象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

”わかんねぇ〜人だな”に思う、一茂さんアンタって人は?

2022年02月16日 05時43分24秒 | 独り言&愚痴

 団体パシュートの決勝。日本女子チームは惜しくも連覇を逃した。

 しかし、やるべき事をやった結果での銀メダルである。(惜しい気もするが)必勝を期した”プッシュ作戦”が、たまたま裏目に出ただけである。
 高木菜那さんには、泣きじゃくって欲しくない。プッシュ作戦の欠点は、以前から指摘されてた事である。が、連覇を果たすには(試行錯誤の中で取り組んできた)この作戦が今の日本チームにおいては、最高の戦術だったのも確かである。
 事実、カナダが(日本が準決勝で作った)五輪記録を破って優勝した事から、転倒がなくても微妙だった(とも言える)。
 しかし、解説者やメディアはこぞって、彼女の転倒の事ばかりを口にする。まるで転倒した彼女こそがA級戦犯みたいな言い方である。
 その上、”血の滲むような努力をしてきたのに・・・”と、頭を傾げたくなる様な言葉を重ねる。
 全く”わかってねぇ〜な”と言いたい所だが、そういう人種は彼らだけではない。


”わかんねぇ〜人だな” 
 
 15日のテレ朝系モーニングショーで、長嶋一茂と玉川徹氏が“バトル”を繰り広げた。
 この日は、女子団体パシュートの(新戦術として注目されてる)”プッシュ作戦”について取り上げた。従来は負担の大きい先頭の選手を交代させてたが、交代する際にタイムロスが生じる。プッシュ作戦では先頭を固定する代わりに、後ろの選手が先頭を押して推進力を加える。一方で、選手同士の距離が近づき、接触や転倒する危険も孕む。
 玉川氏は、”難しいのはすごく難しいんだけど、3人の動力が同じなんだったら、プッシュの方が限界スピードが高いんだろうね(多分)”と話した。
 一茂がこれに”動力が一緒ならという前提じゃないですか。動力違うから、3人ともラップが違う訳だから”と異を唱える。
 すると玉川氏が、”違う、違う。プッシュした時としない時で動力が一緒なら・・・”と反論。
 すると、”だから違うんです。3人ともラップが違うから”(と一茂)。
 話はどこまでも平行線に。
 羽鳥アナが、”プッシュの話は一回置いといて・・・”と話を収めるも、玉川氏は”分かんねえ人だな”と最後に捨てぜりふ。
 羽鳥アナは、”この番組、ホント恐ろしいわ”と疲れた表情でぼやいていた(ディリースポーツ)。

 全くこの男は、動力とラップの違いすら分かってないらしい。と言ったら言い過ぎか?


一茂の勘違いと羽島アナの無知

 長嶋一茂の愚鈍さ加減には見てて辟易するが、羽島アナも途中で一茂に勘違い指摘してれば何ら問題はなかった。
 「セクハラ一茂」でも書いたが、一茂が無知なら羽島も同類である。
 団体追い抜きでは、3人は同じスピードで滑るので、動力はそれぞれ同じだが、疲労度はそれぞれに違う。
 故に、疲労を均一にする為に選手をシャッフル(交代)する。しかし、この交代時にロスが発生するから、交代の回数を少なくし、疲労度の高い先頭の選手を後ろの選手が支える事で、動力(速度)を維持する為の戦術こそが、”プッシュ作戦”というものだ。

 予選でいきなり五輪新を出した日本チームは、先頭は(平昌大会とほぼ同じで)3度交代した。ただ、最後は”プッシュ”も活用するハイブリッド型である。
 高木菜は、”自分たちが一番自信を持ってる作戦で、一番速く滑れると思う”と強調する。
 玉川氏がいう”(プッシュの方が)限界スピードが高い”とは、こういう事なのだ。
 しかし一茂は基本的な間違いを犯している。それは(3人の)動力と(個々の)ラップを混一してるのだ。
 つまり、3人が同じスピードで滑るから同じラップになるが、3人の動力が落ちればスピードはバラツき、ラップも悪くなる。
 動力は疲労が重なれば落ちるから、(動力を維持する為に)特に先頭の疲労を軽減する為に、後続がプッシュする。勿論、プッシュする事で(先に述べた欠点の上に)後続選手の疲労も増す。
 玉川氏が”難しい”と言ったのは、そこにある。つまり、こうした玉川氏の意図と指摘を、羽島アナも理解してなかった事になる。
 無知だというのはこういう事である。

