く違うので成程なぁ~という感じでした。
好みではエドワード・ワトソンかな
苦悩する皇太子というイメージは彼の方が美しい~。
足が高~く上がって美しい~
でも踊りの安定感と技ではムハメドフが上でした(さすがボリショイ出身です)。
実際のルドルフ皇太子の容貌は残っている写真から推察すると
ムハメドフの方がイメージ近いかもです。
しかし!英国ロイヤル・バレエの醍醐味は技見せではなくドラマチック・バレエでしょ
第3幕のエドワード・ルドルフは絶品でした。
とてつもなくリフトの多いこの作品。
そんな格好でキスをするカップルいるわけないでしょ、ってくらい不自然な形でキスするんですが
(マリーを背に乗せたまま肩から頭をグイと下にむけてする)
ワトソンはその形が型になっていない、
リフトしたまま舞台を右に左に動きまわり、マリーを振り回してってとこも
位置がかなり下になってしまうのですが(メチャメチャ重そうです)
そこが髪も乱れ苦渋の表情で、苦悩の末に力も尽き果てという印象でそそります。
死に向かって一直線です。(ムハメドフは余裕綽々です。死にそうに見えない)
確かに技量的には踊れてない感は拭えませんが、演技のロイヤルならではの舞台であったと思います。
90年にボリショイ・バレエからロイヤル・バレエに移籍したムハメドフは
ルドルフ役を演じ「新しい自分を発見した」と言ったそうです。
この辺りから彼もロイヤル的バレエになっていったんでしょうね。
92年、ムハメドフにルドルフ皇太子役を配して幕を開けた『うたかたの恋』再演初日の夜、
ロイヤル・オペラ・ハウスの楽屋で心臓発作で振付のケネス・マクミランが死去しました。
舞台ではムハメドフ・ルドルフで上演中だったそうです。
〈キャスト〉
ルドルフ:エドワード・ワトソン (オーストリア=ハンガリー帝国皇太子)
男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ:マーラ・ガレアッツィ (ルドルフの愛人)
ステファニー王女:イオーナ・ルーツ (ルドルフの妻)
オーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ:ギャリー・エイヴィス (ルドルフの父)
エリザベート皇后:タラ=ブリギット・バフナニ (ルドルフの母)
伯爵夫人マリー・ラリッシュ:サラ・ラム (皇后付きの女官、ルドルフの元愛人)
男爵夫人ヘレナ・ヴェッツェラ:エリザベス・マクゴリアン (マリー・ヴェッツェラの母)
ブラットフィッシュ:ブライアン・マロニー (ルドルフの個人付き御者、人気者の芸人)
ゾフィー大公妃:ウルスラ・ハジェリ (フランツ・ヨーゼフの母)
ミッツィ・カスパー:ラウラ・モレーラ (ルドルフの馴染みの高級娼婦)
ベイミードルトン大佐:平野亮一 (エリザベートの愛人)
四人のハンガリー高官:セルゲイ・ポルーニン、蔵健太、
アンドレイ・ウスペンスキー、トーマス・ホワイトヘッド
(ルドルフの友人)
カタリーナ・シュラット:フィオナ・キム (独唱)
アルフレート・グリュンフェルト:ポール・ストバート (ピアノ独奏)
エドゥアルド・ターフェ伯爵:アラステア・マリオット (オーストリア=ハンガリー帝国の首相)
ホイオス伯爵:ヨハネス・ステパネク (ルドルフの友人)
ルイーズ公女:ロマニー・パジャク (ステファニーの妹)
コーブルグ公フィリップ:デヴィッド・ピカリング (ルイーズの夫、ルドルフの友人)
ギーゼラ公女:サイアン・マーフィー (ルドルフの姉)
ヴァレリー公女:フランチェスカ・フィルピ (ルドルフの妹)
ヴァレリー公女の子供時代:リャーン・コープ
マリー・ヴェッツェラの子供時代:マーラ・ガレアッツィ
ロシュック:ミハイル・ストイコ (ルドルフの従者)
ラリッシュ伯爵:ベネット・ガートサイド
その他、来客、メイド、娼婦、紳士、使用人、侍女など:英国ロイヤル・バレエ団
指揮:バリー・ワーズワース
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
リバティプリントのハギレありったけでシュシュ作ってる途中です
内側をコットンリネンの生地にしたのもやってみてます。
同じ柄でも挟んであるレースを白とオフホワイトの2種類にしてみました。
あとはビーズをつけて少しキラキラさせようかどうしようかと。
明日24日も作っていたいところですが
下の娘の参観日です。
パンプス履いて、私立女子校ママコスプレで出かけなければ
言葉使いも気を付けて、どこまで成りきれるかww
