清美さんはへたり込み、窓のほうを指差していた。広いベッドのヘリから全裸の足がはえていた。マサミも全裸でベッドの中央に寝ていた。申し訳程度にへその辺りをタオルケットが隠していた。昨日、いたしたらしく性的な臭いに満ちていた。
マサルは慌てて、ベッドの駆け上がった。ベッドと窓の間に仁が落ちていた。仁は首を直角に床につけ、両手を開き、それを軸に逆立っていた。仁自身はベッドのヘリにチョコンとのっかっていた。伸びた足はブイ字に開き、踵で窓にかかるカーテンにテンションをかけていた。
「仁さん、仁さん」
仁は寝ていた。マサルはマサミのタオルケットを引っ剥がし、マサミを肩を取った。
「マミちゃん、マミちゃん、起きて、起きて、仁さんが・・」
「ナーに、仁ちゃん」
と、目を開けると、マサルの顔が目の前にあった。
「わー。」
マサルを突き飛ばした。自分の身体を触り、全裸であることに気付いた。
「イヤー。」
「マミちゃん、落ち着いて、落ち着いてよ。仁さん、仁さん。」
マサミはタオルケットを身体に巻きつけた。そして、窓の方を見た。
「プハ、ワハハハハ。」
四人は、唖然とした。マサミは仁を見るなり、笑い出したのだ。
「仁ちゃん。またやってる。ハハハ。」」
先ほどの緊張感は何処かへ行ってしまった。マサミは笑った。
「マミちゃん。」
マサルは苛立ちを感じた。
「ゴメン。ゴメン。仁ちゃん、時々、やるのよ。」
「何を。」
「寝てるでしょ。」
マサルは仁をもう一度見に行った。確かに寝ていた。
「仁ちゃん。」
マサミは仁に呼かけた。
「みんな、驚いてるよ。」
仁に反応はなかった。マサルはマーを呼んでベッドと窓の間に立った。両脇から仁の足を持ち、頭が変なところに当らないように気を付けながら、仁を引きぬいた。倒れ込むようにしながら、仁をベッドに戻した。ハルはおびえる清美さんの肩を抱いていた。
仁はベッドの上でブルンと震えた。
「仁ちゃん、起きて。」
頭を振り、仁が起き上がった。全裸であること。背後に人の気配がすること。仁は恥ずかしそうに振り向いた。
「オ、オ、オ、おはよう。」
そのしぐさに皆が噴き出した。清美さんも笑った。仁はすまなそうに身体を丸め、向き直って座った。
マサルは慌てて、ベッドの駆け上がった。ベッドと窓の間に仁が落ちていた。仁は首を直角に床につけ、両手を開き、それを軸に逆立っていた。仁自身はベッドのヘリにチョコンとのっかっていた。伸びた足はブイ字に開き、踵で窓にかかるカーテンにテンションをかけていた。
「仁さん、仁さん」
仁は寝ていた。マサルはマサミのタオルケットを引っ剥がし、マサミを肩を取った。
「マミちゃん、マミちゃん、起きて、起きて、仁さんが・・」
「ナーに、仁ちゃん」
と、目を開けると、マサルの顔が目の前にあった。
「わー。」
マサルを突き飛ばした。自分の身体を触り、全裸であることに気付いた。
「イヤー。」
「マミちゃん、落ち着いて、落ち着いてよ。仁さん、仁さん。」
マサミはタオルケットを身体に巻きつけた。そして、窓の方を見た。
「プハ、ワハハハハ。」
四人は、唖然とした。マサミは仁を見るなり、笑い出したのだ。
「仁ちゃん。またやってる。ハハハ。」」
先ほどの緊張感は何処かへ行ってしまった。マサミは笑った。
「マミちゃん。」
マサルは苛立ちを感じた。
「ゴメン。ゴメン。仁ちゃん、時々、やるのよ。」
「何を。」
「寝てるでしょ。」
マサルは仁をもう一度見に行った。確かに寝ていた。
「仁ちゃん。」
マサミは仁に呼かけた。
「みんな、驚いてるよ。」
仁に反応はなかった。マサルはマーを呼んでベッドと窓の間に立った。両脇から仁の足を持ち、頭が変なところに当らないように気を付けながら、仁を引きぬいた。倒れ込むようにしながら、仁をベッドに戻した。ハルはおびえる清美さんの肩を抱いていた。
仁はベッドの上でブルンと震えた。
「仁ちゃん、起きて。」
頭を振り、仁が起き上がった。全裸であること。背後に人の気配がすること。仁は恥ずかしそうに振り向いた。
「オ、オ、オ、おはよう。」
そのしぐさに皆が噴き出した。清美さんも笑った。仁はすまなそうに身体を丸め、向き直って座った。