幼くして母(ヘイリー・アトウェル)を亡くしたエラ(リリー・ジェームズ)は、
悲しみにくれながらも母の「辛いことがあっても
勇気と優しさを忘れないで」という教えを守り、ピュアな心を持つ女性へと成長していた。
ある日、仕事で家を留守にすることが多い貿易商の父(ベン・チャップリン)は
エラのためを思い再婚を決意。エラは継母(ケイト・ブランシェット)とその連れ子の娘、
ドリゼラ(ソフィー・マクシェラ)とアナスタシア(ホリデイ・グレインジャー)を快く迎え入れる。
だが継母は夫がエラにかける愛情に嫉妬し、エラの若さや美しさを不愉快に思っていた。
そんな折、エラの父が事故で突然帰らぬ人となる。
継母と娘姉妹はエラに山のような仕事を言いつけ、
屋根裏部屋に追いやられたエラは召使い同然の扱いを受ける。
寒さに耐えきれず居間の暖炉の前で眠り、翌朝、顔に灰をつけたまま働くエラを
姉妹は“灰まみれのエラ=シンデレラ”と呼んで大笑い。
それまでじっと耐えてきたエラは溢れる涙を抑えきれず、家を飛び出し、森へと馬を走らせる。
そんなエラに声をかけたのは“キット”と名乗る青年(リチャード・マッデン)だった。
城で働いているという彼と話すうちにエラはいつのまにか笑顔を取り戻し、
初めて自分を理解してくれる人に出会えたエラはキットに好意を抱き始める……。
一方、国王(デレク・ジャコビ)は城で息子のキットを待ち構えていた。
国と息子の将来を案じた王は政略結婚を勧めるが、キットはエラのことが忘れられない。
そこでエラを探すために国中のあらゆる未婚女子を招待して舞踏会を開き、
そこから妃を選ぶことを約束する。
招待状はエラの家にも届き、ドリゼラとアナスタシアは有頂天。
エラは、亡き母のドレスを着て自分も連れて行ってほしいと頼むが、
継母と姉妹はエラのドレスを引きちぎり、彼女を置いて舞踏会へ出かけていく。
エラが希望を捨てかけたその時、みすぼらしい身なりをした老女が現れ、
エラが優しくミルクを差し出すと、老女は妖精に姿を変える。
彼女は夢を叶えてくれるフェアリー・ゴッドマザー(ヘレナ・ボナム=カーター)であった。
魔法の杖を振るいカボチャを馬車に、ネズミを馬に、トカゲを御者に仕立て、
エラの破れたドレスを美しいドレス変え、光り輝くガラスの靴を与える。
「魔法が続くのは12時まで。さぁ、楽しんでおいで……」
城に到着したエラは、そこで初めてキットが王子であることを知る。
夢のようなひとときを過ごし、お互いの気持ちを確かめ合う二人だったが、
そのとき12時を告げる鐘の音が……。
(Movie Walkerより)
ご存じシンデレラ!!字幕版で観賞。思っていた以上に王道でした。
そして、アニメ版や絵本に足りない背景描写を、順序良く丁寧に映像化してました。
単なる辻褄を合わせだけではなく、シンデレラ自身が自分の力で
幸せをつかむストーリーになってました。
(もちろん魔法がないと始まらないんだけどね。)
エラの心根が真直ぐなのは両親の愛を一身に受けて育ったことと
母の遺言を守って生きてきたこと。
継母が意地悪なのは父娘の愛に嫉妬したこと。
ケイト・ブランシェット迫力ありますね~。
こんな魅力的な継母は初めて見ましたよw
意地悪な姉二人の衣裳が極彩色でカワイイ!!
ここで、おっ「ダウントン・アビー」のデイジー(ソフィー・マクシェラ)ではないですか!
