上野の国立西洋美術館。
来月になると超混みそうな気がしたので、暑かったけど行ってきました。
目玉はフェルメールの「真珠の首飾りの少女」。
同じ上野の東京都美術館ではマウリッツハイス美術館展開催中で、
こちらは「真珠の耳飾りの少女」。
「耳飾り~」は以前観に行ってるので、今回は初来日という「首飾り~」の方を観てきました。
毎回思うけど、実物観ると印刷物とはまるで違いますよね。
審美眼なんぞ持ち合わせてなくても、惹きつけられるものを感じます。
同じブースにはレンブラント派の「黄金の兜の男」もあり、それぞれライトアップされ賑わってました。
気になったのはレンブラントの「ミネルヴァ」、ライトが反射して観づらかったです。
メドューサの頭が描かれた盾がどこにあるのかさっぱりわかりませんでした。
あとで図録で確認したくらいです。
今回は立体ものや素描も多く展示されていました。
大きさで圧倒されたのはゴブラン織りのタピスリー「シャンポール城:九月」
12カ月をテーマとする綴織壁掛の連作の九月。
1712年以前の制作の織物なのに、しっかり残ってるんですね。
大きな作品が少なかった中、これは特大でした。
高温注意報がガンガン出ている中、棟上げしました。
土地が小さい分、上に乗せるしかないだろっていう感じの3階建て。
南向きってのがせめてもの救いww
メチャメチャ暑そうな3階は子供等の部屋。
階段前のスペースは私のミシン置き場になる予定です。
北側になるので若干涼しいかも。
2階がリビングで、絶対に暗い1階は私らの寝室とダンナのピアノ部屋。
ピアノ部屋は苦情がくると大変なので防音室にしました。
土台だけ見てたこの間までと違い、柱が建つと
どんなに小さくても気分が高揚するですw
だいぶ元気に動き回れるようになったじいちゃんと見てきました。
こちらはひとりになったじいちゃんと同居だなと思ってたんですが、
本人はまだまだひとりでやっていく気力満々。
まあ好きなだけ一人暮らしを楽しんでください。
実家帰った時、昔仕事してた場所を歩いてみようという事になり、
久々に行ってみました。
もうあちこちシャッターが下りた商店街。寂れたなぁなんて
ダンナと下の娘と三人で歩いていると「あれはいったい何だっ!!」と下の娘。
見ると自転車屋の前にはパンダが自転車漕いでた。
ねぶたの時期です。タスキを掛け花笠をかぶったパンダが
上半身に見合わない長い足でペダルを漕いでました!
カゴや前輪の脇には子パンダもいます。
笑えるっていうより、なんともシュールで不気味でしたw
驚いたのはYouTubeに動画がアップされてました!!
去年の11月にアップされた動画らしく、
普段は花笠なんてかぶってないみたいですが、子パンダはいますね~。
客寄せパンダを作っちゃったみたいですけど、
これでお客さん増えたのかなぁww
肝心の昔働いてたデザイン事務所はビルもなくなり駐車場になってました。
著作のサイン会のためにアメリカ郊外の片田舎に訪れた
小説家のホール・ボルティモア(ヴァル・キルマー)。
7つも盤面のある呪われた時計台が不気味にそびえたつその街では、
折しも数日前に身元不明の少女がまるで吸血鬼が成敗されたかのように
胸に杭を打ち込まれた姿で殺されているのが発見された。
ミステリー小説好きの保安官ボビー・ラグレインジ(ブルース・ダーン)は死体を見せ、
一緒に捜査し小説を書かないかとホールに持ちかける。
スランプに陥っている彼は乗り気ではなかったものの、
妻(ジョアンヌ・ウォーリー)やエージェントから次回作を促され、
仕方なしに題材を求めに街へ出る。
歩いているうちに、ホールはかつてエドガー・アラン・ポーが宿泊し
今は廃屋となっているチカリング・ホテルに辿り着く。
その夜、ホールは不思議な夢を見る。
V.と名乗る少女(エル・ファニング)とともに他愛ない話をしながら散策していると、
チカリング・ホテルの前に出る。なぜか入ることを拒むV.。
一人ホールがホテルの中に入り経営者と話をすると、
ホテルの床下には12人の子どもが埋められており、13番目の子は地獄に落ちたと言う。
ホールが表に出ると、殺された子どもたちの亡霊と子どもを抱えてその後を追う男の姿を目にする。
男を罵るV.。地下室へ戻っていく子どもたちと男の様子を見ていたホールは、
何を書くべきか手がかりを掴んだ気になる。
帰り道、吊り橋が崩れ落ちそうになっているところを
エドガー・アラン・ポー(ベン・チャップリン)に助けられたホールは、道を示してほしいとポーに懇願する。
翌朝、図書館に向かい新聞記事をあたっているうちに、
実際にチカリング・ホテルで12人の子どもたちが殺されていたことを知る。
