緑豊かな自然に囲まれた寄宿学校ヘールシャム。
そこで学ぶキャシー(キャリー・マリガン)、ルース(キーラ・ナイトレイ)、
トミー(アンドリュー・ガーフィールド)の3人は、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた。
しかし、外界と完全に隔絶したこの施設にはいくつもの謎があり、
“保護官”と呼ばれる先生のもとで絵や詩の創作に励む子供たちには、帰るべき家がなかった。
18歳になって、校外の農場のコテージで共同生活を始める3人。
生まれて初めて社会の空気に触れる中、ルースとトミーは恋を育んでいく。
そんな2人の傍にいながらも、次第に孤立していくキャシー。
複雑に絡み合ったそれぞれの感情が、3人の関係を微妙に変えていく。
やがて、彼らはコテージを出て離れ離れになるが、
それぞれが逃れようのない過酷な運命をまっとうしようとしていた。
やがて再会を果たしたルース、トミーとかけがえのない絆を取り戻したキャシーは、
ささやかな夢を手繰り寄せるため、ヘールシャムの秘密を確かめようとする。
だが、彼らに残された時間はあまりにも短かった……。
(goo映画より)
原作はカズオ・イシグロの『Never Let Me Go』、未読です。
2005年に発表された作品なのに
映画冒頭、1967年には人の寿命が飛躍的に延びだ世界(だったかな?)の説明がありました。
SFだから近未来かと思ったら違いました。
ああ、これはあったかもしれない現実ってヤツですか?
いや、子供の臓器がヤミで売買されてると言われている現代、本当はあった現実?
臓器提供のためにクローンを育て生かすという話は
清水玲子の『輝夜姫』(LaLa、1993年~2005年連載)でも扱ってました。
ただし、こちらは不特定多数のためにではなく
世の要人であるオリジナルのためだけに、用意されたドナー。
病気や事故に見舞われた時に、そのオリジナルを生かすための
まったく拒否反応を起こさない本人と同じDNAを持つ生きた臓器。
映画はあくまで静かに英国の美しい風景を背景に進んでいきます。
自分たちが臓器提供のためだけに生かされている事を知っても、
それに抗うことなく、己に与えられた時間を生きて行く子供たち。
物心ついた頃にはすでに隔絶された施設で暮らし、
その後、その日のうちに帰ってくれば外出もOKの生活になろうが、
職業を持って社会で暮らすようになろうが、
自分に与えられた現実から逃げようとは思いもしない、
生きた臓器が出来上がっているのでしょう。
そのこと自体がとても悲しい。
この4月には日本で初めて脳死判定された10代前半の男の子の
臓器提供のニュースがありました。
世の中には臓器提供を受ける事が出来れば、生きられる命がたくさんあることでしょう。
でも、医療の進歩の影で人間のエゴが増幅しないように
よくよく気を付けなければならない事だと思います。
“どう生きようが、人はいずれ死ぬんですから”
アンドリュー・ガーフィールド君、『ソーシャル・ネットワーク』に出てた時とは別人で
この子、どこで観たんだっけ?となかなか思いだせなかったです
いや、すごいことです。
伊藤計劃が面白いよと聞いてずいぶん経ちます。
日曜の朝日新聞に、「故伊藤計劃さんに米のSF小説賞」の記事が載ってました。
この名前を書店で見た時、これは著者名なのか?いとうけい…?
けいかく?でいいのか?と思って手に取った記憶があります。
数日前から文庫版の『ハーモニー』を読んでいて、調度半分ほどきたところで、
“米国の「フィリップ・K・ディック賞」で、次点にあたる特別賞を受賞”の記事。
ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
著者が34歳の若さで2009年にガンで亡くなっていること。
発表したオリジナル長編作品は、デビュー作の『虐殺器官』と『ハーモニー』の2本であること。
『虐殺器官』は2006年第7回小松左京賞最終候補になり、
その後、ハヤカワSFシリーズJコレクションにて刊行。
「SFが読みたい!2008年版」ベストSF第1位。
「第1回PLAYBOYミステリー大賞」第1位。第28回SF大賞候補。
『ハーモニー』は第30回SF大賞受賞。第40回星雲賞日本長編部門受賞。
賞をたくさん取っているからといって、難解で偉そうだったりして
必ず面白いわけでもないだろうと、少し構えて本を開き、
読み始めてすぐに、登場人物の名前がずいぶんとDQNだなと、ちょっと引いたんですが、
読み進むうち気にならなくなり、今まで読まなかったことを後悔してるところです。
「大災禍」後の世界を書いた『ハーモニー』。
物語上の直接的な繋がりはないけれど「大災禍」以前の世界を書いた『虐殺器官』。
これは両方読まねばなるまい!!