シーズン3にはリリー・ジェームズも登場するんですよね~。
(NHKで見てるのでまだシーズン2だ。)
(と書いたけど、3だったw この間登場してました。)
シンデレラという名になる前段階が丁寧で
なかなかフェアリー・ゴッドマザーが出てこないww
青年(王子)との出会いがお城ではなく森になってたのもいいですね。
王宮の仕来りがらみでの舞踏会。
シンデレラが舞踏会に行きたいと思ってる理由もしっかりしてる。
父王と王子のエピソードも挟み、けっこうグッと来ました。
見せ場のビビディ・バビディ・ブーの呪文で変身するシーンですが、
そこより12時の鐘が鳴り始め、変身が解けちゃうってんで
猛ダッシュで帰るシーンがド迫力で面白かった~。
ブルーの舞踏会ドレスもステキだったけど、
ウエディングドレスがまた清楚な感じですごく良かった。
残酷なシーンもエロシーンもないので、お子様にも安心。
思えばウォルトディズニーの「シンデレラ姫」が
半世紀以上前に母親に連れられて、初めて映画館で観た映画です。
(原体験かも~。父親に連れられて行ったのは「ゴジラ」)
そのあとSPレコードを買ってもらい、死ぬほど聴いてましたww
「これが恋かしら」と「ビビディ・バビディ・ブー」です。
今回の実写版ではEDに流れた曲の中に「ビビディ・バビディ・ブー」がありました。
残念ながら舞踏会シーンに「これが恋かしら」は流れない。
ブルーのドレスを翻し、華麗に踊ってました。
今YouTubeなんかで見ると歌詞が違うんですよね。
途中途中にHum~とハミングが入ってる。
自分が今でも歌える(笑)のはメロディー全体に歌詞が載ってるバージョンです。
シンデレラ うるわしあなたのまなざし 心はふるえて
変わらぬあなたのことばを ただそれだけを
信じてわたしは生きるの いつもやさしく
すてきなわたしの王子さま やさしい夢の王子さま
王子 きれいなブロンドの髪よ すてきなシンデレラ
つぶらな君のひとみ 心はふるえて
この世のすべてのたからを 君にささげん
二人 すてきなわたしの 王子さま
すてきなぼくの シンデレラ
おまけの『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』は可愛かったですー。
CG技術がさらにアップしてたように感じましたよ。
2015年4月25日(土) 開演14:00 東京文化会館
幕が上がる前に芸監のビントリー登場で、こりゃなんかあったなと思ったら、
なんと主役のオデット/オディールのジェンナ・ロバーツが昨日のリハーサル中に怪我!!
なもんで、本日はセリーヌ・ギッテンス&タイロン・シングルトンが踊ると。
1幕だけはマシュー・ゴールディングが踊りますって…。
ええっっっである!!
怪我するのはしょうがないとして、アンダースタディ立ててなかったのかよー。
マシュー・ゴールディングとタイロン・シングルトンじゃぜんぜん違うじゃないかぁ。
と文句タラタラで観賞w
オーソドックスな「白鳥の湖」観るのは久々。
舞台は王の葬儀から重々しく始まりました。
他にはないピーター・ライト版ならではの父王の葬儀シーン。
続く宮廷の場面もゴシック調で荘厳、衣裳もゴージャスで素敵。
主役オーラとともにマシュー・ゴールディング登場です。
そしてこの1幕ジークフリート王子はけっこう踊るんですね。
女王に父ちゃん亡くなったんだから、はよ嫁取って王位を継げとせかされ
ウンザリしてるところ、友人のベンノがなんやかんやと世話を焼き
高級娼婦や友人たちと踊る踊る。
そして成人の祝いにもらった弓を持って狩りへ。
2幕の幕が上がるとベンノに伴われて弓を持ったタイロン・シングルトンのジークフリート登場。
う~ん、話が続かないwさっき踊ってた王子と違う~。
ガラ公演じゃないんだからさぁ、全幕物で交代ですかぁ。
で、セリーヌ・ギッテンスのオデットが登場し、これがなかなか良かった。
背中も柔らかく、鳥のプルプル震える感じもよく表現されていて軸も安定している。
リフトはまるで重さが無いようにふわりと持ち上がっている。
パートナリングは素晴らしい。
白鳥たちの群舞も綺麗でした。まともな4羽の白鳥観たのも久々~。
3幕はこのストーリーのキモ。
各国の姫君のあとにオディール登場。黒鳥の衣裳でジークフリートを誘惑。
タイロン・シングルトンの王子はビックリするくらいふわりと踊ってました。
男性ダンサーはどうしてもジャンプして着地する時、ドンと音が出るんですが、