夕方からは東京文化会館行ってきます。
英国ロイヤルバレエ団の「うたかたの恋」です
ムハメドフのビデオでしっかり予習しておきました
今回の英国ロイヤルバレエは
「リーズの結婚」「うたかたの恋」「ロミオとジュリエット」の3演目ですが、
「リーズの結婚」は諦めて「うたかたの恋」と「ロミ&ジュリ」に行く予定です。
その次の25日は下の娘の大学病院検査第3弾です。
バタバタ忙しくなりそうので、バレエの感想は落ち着いてからアップしますね。
『男子高校生の日常 1』 山内泰延 著 ガンガンコミックスONLINE スクウェア・エニックス
く、くだらねぇ~~
涙が出るくらいくだらねぇ。
そして画がヘタ~~。
ヘタウマじゃなくてヘタだ
でもなんか面白ぇ~~
これが男子高校生の実態らしい…。
自分には♂の兄弟はいないし(そもそも一人っ子)、子供も♀二人、
自分も子も高校は女子校(今、女子中に通ってる娘はそのまま女子高の予定)
酔っ払いオヤジも一人っ子。(甥もいない)
自分の人生で少年と接近したのは、はるか昔の中学生時分のみ(同級生というだけ)
もう、殆ど異生物かも…。
でも、オバサンになっちまってる自分には、どんなアホも微笑ましいよ
これ、今日本屋で見かけて2巻が平積みされてたんだな。
発売日が今日だったらしい。
ヘタクソなこのマンガはなんだろうと思ってみてたら
脇からササッと男子等が買っていくではないか!
ええっ!何の躊躇もなく買うマンガなのか!?と興味をひかれ1巻目を買ってみた次第。
さすがにこの画だと1、2巻同時に買う気にはなれなかった
特別収録で巻末に「お嬢様の日常」と「女子高生は異常」ってのが載ってる。
だけど、この女子高生はないだろう。
やってる事が本編の男子高校生といっしょなんだもん
1か所だけリアルだったのは、お菓子に群がる女子高生かw
面白かったけど、また500円出して2巻目買うかはあやしい。
まあ、元々ウェブコミックなのでガンガンONLINEで読めるみたい。
4月からのアニメがなかなか豊作だったのに、7月からはのはどーよ。
いまひとつかなぁ…うちが録画するであろうアニメ。
『アマガミSS』 7/1(木) 深夜25:25~ TBSテレビ
ギャルゲー原作。んん~、ギャルゲーモノは面白くないんだよねぇ。1回目は録るか。
『伝説の勇者の伝説』 7/1(木) 深夜26:15~ テレビ東京
中の人が福山潤ということで娘に「ゼッテー録れよ!」と言われた。自分で予約しやがれ!!
目の玉にマークが入るの好きだなぁ。
『黒執事II』 7/2(金) 深夜25:55~ TBSテレビ
これも録らないと下の娘に殺される!
前回のセバスチャンがよかったかからなぁ。
『世紀末オカルト学園』 7/5(月) 深夜25:30~ テレビ東京
“アニメノチカラ”3度目の正直になれ!
『ぬらりひょんの孫』 7/6(火) 23:00~ 東京MXテレビ
ジャンプコミックっすね。これも福山潤か…
『オオカミさんと七人の仲間たち』 7/6(火) 深夜25:30~ 東京MXテレビ
ラノベ原作アニメ。どんなもんか取りあえず録ってみる。
『屍鬼』 7/8(木) 深夜25:15~ フジテレビ(ノイタミナ)
またまたジャンプコミックだけど、そのまた原作は小野不由美のホラー小説。
小説は文庫全5巻読みましたが、コミックは1巻だけ読んでダメだった…
アニメはどうか!
『ドラマ もやしもん』 7/8(木) 深夜24:45~ フジテレビ(ノイタミナ)
アニメじゃないけど『屍鬼』の前に“ノイタミナ”枠で再び『もやしもん』。
カワイイ菌達に期待大!
自分が見たいのは『黒執事 2』、『世紀末オカルト学園』、『屍鬼』、『もやしもん』の4本かな。
4月から放送してるアニメで見てないのがたまってるから、いいところか。
今、一番見たいのは『ハガレン』でしょ
子等を待ってると、いつ見られるかわかったもんじゃないから
ヤツ等が学校行ってる隙に見ちゃおう!
普通は年末にやるべき懸案の台所の掃除である。
どうせ正月は台所に立つんだから、2月ごろにやればいいやと思いつつ
半年経ってしまった
さすがに限界である。
湿度と暑さでさぞやゴキヤロウも快適であろう。
ここ何年か直接お目にかかってはいないが、築30年以上のマンションである。
いないわけはないのだ。
これ以上放置して妙な臭いとかしてくると最悪である。
朝から自分は“掃除が大好き”と懸命に暗示をかけ
まごまごしてると午後から大雨になるぞとプレッシャーを課しつつ、
それでも座り込んで携帯ゲームをしてたら眠ってしまった。
あれ?と気が付いて
今、何時だ?
