秘書にゃんこ*日本武道館

2016-05-07 | おでかけ
 日本武道館(にっぽんぶどうかん)は、東京オリンピックの柔道競技の会場として、

東京都千代田区の皇居に隣接する北の丸公園に、昭和39年(1964年) 完成。

その名の通り、柔道や剣道、弓道などの日本武道の競技や稽古が行なわれる一方、

大規模なコンサートホールとしての役割も備えているのはご存知の通り。

昭和41年(1966年)に ザ・ビートルズが来日公演を行なってから、今年で半世紀。

収容人数1万人の会場を埋める集客力は、アーティストにとって目標とも言えるでしょう。


     
     旧江戸城 田安門(たやすもん)のうち、外側にある高麗門(こうらいもん)は、
     寛永13年(1636年)に建てられたと考えられ、
     江戸城の完成当時に遡る現存唯一の建物(重要文化財)


     
     同じく田安門のうち、内側にある櫓門(やぐらもん)は上部が破損したため
     大正末期から昭和初期にかけて撤去され、その後オリンピックの頃に復旧整備。 


     
     法隆寺の夢殿をモデルにした八角形の建物に、
     富士山の稜線をイメージした大屋根の流線美。        
     

 さて、私がこちらを訪れたのは、ザ・タイガースの再結成コンサート以来2年半ぶり。

今回は「ギターの神様」と称えられる、御年71歳 エリック・クラプトン 21回目の来日公演。

今のように、いつでもどこでも好きな音楽が聴けるなんて、想像もできなかった時代に、

お小遣いを貯めて、ようやく買い求めたレコードに針を落として擦り切れるまで聴き、

深夜放送にリクエストはがきを送って、曲が流れるのを心待ちにして夜を明かしたあの頃。


     
     そんなギター少年たちが、悲願ともいえるチケットを手にして集う日本武道館。


     
     普段は見せることのない「少年の顔」に戻って、あの時代を旅した方も多いことでしょう。


 ザ・タイガースのコンサートの時にも思いましたが、お互い今日まで頑張ったよね、と。。

そんな一体感の中で堪能する、素晴らしい演奏と懐かしい曲。

アーティストも観客も、双方の年齢を考えると 「次」 に確証が持てないお年頃だけに、

あらゆるものに感謝する春の夕べでした。


     
     後日、皇居東御苑の天守台から眺めた武道館の遠景。
     

お読みくださいまして、ありがとうございます。

  
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