ほとんど音が聞こえない。ふわっと飛んで、すっと降りる感じかな。高さもありました。
残念なのは主役オーラがないんだなぁ。しっかり踊れてるのにもったいない。
椅子に座って脇にいると存在が希薄になちゃってます。
4幕の白鳥群舞フォーメーションも美しい。
最期は二人とも身を投げてあの世で成就するんですが、
最後の最後ベンノが王子の亡骸を抱きかかえて終わります。
この王子の友人ベンノ、踊るシーンも多いし役回りとしては重要でした。
舞台美術も衣裳もすごく素敵だったので、別の(好みのw)ダンサーで観たいなぁ。
NBSのHPに27日はマシュー・ゴールディングが全幕踊ると発表されてますね。
オデット/オディールは平田桃子さんだそうです。
今日のイタリアの姫君踊った方ですね。
〈キャスト〉
オデット/オディール:セリーヌ・ギッテンス
ジークフリート王子:マシュー・ゴールディング(第1幕)
タイロン・シングルトン(第2幕~第4幕)
女王:マリオン・テイト
ロットバルト:ジョナサン・ペイン
ベンノ(王子の友人):マティアス・ディングマン
【第1幕】
王子の友人たち:サマラ・ダウンズ、イヴェット・ナイト、デリア・マシューズ、
チャン・イージン、ウィリアム・ブレイスウェル、ジョナサン・カグイオア、
ファーガス・キャンベル、ブランドン・ローレンス
二人の高級娼婦:アンジェラ・ポール、ローラ・パーキス
貴族、侍女たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
【第2幕】
小さな白鳥たち:アランチャ・バゼルガ、水谷実喜、エミリー・スミス、カーラ・ドアバー
二羽の白鳥:サマンサ・ダウンズ、デリア・マシューズ
白鳥たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
【第3幕】
式典長:ローリー・マッケイ
ハンガリーの姫君:エリス・シー
ポーランドの姫君:サマラ・ダウンズ
イタリアの姫君:平田桃子
チャルダッシュ:ルース・ブリル、ジョナサン・カグイオア ほか
マズルカ:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
ナポリの踊り:ジェイド・ヒューゼン、ローラ・パーキス、
ジェームス・バートン、キット・ホルダー
スペインの踊り:イヴェット・ナイト、チャン・イージン、ブランドン・ローレンス、
ヴァレンティン・オロヴャニコフ
大使、小姓、護衛、従者、貴族たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
【第4幕】
白鳥、小さな白鳥たち:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ団
男子中学生・柏木卓也(望月歩)の転落死以降、殺人を告発する目撃者からの手紙、
過熱報道、連鎖していく事件により学校は混乱していたが、大人たちは保身に走る一方だった。
生徒の一人・藤野涼子(藤野涼子)は自分たちで
柏木卓也の死の真相を突き止めようと動きはじめ、学校内裁判が開廷される。
人間の底知れぬエゴや欲望、悪意が渦巻く中、少女が学校内裁判の果てに見たものとは……。
(Movie Walkerより)
うっかりウィキを読んじゃった自分w
後篇はいつ、彼の真実が出張ってくるのかと思いながら観賞。
当たり前だけど、こりゃ本読んだ方が面白いだろうなと。
映画だと裁判自体をしっかり見せないとならなので、時間制限がネックで深くならないなぁ。
肝心の柏木卓也と神原和彦の関係性がハッキリとは出てこない。
小学校の同級生で友達とは言ってるけど、
どういう友達だったのか、二人の立ち位置がどうだったのか。
柏木卓也が結局、なぜ死なねばならなかったのかがボンヤリしてる。
これじゃただの中二病にしか見えんww
「オマエは偽善者だ!、オマエも偽善者だ!!」「そう言うオマエもな!!!」的な。
思春期特有の正義を振りかざし、かざした正義の落としどころが分からないで
周りをどんどん巻き込んでいく。
映画の終わり方は拍子抜け感が…。
ただ親目線で見ると藤野涼子の親子関係に目がいきましたね。
校内裁判なんて無茶な事をする娘に何と言ってあげられるのか。
思春期特有の傷ついた心にどう向き合ってあげられるのか。
正義を貫くのはいい事だと口では言うけど、
面倒を起こさず、巻き込まれない平穏な生活が一番だと思う親心。