 一方で一茂は、3人の持つ(それぞれに異なる)ラップという(明らかに勘違いした)観点から、プッシュ作戦を理解しようとしなかった(いや出来なかった)。
 つまり、3人の持ちラップが元々違うんだから、プッシュの必要はないと(アホ臭)。
 プッシュは危険を孕むが、記録を出すには有効な作戦でもある。そういう基本的な事すら、元プロ野球選手には理解できないのだろう。
 まるで、”足し算があるんだから掛け算は必要ない”と喚くガキと同じである。

 私はバカが嫌いである。
 私の田舎にはバカの絶対数が多過ぎる。故に、希少な知能は大多数のバカに潰される。
 勉強しようとしないバカはもっと嫌いである。バカなら賢くなればいいだけの事だ。
 そういう私も小さい頃は大バカだった。大学でもバカだった。しかし、いつかはバカと決別する時が来る。そうしないと生き延びれないからだ。
 しかし一茂は、バカでも生き延びれる。それはオヤジが伝説の長嶋茂雄だからだ。それに対し、私の父親は長島でも王でも大鵬でもない。だからバカのままでは(いや、そのままでは)、生き延びれない(多分)。
 

最後に〜ヤッパリ分かってねーな

 因みに、先頭を追い抜かないのに”団体追い抜き”とは?という疑問もある。
 この種目はチームパシュートとも呼ばれるが、パシュートには”追いかける”という意味がある。リンクの反対側から相手を追いかけるという意味で言えば、名前と矛盾する訳でもない。

 しかし皮肉な事に、このプッシュ作戦が最後の最後で裏目に出る結果となった。
 この作戦に自信を持って挑んだ高木菜那だったが、最終コーナーで転倒してしまう。
 私には接触というより疲労によりバランスを崩した様に見えた。が、清水宏保氏は氷に出来た溝に足をとられたと解説する。
 玉川氏が言い放った”すごく難しいんだけど・・・”が、現実のものとなったのだ。
 しかし、体力と馬力で圧倒するカナダに勝つには、この作戦しかなかった。チームワークだけで勝てる相手じゃない。
 でも、自信を持って望んだ作戦だっただけに、負けても悔いはないだろう。
 団体パシュートは、絶妙なコンビと巧みな駆け引きが必要な種目でもある。
 ”わかってねーなこの人”の一茂じゃ、やっぱり理解できなかったのも無理はない。


追記〜”言葉遊びすべきじゃない”

 私は玉川氏のファンである。
 なぜなら、彼はは本当の意味でいい人だと思うからだ。奥田英朗風に言えば、いい人はいつも家にいて勉強してるのだ。
 家で勉強する人に悪い人はいない。一方で図書館や喫茶店で勉強する人は偽者が多い(多分)。
 人の為と書いて”偽”と書くが、このネタは次回に回す。

 同じテレ朝ネタだが、元財務官僚の山口真由氏と玉川氏が、オミクロン株がピークアウトを迎えつつある中、”社会経済をどうまわすか?”で論争を繰り広げた。

 まず山口氏が、”致死率が下がってる状況で、経済を止めて感染拡大を止めるべきという議論に引きずられている。世界のスタンダードは変わってきている。今後若者たちは日本を支えきれるのか?”と、(欧米に立ち遅れてる)日本のコロナ政策の現状にメスを入れる。
 これに対し玉川氏は、嘲笑しながら、”山口さん、世界のスタンダードって言いますけど、世界はブースター接種も十分に行き渡り、検査も日本の10倍程やっている。その前提に立って経済の正常化を目指す。それを達成しないまま、日本が真似していい訳じゃない”と全否定。
 山口氏は逆に問いかける。
 ”致死率は沖縄でも0.02%。どの程度まで下がったら社会経済と感染を両立できるとお考えですか?”
 玉川氏は呆れた表情で逆に詰め寄る。
 ”山口さんは知性が非常に高い方だと思うので、ビックリなんですけど、重症化率が低くても感染率が高ければ死者は出る。今、最高レベルになってるんですよ。ご存じですか”
 山口氏は、”デスバイコロナ(コロナによる直接死)とデスウィズコロナ(関連死)は分けて考えるべき”とデンマークの例を紹介。
 これに対し玉川氏は、”言葉遊びをすべきではない。日本138人が亡くなってますが、この方達はコロナに感染しなかったら亡くならなかった(可能性がある)”と反論。
 羽鳥アナが、”じゃあ玉川さんは、(死者)ゼロを目指す?”と聞くと、玉川氏は”当然じゃないですか”と憤慨していた(デイリースポーツ)。