子供等は寝てるんだっけ?
ん?学校は?
酔っ払いオヤジは仕事に行ったんだっけ?
やたら焦ってひとりバタバタして、ああ~みんな出したあとだったぁと…
昼近くになってたけど、このままじゃダメだぁと取りかかったよ。
ガス台周りの油汚れもせっせと落とし、床の隅っこも拭いた!
勢いで部屋の掃除もガンガンすませ、今である。
きれいになった台所。
あ゛あ゛!!夕飯作りたくね~!台所汚れるじゃん!!
『ムーミン谷の十一月』 トーベ・ヤンソン 著 鈴木徹郎 訳 講談社文庫
先月5月20日の朝日新聞夕刊に
“「ムーミン」にひそむ翳り――「おとなむけ」小説家ヤンソン”
というタイトルでヤンソン作品の翻訳家であり研究家の冨原眞弓教授の評論が載ってました。
大体のしか覚えてないのですが、ヤンソンが大人向けの小説執筆にシフトしたのは
自分の母親の死がきっかけで、この『~十一月』が最後の児童文学で
この後は一切子供向けの作品は書いていない、という内容だったと思います。
子供の頃からアニメで散々親しんだ「ムーミン」
自分の子供も「楽しいムーミン一家」大好きでした。
とはいえ、小説版は読んだことがなく(アニメで十分満足してました)
『ムーミン谷の十一月』が最終話だということも初めて知りました。
そしてこの最後の「ムーミン」にはムーミン一家は一切出て来ず、
どこへ行ったのか全く分からないまま、ムーミン家に集まったムーミン谷の登場人物(?)の
思い出話でムーミン一家の断片が語られるという形式だというので俄然読んでみたくなりました。
(ムーミンファンには何を今さらと言われそうですが)
アニメの最終回は全く覚えてませんが、子供向けですからそんな終わりではなかっと思います。
さっそく、下の娘に頼んで学校の図書館から借りて来てもらいました。
新聞記事にはムーミンママはヤンソンの母シグネその人であり、
登場するホムサ・トフトが自分自身を投影しているといった内容が書かれていたと思います。
そう、ここでは不在のムーミンママを慕い待ち続けるホムサがいます。
秋から初冬にかけての物寂しい空気が全編をわたります。
夏の日のムーミン一家に会える希望を持ってそれぞれ集まった
ヘムレンさんフィリフヨンカ、ミムラねいさん、スクルッタおじさん、
みんながどこか裏切られた気分のまま、主人のいないムーミン家で奇妙な共同生活が始まります。
五つの音色を探すために旅から戻ったスナフキンもいます。
どんなに待ってもどこへ行ったのか、なぜいないのかは全く明かされません。
これはそれこそ、母を亡くしたヤンソンの気持ちそのままではないのでしょうか。
最後までやるせない気分のまま終わるのかと読んでいたら
些細なことがきっかけで、それぞれがやるべきこと、戻るべき場所を思い出し
肝心のムーミン一家には会わないまま帰って行きます。
最後に残ったホムサだけが、もうすぐ船で帰ってくるであろうムーミン一家を
待っているというシーンで終わりです。
少しホッとしました。
下の娘の検査、学校を休ませ朝からガンバって行ってきました。
今日は“腎シンチグラフィー”という検査です。
食事や飲水制限は無く、夕べも今朝も普通に食べて病院へ。
核医学PET検査室へ行き、造影剤の静脈注射です。
それから2時間、造影剤が腎臓まで到達するのを待ちました。
待ってる間は何をしてもよくて、食事してもいいよと言われましたが、まだ午前中。
たぶん手術で入院になるだろうからと、親子で病院散策
ここにコンビニがあるとか、レストランがあるとか…
自由に使える椅子とテーブルがある吹き抜けの気持ちのいい場所があったので
そこに陣取り、本読んだり、ウトウト寝たりであっという間に2時間経ちました。
その後、再び核医学検査室へ行き撮像です。
「いってら~」と自分は待合席へ。
待つ事15分くらいでサラッとでてきました。
特に着替えるわけでもなく、そのまま撮像したそうです。
その時「頻繁に熱を出してたのに腎臓はきれいですね。」と言われたそうで
二人でホッとしました。
検査後は気持ち悪くもなさそうだったので、病院を出てお昼を食べ
ちょっと東急ハンズによって帰ってきました。
来週は“静脈性腎盂造影検査”です。
ヨード造影剤使用検査同意書とか書かされたので、こっちの方が大変かな。
毎日、抗生物質の錠剤を飲んでるおかげで、2月以来発熱もなく元気に学校行けてますが、
やっぱり14才でそれはないですよねぇ。
まあ、今はサクサク検査をこなすしかしょうがない。