三宅樹理、浅井松子、大出俊次、神原和彦の家族は出て来ますが、
これも肝心の柏木卓也は両親は登場してますが、親子関係が分からない。
たぶん原作だと各家庭の様々な親子関係が深く表現されているんではないでしょうか。
映画ではそれが無いため、薄っぺらな印象がどうしても残ってしまいました。
1962年。ギリシャのアテネでツアーガイドをしている
アメリカ人青年ライダル・キーナー(オスカー・アイザック)は、パルテノン神殿を訪れた際、
優雅な装いのアメリカ人夫婦、チェスター・マクファーランド(ヴィゴ・モーテンセン)と
若く美しいその妻コレット(キルステン・ダンスト)と知り合う。
コレットの依頼でガイドを引き受けたライダルは、
夫妻と夕食を共にして、楽しいひと時を過ごす。
その夜、夫妻の元へ1人の探偵が訪ねてくる。
実はチェスターは、ニューヨークで裏社会の連中を相手に投資詐欺を働き、
大金を奪って逃亡中だったのだ。
揉み合いの最中、誤って探偵を殺害してしまったチェスターは、
偶然ホテルにいたライダルに嘘をつき、協力を要請。
やむなくライダルは偽造パスポートの制作を知人に依頼し、
後日、クレタ島で受け取る段取りを整える。
アテネを脱出し、船とバスを乗り継いでクレタ島に向かう途中で身の上話を語り合う3人。
しかし、親しげにコレットと接するライダルに嫉妬の炎を燃やしたチェスターは、
次第に酒を飲んで粗暴な言動を繰り返すようになってゆく。
一方、ラジオのニュースでチェスターが探偵を殺害した事実を知ったライダルは、
正当防衛が認められるからと自首を勧めるが、相手にされない。
逃亡を助けて共犯者となったライダルも、既に後戻りできない。
そんな2人の男の微妙な緊張関係は、
チェスターとコレットの夫婦仲にも深い溝を生じさせてゆく。
遂に夫婦を殺人容疑で指名手配した警察が大規模な捜査を開始。
そのプレッシャーに耐えかねたコレットは、衝動的にバスを降りてしまう。
港を目指して、荒涼とした大地を歩き続ける3人。
ところが夜、雨宿りのため立ち寄ったクノッソスの遺跡で、コレットに悲劇が降りかかる。
やがて厳重な警察の包囲網を潜り抜け、
トルコのイスタンブールへ辿り着いた彼らを待ち受けていたのは、
思いもよらぬ残酷な運命だった……。
(Movie Walkerより)
う~ん、これはギリシャ神話に造詣が深くないと、
ストーリーの奥行きが読み取れない映画なのかな?
(前半ウトウトしながら観た自分がダメだったのかw)
『太陽がいっぱい』のパトリシア・ハイスミス原作のクラシックサスペンス。
なるべくしてなるストーリーの普通のサスペンス映画だった。
公式サイトに監督が語るギリシャ神話のメタファーとして
「ふたりの男の心理戦がテーマであり(中略)
当初、テセウス、アリアドネ、ミノタウロスの愛の三角関係のようなものだと考えていた。
しかし徐々にゼウスとクロノスの物語に近く、一人前の男になるために
父親を殺さねばならない息子が物語の着想ではないかと思うようになったんだ」とあったので
これは知識があやふやな自分には読み取れません。
度々出てきたライダルの父親の話はそれだったのか…。
1960年代に細部までこだわってる感じで、雰囲気はすごくありました。
ひたすらヴィゴ・モーテンセンのカッコ良さで観てたかなww
嫉妬に狂ってもドロドロになってもカッコイイ。
頭が固くて皮肉屋のイギリス人マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)は
中国人に扮装し、華麗なイリュージョンで喝采を浴びている。
そんなある日、とある大富豪が入れあげているアメリカ人女占い師ソフィ(エマ・ストーン)の
真偽のほどを見抜いてほしいと友人に頼まれ、
早速スタンリーはコート・ダジュールの豪邸へ乗り込んでいく。
ところが実際に対面したソフィは若く美しい女性で、
スタンリーに“東洋のイメージが浮かぶ”などとあっと驚く透視能力を発揮。
この世に魔法や超能力など絶対に存在しないという人生観を根底からひっくり返されたスタンリーは、
笑顔も抜群にチャーミングなソフィに魅了されてしまうのだった。
他人を騙し騙されまいとするマジシャンと、
他人の心を見透かし見透かされまいとする占い師の駆け引きは次第に加速していくが、
二人は素直に想いを打ち明けることができない。
やがてその行く手には、大波乱が待っていた……。
(Movie Walkerより)
