私がエロい夢を見る時は、大体においてパターンがある。それは、脳がとても疲れてる時や嫌な事がありそうな時や不安な時だ。
それも、決まった様にガランとした無機質な高層ビルが舞台である。
勿論、今回も高層ビルが舞台だった。
何処かで見た事がある様なエレベータールームに入ると、高層ビルだけあって、階のボタンが沢山あるかと思いきや、何もない。
適当にボタンを押すと、ある階でエレベーターが止まった。
そのフロアは全く何もない所に思えた。ひんやりとしたコンクリートの質感だけが私を包み込む。
しかし、これもいつものパターンだ。
だだっ広いフロア内を窓際に沿って反時計回りに進むと、ガランとしたスペースの中央に受付カウンターがポツンとある。勿論、これもいつものパターンだ。
誰もいないかなとカウンターに近寄ると、一人の女がいた。
勿論、夢の中である。彼女は何も喋らない。
オフィスレディー
私は何時もの様に、女を”多目的トイレ”ではなく(笑)、備品室に連れ込んだ。そこで私は女を犯した。
女は美人でも魅惑的でもなかったが、都会のオフィスレディーの如く(写真)、そのスタイルは洗練され、犯すに十分な資質を持ってたと思う。
故にヤッてる最中は、非常に心地よい時間と空間でもあった。
やはり女は、口数の多い美人よりも無口でヤラせてくれる普通の女に限る。いやそうでもないか。
とてもいい感じに酔ってた時に、夢から覚めた。
日曜日の早朝にお宮掃除があるから、アラームを朝7時にセットしておいた。
昨夜は3次元方程式のガロア理論を読み耽ってたから、そこそこに脳みそが疲れていた。もう少し寝たいと思った。いやそれ以上に、エロい夢の続きを見たいと思った。
再びすぐに眠りにつくと、私の横には太った女がいた。夢の舞台は同じ高層ビルの中だったが、少し拍子抜けした。
いくら夢とても、それはないだろう。
この女も全く喋らない。
今度は何処にも連れて行く気にはならなかった。私は勢いに任せ、その場でデブ女を犯した。いい気持ちはしなかったが、男というのはそんないい加減な生き物なのだ。
なぜ、エロ親父やエロ議員はスケベパブに行きたがるのか?それは単なる”排泄”の為の生理的手段なのだろうか?それとも単にスケベなだけなのか?
特に2度目の夢は、その”排泄”にすらならなかった。とても嫌な感じで夢から覚めた。
時間は9時を優に過ぎていた。お宮掃除はとっくに終わってる時間だ。欠席すれば、罰金2千円は判っていた。
たかが2千円だが、貧乏人にとっては貴重なお金だ。
夢の中ではタダで女とやれるが、現実ではお宮掃除をキャンセルしただけで、2千円も取られる。つまり、現実は夢とは異なり、何時の世も非情なのである。
全く不必要なお宮掃除
私のにはとても古いお寺がある。
古いというより腐ったお寺に近い。そんなお寺の為に、この惑星の隣組の不可思議な住人たちは何が楽しいのか?年に2回(夏と冬)集まってお宮掃除をする。
掃除するとても、掃除する所は殆どない。お寺の管理者が除草剤を定期的に撒いてるから、雑草は殆ど生えてはいないのだ。
では何の為に、掃除をするのか?それは単なる無機質な井戸端会議の為なのだろうか?
ド田舎には何ら楽しみはない。過疎に住む民にとって、何気ない会話こそが生きてる証なのだろう。生身の会話とても、どうでもいい世間話か隣人の悪い噂である。
エロ親父が目的もないのに、スケベパブに出掛ける様に、暇つぶしにデリヘル嬢を呼びつける様に、隣組の住人も何ら目的も楽しみもなく、脊椎反射的にお寺に集まってるだけなのだ。
勿論、お寺の中にグラマラスなバニーガールでもいようものなら、張り切って出掛けるだろうが、悲しいかなお寺の中には何もない。あるのは腐った畳と屏風だけ。
そんなお寺の回りを掃除して、一体何の意味があるのか?59円のサイダーと69円のかりん糖をもらって帰るのが、そんなに嬉しいか?
しかし、これこそが地方の田舎の現実である。
長く引き継がれた伝統と言えばそれまでだが、私のとっては伝統というより”腐りきった惰性”である。
織田信長がいたら、何と嘆くだろうか?
”腐ったお寺なんて、焼き払うに値しない。そのまま放ったらかしにし、仏滅させてしまえ”
因みに、仏滅とは何をしても最悪といわれてるが、”仏滅=物滅”として、物が滅びて新たに始まるという意味にとらえれば、大安よりも何かを始めるには適した日だとする説もある。
つまり、古く腐ったお寺はとっとと潰し、新しい何かを始める事が必要だと思うのだが。
織田信長さん、何かいいアイデアはないですかね?
隣組の世話も一旦廃止し、自然発生的に新たに生まれてくるものを村の行事として取り入れた方が、ずっと有機質で創造的生き方が出来ると思うんだが。
確かに、罰金2千円は痛いが、正直言うと払う気は毛頭ない。このまま払わないで、世話人がお宮掃除を”アホ臭”と思ってくれるのを待つ自分がいる。
正直者はバカを見るじゃないが、私はこんなド田舎が大嫌いなのだ。
故に、嫌な事が目の前に現れそうになると、決まった様にエロい夢を見る。
夢という3次元体の中で自己同型が存在するとか。
高層ビルに受付のオフィスレディーに、多目的トイレではなく備品室。
この3つがエロい夢のキーとなりそうですが。
夢とはもう一人の自分を映し出す自己同型写像みたいなもんでしょうか。
そしてエロい夢には高層ビルと女と備品室が必要になるんですよね。
現実が(そのまんまの)恒等写像とすれば、夢こそが(現実を逆転させた)共役写像って事なんですかね。
エロい夢はその夢という3次元体に高層ビルとオフィスレディーと備品室の3つの世嘘を追加した拡大帯という事で・・・
でもtomasさんの考察も素晴らしい。数学者への道を選んだほうがいいのでは?
それと罰金の2千円は今朝払ってきました。こう見えても小心者なんですよ(悲)。
拡大帯ではなく、拡大体でした。
悪しからずです。
”世嘘”ではなく”要素”でした。
Googleの学習機能も最近はハズレが多すぎますね。悪しからずです。