ハヤカワ文庫JA
でも―――
彼のオリジナル作品は後にも先にも、もう世に出る事はないんですね…。
余震はなかなかおさまりませんが、連休はやってくるw
銀座テアトルシネマで草刈民代の『ダンシング・チャップリン』が上映中ですね。
バレエ映画なので観に行きたいと思ってHP見たら、
バレエ!バレエ!バレエ!~『ダンシング・チャップリン』公開記念バレエ映画特集~なるモノを
5月1日(日)~6月3日(水)上映するらしい。
『ベジャール、そしてバレエはつづく』 『オーロラ』 『エトワール』
『バレエカンパニー』 『ラ・ピエトラ 愛を踊る女』
『ベジャール、バレエ、リュミエール』
『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』
『Ballerina マリインスキー・バレエのミューズたち』
『オーレリ・デュポン 輝ける一瞬に』
『ベジャール・バレエ・ローザンヌ 80分間世界一周』
『モーリス・ベジャール・バレエ団パリ・オペラ座へ』
『マチュー・ガニオ& カルフーニ2人のエトワール』
『アニエス・ルテステュ美のエトワール』
13作品を1,000円均一で観ることが出来るんですが、
連日21:30~でレイトショーなんですよね~
渋谷のイメージフォーラムでは
『イメージフォーラム・フェスティバル2011』が
4月29日(金)~5月8日(日)まで上映。
東京は会場がパークタワーホールとシアター・イメージフォーラム(~7日まで)の2か所。
シアター・イメージフォーラムの方はこれもレイトショー
6月には京都、福岡、横浜、名古屋と会場が移動していきます。
震災&原発の影響で中止になった公演も多々…また一つ
7月24日(日)に新国立劇場で開催予定だった『バレエ・アステラス☆2011』は
夏の電力需給対策の一環で中止だそうです。
夏のアメリカン・バレエ・シアターの公演もイーサン・スティーフェル降板しちゃったし…
GWは実家の親に顔を見せに行こうかとか、家族で行動する事を提案してみるのだが、
お姉「GW後半は友達と旅行行くから。」
父「バンドの練習あるから。」(それって飲みだろ!)
妹「友達と遊びに行くさ♪」
「お母さんもレイトショーでもなんでも行けばいいじゃん。
夕飯は作ってから出掛けてね!」
母「・・・・・・・・。」
『魔法少女まどか☆マギカ』 第10話・第11話・最終話 4月21日(木) 深夜27:00~ TBS
やっと見れましたね~、それも3話連続で
第10話 もう誰にも頼らない
第10話はネット配信されてたので見てた方が多かったとは思いますが、
しかし、これは『まどか☆マギカ』の重要ポイントになる回ではないですか!!
何度も繰り返し戦ったまどかとほむら。
体が弱く引っ込み思案だったほむらちゃんも、どんどん強くなってくる。
ここで第1話につながりますね。
第11話 最後に残った道しるべ
第10話から、主人公はほむらちゃんかよ!?と思わせる程の怒涛の展開。
壮大な歴史物語に突入してしまいましたねw
キュゥべえ、こえ~((((( ▽|||)
最終話 わたしの、最高の友だち
最終話にして、やっと魔法少女になる決心をして、
自分の考えたコスチュームに変身!!
これまでのほむらちゃん絡みの因果が積もり積もって
いきなり最強魔法少女
あらゆる時代の魔法少女を救うべく、次元飛びまくり!
最後はワルプルギスの夜から何から何まで、
戦い倒すというより一切合財すべて引き受けて、
世界の法則を変えてしまうのです。――それがまどかの望む世界。
実体を保っていられる最後の時、ほむらちゃんと心の繋がりを確かめ合って
まどかは「新世界の神に」なっちゃったのかなぁ。
法則が変わろうが人の業とは深いもので、
やっぱり魔法少女たちの戦いの日々は続いて行く~
ここではほむらちゃんが最強になったかな。
最後3話はこのアニメの重要の回でした。
これがシャフトの魔法少女ですか。
ほむらちゃんはすべての記憶を持ったまま戦っていくんですね。
『デッドマン・ワンダーランド』 4月19日(火) 深夜26:30~ 東京MXTV
その日、僕は死刑を宣告された――
東京の異変から10年後――
疎開先の中学校に通う五十嵐丸太(ガンタ)は、
クラスメイト達と平凡な毎日を送っていた。
だがある日、学校に「赤い男」が現われ、
ガンタの運命は一変。
無実の罪で“死刑”を宣告されたガンタは、
日本唯一の完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」
に収監されてしまう。
(公式サイトより)
#01 死刑囚
『エウレカ』大好きな下の娘の期待の1本。
監督:初見浩一、キャラデザ:山田正樹、シリーズ構成・脚本:むとうやすゆき、制作:manglobe
画を見てボンズかと思ったけど違いました。原作に忠実に作画してるのかな?
原作コミックは未読。9巻まで出てますね。
んんんーっ、またしてもワケの分からないまま、ナゾなヤツに
主人公が体に何かを埋められたぞ
即効、変身はしなかったけどw、こういうの好きなんですね~。
画面が暗いのはグロさ軽減?DVDになると鮮明になるってヤツですか?