保安官とともに執筆に取りかかることにしたホールは、睡眠薬で再び夢の世界へと入る。
夢に現れたポーは、子どもたちを世話していた牧師が、
子どもたちが吸血鬼になるくらいならと次々と喉を掻き切っていったこと、
一人逃げた少女は湖の対岸にいる若者グループのリーダー・フラミンゴに助けられたことを話す。
目覚めたホールは、エージェントから次回作を催促する電話を受ける。
なかなか筆が進まないことに苛立ったボビーは、胸に杭を打たれた少女は誰に殺されたのか探るため、
降霊板を使い霊界と交信することを提案。
Bの文字で装置が止まるのを見たボビーは、唐突にフラミンゴが犯人だと叫ぶ。
急いでフラミンゴのところへ向かった二人は、
彼から一人の少女が数日前から行方不明になっていることを知らされる。
ある確信のもと呪われた時計台に向かったホールは、杭に突き刺された死体を見つける。
泣く彼女を見てうろたえたホールは、時計台の階段を転がり落ち気絶する。
そして、V.の正体、二つの事件の真相、さらにホール自身の問題が浮かび上がってくる……。
(goo映画より)
フランシス・F・コッポラの最新作でしたが『コッポラの胡蝶の夢』の方が面白かったかな。
ゴシック・ホラーいやゴシック・ミステリーとはいえ、
ミステリーってほどではなかったようなw
胸に杭は刺さってるし、血も吹き飛ぶけど怖さも感じられず、
印象に残ったのはホール・ボルティモアの夢の世界、
パートカラーの美しい映像のみ。なんかもったいない…。
雰囲気たっぷりに、エドガー・アラン・ポーは登場するし、チカリング・ホテル事件もいいし、
娘を失った痛みを絡ませるのもいいんですが、話が最後まで散漫なような…。
時々睡魔に襲われながら観たのがいけなかったのか。
残念な映画でした。
2012年8月19日(日) 14:00開演 新国立劇場オペラ劇場(オペラパレス)
創立40周年記念公演‐Iとしてケネス・マクミラン振付、
日本初演の「アナスタシア」を観てきました。
今年は家建てたり、おばあちゃんの事もあったので毎回行ってるバレエフェスも
チケを取らずにいたので、バレエ観に行くのは久しぶりです。
〈ストーリー〉
四人姉妹の末娘、皇女アナスタシアは、父であるロシア皇帝ニコライ二世と母アレキサンドラ、
弟のアレクセイとともに穏やかな夏の日を過していた。
難病の弟はラスプーチンの手によって奇跡的に回復し、
母アレキサンドラは彼の言葉を深く信仰するようになっていく。
ロシアを含むヨーロッパ諸国の関係は緊迫し、その知らせは父ニコライ二世にも届く。
アナスタシアは美しく成長し、お披露目の舞踏会が宮廷で華やかに行われていた。
一方、ロシアの民衆は飢え、革命の足音は近づき、栄華を極めたロシア帝国、
そして可憐に輝くアナスタシアと姉妹ら皇帝一家に最後の時が訪れようとしていた。
数年後、ベルリンの精神病棟に収容された1人の女性。
アンナ・アンダーソンという名のその女性は、
自分はロシア帝国最後の皇女アナスタシアだと繰り返す・・・。
(小林紀子バレエ・シアターサイトより)
イングリッド・バーグマンとユル・ブリンナーの「追想」や同じ20世紀フォックスのアニメ「アナスタシア」
(こちらのラスプーチンは魔法使いw)で映画にもなってる「アナスタシア」。
1994年のDNA鑑定でアンナ・アンダーソンとアナスタシアは
同一人物ではないという結果が出ていますが、
バレエは二人に共通するアイデンティティーの喪失がテーマだそうです。
“歴史に翻弄されたロマノフ王朝最後の皇妃アナスタシアの数奇な運命”ってタイトルで、
けっこうドラマチックな舞台が観られるかと思ったんですが違いましたw
ハッキリ言ってかなり眠かったです(特に1幕、2幕が)。
この作品はマクミランがベルリン・ドイツ・オペラ・バレエの舞踊監督に転出していた1967年に、
第3幕のみの1幕作品として発表したものらしいですね。
その後1971年、ロイヤル・バレエの芸術監督に復帰した時に第1・2 幕が追加され初演だそうです。
そのせいか、なんか1・2幕と3幕のつながりが不自然かなぁ。3幕が別物でしたもん。
1幕、アナスタシアのお姉さん3人が同じような振りを繰り返し繰り返しくるくる…zzz
士官たちもくるくる…zzz
縞々クラシック水着の3人はロミ&ジュリの3バカっぽかったw
2幕、アナスタシア社交界デビューの舞踏会の裏で、
大人たちの複雑な人間関係をのぞき見るシーンでも
ニコライ2世、クシェシンスカ、アレクサンドラ皇后、ラスプーチンの
力関係や不倫関係が明確に伝わってくる程でもなかったし…
3幕、皇帝一家の映像でごまかしてませんかぁw
なんだか突然コンテンポラリー風になってるし、
最後まで観てもラスプーチンの立ち位置が???で終わってしまった。