どこを取ってもウッディ・アレン流ロマンチックコメディ。
しつこいくらい予告を観せられてて、
いつものアレン全開ですかね~と思って観に行ったら、その通りでしたw
コリン・ファースじゃなかったら観なかったかも~。
これはこれで普通に楽しめばいいんだけどね。
エマ・ストーンは前日に観た『バードマン』の時のジャンキーあがりとは違って
カワイイ、カワイイ(エセ占い師だけどねw)
大っきな目がキラキラだし、20年代の流行りのワンピも華奢な体に似合ってるし、
それでコリン・ファースとクラシックカーに乗ってんだから。
ヴァネッサおばさんにいじられて、頑ななスタンリーが
割とあっさり自分の気持ちに素直になってしまったのが、
えっ、そんなもん!?とか思っちゃいました~。
俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、かつて『バードマン』というスーパーヒーローを演じ
一世を風靡したものの、シリーズ終了して20年経った今ではすっかり落ち目となってしまった。
彼はレイモンド・カーヴァーの小説『愛について語るときに我々の語ること』を
自ら脚色・演出・主演を手がけ舞台化、ブロードウェイで上演し、再び喝采を浴びようとする。
しかし起用した実力派俳優のマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)ばかりが注目される上に、
娘サム(エマ・ストーン)との溝も深まる一方。リーガンは精神的に追い込まれていく……。
(Movie Walkerより)
いやいやオッサン、もがくもがくww
初っ端から響くアントニオ・サンチェスのドラムのリズムはなんとも神経を逆撫でするような、
こちらの気分を少しイラつかせる。
映し出されるのは休みなく続く、切れ目のない長~いショット。
どうやらリーガン・トムソンはサイコキネシスが使えるらしく、
文字通り浮いている!?
これが周りから相手にされなくなった俳優の心象現象か。
マイケル・キートンが主演のせいでフェイクドキュメンタリーのようにリアルに感じられるのに
現実とファンタジーの境目が無いではないか!!
観ている途中、ファンタジーよりになる度に「これは死んだか!?」と思ってしまうんですが、
なかなか死なないw
ジタバタしまくりながら、自身をかけた舞台のラスト、実銃をぶっ放し…
病室のシーンは現実?天国?
文化文政の江戸。一見平和そうに見える裏で、人と鬼の激しい戦いが繰り広げられていた。
江戸の闇から魔を救うために、特務機関“鬼御門” が組織される。
そこで“鬼殺し”と恐れられる腕利きの魔事師、病葉出門(市川染五郎)は、
五年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋南北一座に弟子入りしていた。
しかし、謎の女つばき(天海祐希)と出会い、彼の運命が狂う。
なぜか鬼御門に追われるつばきは出門に、自分の過去を探してくれと頼む。
出門は、彼女の瞳の奥に宿る何物かに惹かれていく。
執拗につばきを追う鬼御門の先頭にいたのは、出門と兄弟同様に育った安倍邪空(伊原剛志)だった。
邪空は、鬼御門の頭領十三代安倍晴明を奸計にはめて葬っていた。
しかし、更なる力を求めた邪空は、鬼を率いる美形の妖かし・美惨(夏木マリ)と手を組み、
彼らの前に立ちはだかる。
(Movie Walkerより)
誘われてゲキ×シネ行って来ました。
劇団新感線のいのうえ歌舞伎、まったく詳しくないですが、
小栗旬と森山未來が出た「髑髏城の七人」の舞台は観ています。
今回、劇団☆新感線35周年記念としてデジタルリマスター版で上映の
「阿修羅城の瞳2003」はゲキ×シネの原点作品だそうで、
市川染五郎、天海祐希、夏木マリ、伊原剛志と豪華な俳優陣を揃えた舞台。
12年前の作品とは思えないくらいに、とても面白かったです。
出だしからハイテンションの舞台は音楽も相まって、まるでアニメを見ているような気分。
豪華な俳優さんたちがコスプレで舞台やってるような印象をを受けました。
舞台上では登場しない阿修羅城の全容が目の前に見えるようでしたよ。
熱の入った演技、時折挟まるギャグ、それぞれのアクションや殺陣も
全て魅せてくれました。
これ生舞台観たらたまらんだろうけど、ドーンとアップはゲキ×シネの醍醐味!!
本来休憩挟んで観るものですが、映画館用に編集して3時間休み無し。
でも、長いなぁとは思いませんでした。