『エウレカ』より惨殺シーン多そうだ。
そして、またまたネッサがいるw
花澤香菜ちゃん売れっ子ですね~。
『青エク』よりこっちの方が面白そうだな。
愛する者を全て奪われたベイビードール(エミリー・ブラウニング)は、
ある施設に入れられ、暗い現実から逃避するために鮮烈な想像の世界を作り出す。
だが自身の意思とは裏腹にその世界に閉じ込められてしまった彼女は、
生きて帰るという意思を捨てることなく、自由を求めて戦うことを決心する。
ベイビードールを筆頭に、辛口な性格のロケット(ジェナ・マローン)、
スマートなブロンディー(ヴァネッサ・ハジェンズ)、恐ろしいほどに気高いアンバー(ジェイミー・チャン)、
そして素っ気無い性格のスイートピー(アビー・コーニッシュ)が集結。
5人の女性たちは、バーチャル兵器を駆使してサムライや悪魔が襲いかかる幻想的な戦いに挑んでいく。この驚くべき想像の世界の中でワイズマン(スコット・グレン)の援助を受け、
もし成功すれば彼女たちは自由を手に入れる事ができる。
しかし、彼女たちは生き残るために何を犠牲にするかという決断に迫られる……。
(goo映画より)
ストーリーを追ってはいけないタイプの映画でした
(いや、話の辻褄はちゃんとあってますが)
それぞれの戦闘シーンが独立したビデオ・クリップのようであり、シリーズもののゲームのようであり…
そう思えば十二分に楽しめます
ビジュアルエフェクトバリバリのバトルアニメを観た時の感じが一番近いかな。
ザック・スナイダー監督の好きなモノを詰め込むだけ詰め込んだ映画ですね。
現実逃避のための3層構造世界、一切の制限の無いバトルフィールド、
戦士は全員女の子、ギャル系メイクにへそ出しミニスカセーラー服、手にはバトルソード。
もちろん、映像は出だしから凝りまくり~!
地元の映画館では吹替上映しかなかったので、“スフィア”メンバーの声で観賞。
寿美菜子ちゃんガンバってました。
映像はバツグンでしたがストーリーが今ひとつ弱かったような。
空想世界の娼館で魅惑のダンスと言って次の戦闘世界に入りバトルです。
一度も踊るシーンは出てきません。
娼館でのダンスですから、見せられない類いの踊りなのかな?
で、EDがロキシー・ミュージック。
最後まで好きなモノでまとめた?
『青の祓魔師』 4月17日(日) 17:00~ TBS
人間の住む「物質界」と悪魔の住む「虚無界」。
本来は干渉することすらできない二つの次元だが、
悪魔はあらゆる物質に憑依し、物質界に干渉していた。
しかし人間の中には、そんな悪魔を祓う
――祓魔師が存在した。
(公式サイトより)
第1話 悪魔は人の心に棲む
「ジャンプスクエア」の看板漫画ですか!
これは心待ちにしてた人が多いのかな?
ヤンチャな兄と優秀な弟…どこかで見たような…
でもこの弟、黒いんですか?それなら面白いかもw。
下の娘は声優萌で絶対見続けるであろう。
まあ、オバサンもついでに見るかね、ってとこか。
エクソシスト…映画を観たばっかりじゃないかw
とにかく今期は見るモノが多すぎ
あとは『デットマン・ワンダーランド』か。
『電波女と青春男』 4月14日(木) 深夜26:10~ TBS
宇宙人が見守ると噂される町で、叔母の家に住む事になった主人公・丹羽真。
彼を待ち受けていたのは、布団で簀巻きになった電波女だった!
しかも、地球は狙われているだの、自分は宇宙人の血を引くだの、言動も電波そのもの。
だが学校では天然癒し系なリュウシさんや、モデル体型のコスプレイヤー前川さんと出会って
青春を満喫……してみたり。 宇宙への憧れにのせてお送りする、ちょっと不思議な物語。
(公式サイトより)
第1章 宇宙人の都会
今年の1月に実写映画が公開になった「みーまー」に続く、
入間人間、電撃文庫長編第2弾「電波女と青春男」のアニメ化。
最後の8巻目が出たのも、この4月ですね。
原作は未読です。
監督:新房昭之、制作:シャフトの割りには、まだおとなし目かなw。
振り向く顔の角度とか目アップとかはあるけどね。
今期は『まり†ほり』の方がシャフト色が強いな。
キャラデザが西田亜沙子でなかなかカワイイですな。
丹羽真くん
簀巻き女
簀巻き女=エリオちゃん
アニメ自体が電波で分けわからんってわけではないので
エリオちゃんには電波っぷりを大いに披露してもらいましょう。
女々叔母さんもソートーなカンジではあるw
それにしても、木曜深夜は録るモノが多くてどうなる事やら…