めったに公演しないのが分かるような気がしちゃいましたww
〈キャスト〉
ロシア皇帝ニコライ2世:澤田展生
皇后アレキサンドラ:萱嶋みゆき
皇太子アレクセイ:情野詠太
皇女オルガ:秦信世
皇女タチアナ:荒木恵理
皇女マリア:真野琴絵
皇女アナスタシアとアンナ・アンダーソン:島添亮子
ラスプーチン:後藤和雄
アンナ・ヴィルボヴァ:大和雅美
皇帝の副官:村山亮
マチルダ・クシェシンスカヤ:高橋怜子
彼女のパートナー:アントニー・ステラ(ミラノ・スカラ座プリンシパル)
[芸術監督] 小林紀子
[振付] ケネス・マクミラン
[監修] デボラ・マクミラン
[ステイジド・バイ] ジュリー・リンコン
[音楽] ピョートル・チャイコフスキー/ボフスラフ・マルティヌー
[美術] ボブ・クロウリー
[衣装・装置提供] ロイヤル・オペラハウス
いつもと変わらぬ金曜日の放課後、バレー部のキャプテンで成績優秀、
誰もがスターとして一目置いていた桐島が突然部活を辞めたというニュースが学校内を駆け巡る。
桐島の恋人でさえ彼と連絡が取れないまま、
桐島と密接に関わっていた生徒たちはもちろんありとあらゆる生徒に波紋が広がっていく。
人間関係が静かに変化し徐々に緊張感が高まっていく中、
桐島とは一番遠い存在だった映画部の前田(神木隆之介)が動き出す……。
(goo映画より)
じいちゃんを引っ張って観に行こうとしましたが、
「疲れたから別の時に一緒に行くよ。」と言われ、現役高校生の娘と観賞。
そりゃ疲れたよね。じいちゃんは池袋新文芸坐で上映される
『追悼・山田五十鈴~日本映画の歴史とともに歩んだ女優~』を楽しみにしてるみたいなので、
そちらを観に行ってもらって元気つけてもらいましょうw
こちらは神木ファンの娘と『桐嶋』です。原作は読んでません。
たいして期待してなかったんですが、けっこう面白かったです。
何か結果が出る内容ではなかったです。
この感じが今の高校生なのか?と娘に聞いたら、
「女子高の私に聞かないでよ。少なくとも自分のとことはぜんぜん違うよ!
あれが普通なんだったら、共学じゃなくてよかった~」だってw
私立の女子高なんて温室だもんね~。
現代の高校生たちの話ですが、そこは青春映画、
友情、恋愛、いじめ、クラスや部活においてのヒエラルキーと
あの年代だからこその普遍なモノを「桐嶋」という登場しない存在を通して見せてくれました。
神木くんのヘタレな映画オタクっぷりは、なかなか可愛かったですよw
でも最後の宏樹(東出昌大)の涙の意味がちょっとわからなかった。
何事にも懸命になれず、桐嶋の親友という立場だけの自分に対する涙だったのかな?
まあ、なんでもいいんだけどね。
おばあちゃんが亡くなって、お年寄りばかりの葬式だして、
自分も人生後半に入ってて、ちょっと滅入ってたけど、若い人の映画観たら、
気持ちまで老けたら病気になっちゃうぜ、いかんいかんと気合い入りましたww
膵臓癌の告知から3ヶ月過ぎた辺りで入院、
入院してからちょうど1ヶ月で息を引き取りました。
そろそろいろんな事を考えなきゃねと言ってた矢先でした。
14日は友引だったので準備の日にあてて、
15日に通夜省略で告別式と初七日を続けてやってしまいました。
お義母さんの希望通り、残り少ない親族と親しいお友達だけの20人ほどでの家族葬でした。
お経を上げてもらい、みんなで棺にお花を入れて、みんなで骨を拾って、
お昼を食べて終わりです。
お義母さんの兄弟は上のお兄さん二人も癌でなくなっており、
残るは70歳の弟さんだけになりました。
区役所への手続きやら挨拶状の作成やら、やらなければならない事はまだまだありますが、
お義父さんのところに小さい祭壇を作って遺骨とお花と写真を飾って、とりあえず一段落。
格好付けのお義母さんwは具合が悪くなって
家事をこなせなくなってから、私を家に入れなくなってました。
夕飯作って持って行っても玄関先でさよならで、
お義父さんが私に来てもらおうとすると、全力で嫌がってたそうですw
いつ伺っても綺麗にしてましたもんね。フフ…
で、久しぶりにマンションに上がったら、見事に男所帯になってました。
食中毒になったら困るので、真っ先にカビだらけの台所を掃除してきました。
ぼっちにならないように夕飯はうちでみんなと食べる事にして、
あとは追々片付けに通ってなんとかしようと思います。
お葬式の時もじいちゃん家の掃除も下の娘はよく手伝ってくれました。
上の娘は葬式が終わった途端にサークルだと言って大学に行ってしまい、
その後も朝からサークル行って夜中に帰ってくる生活。
おばあちゃんに一番可愛がられた初孫なのに…。
明日は少し気分転換。
映画好きのじいちゃん引っ張って映画行ってきます!