 これを見て解るように、お勉強のできる人にも知能の弱い人種は存在する。勿論、お勉強すら出来ない羽島や一茂も存在する。
 山口真由氏はその(前者の)典型だと思う。(少しグロ系な顔立ちの)彼女は個人的に嫌いではないが、外国被れ過ぎる所がある。
 専門用語で知能の弱さを誤魔化すのも理解できなくはないが、本質を見抜く目も必要だろう。
 玉川氏も(極論に偏りがちで)言い過ぎの所もあるが、議題の本質を満更外れてはいない(と思う)。

 感染対策と経済の両立という単様な視点で考えるから、下手な議論になる。つまり、リスク(危機)とエッジ(利益)は元々両立しない。
 ”ケリー基準”じゃないが、”リスクを徹底して排除する”という(数理的な)ギャンブル攻略の原点に立ち返り、議論しても面白いとは思うのだが。



12 コメント

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Unknown (びこ)
2022-02-16 11:19:24
子供をきちんと育て上げた親は、偉大な長嶋茂雄よりエライということになるでしょうか?

それとも長嶋一茂も親が普通の親であれば、普通の息子に育ったでしょうか?

少なくともセクハラ一茂にはならなかった?
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Unknown (象が転んだ)
2022-02-16 14:00:26
親は関係ないですね。
子供だって40過ぎたら自分自身の責任だから
全ては一茂本人の問題。
親が偉大とはいっても、所詮は野球選手の若い時だけだし・・・

普通の子供を育てた親が世界一偉いんですよ(多分)。
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普通の人生 (#114)
2022-02-16 14:33:52
この二世タレントも
もうすぐ糖尿病かなんかに陥り
あっという間に
人生終えるんだろうね

プロなんて目指さずに
普通に勉強でもしてれば
親父は天下のミスターだから
ナンボでもコネが効く
とても優雅でしっかりした人生が送れたのに
オムツが相当に弱いんでしょう
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Unknown (象が転んだ)
2022-02-16 18:10:45
でもですね。
その”普通”が難しいんですよ。
普通に勉強するのは誰でも出来る事じゃないです。
多分、オリンピックで金メダルをとる事よりも、いや東大に入る事よりも難しいかもです。

一茂も大学の頃は”普通”を目指してたんですよね。でも、(コネで)ドラ1でヤクルトに入ったから勘違いした。
親父と自分を重ねるという勘違いを起こしたんだろうね。
ドラフト外でパリーグの人気ない球団に入ってたら・・・
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バラ撒き政策 (腹打て)
2022-02-16 22:06:31
山口真由も何も分かってないよな
経済とコロナ対策なんて、両立出来るはずないのに。
経済畑ってこんなもんで、未だにマルクスの資本論とかを信じてんだよな。
こういう人種ほどバラ撒き経済を推進するんだよ。
これで元財務官僚だから、先は見えてる
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腹打てサン (象が転んだ)
2022-02-17 00:40:17
東大でてるってだけで
知能の良し悪しも判別せずに、官僚に組み込むんですよね。
失われた20年はアメリカの脅しも勿論ですが、こうした腐敗した官僚にも問題がある。
グロな顔立ちと同様に脳みそも腐っちまったんですかね。
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そんなに氷が悪いのか? (tokotokoto)
2022-02-17 03:17:35
氷に足をとられるケースが目立つせいか、リンクの状態が良くないと韓国選手団は訴えている。
判定疑惑やリンク疑惑と韓国メディアが騒いでるけど、元々オリンピックってこんなもんじゃないのかな。
気持ちは判るけど、昔に比べればずっと環境は良くなってるはずだし

清水宏保も氷のせいにするけど、あれだけ近づいて滑れば転倒の確率も高まるし、ギリギリの所で勝負した結果なんだから
素直に優勝したカナダを褒めたらどうだろ
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tokoさん (象が転んだ)
2022-02-17 06:30:41
でもあれだけ接近して、接触しないほうが奇跡ですよね。
一糸乱れぬチームワークと3人ともクローンのような滑り。世界が絶賛するのも肯けます。
美しい滑りを魅せてくれただけでも称賛すべきです。
転倒するかしないかは結果だから、今更氷のせいにされると少し白けますね。
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コーチの戯言 (paulkuroneko)
2022-02-19 03:05:01
少しテーマからずれますが
ワリエワのコーチであるトゥトべリゼは
”なぜ諦めたの?説明しなさい”って落ち込んだ彼女にツッコミを入れてました。
まるで傷口に塩を塗る行為です。

15歳の娘からすれば、”なぜ私を出場させたの?”って言いたいところでしょうに。
こういう類の大人たちが彼女の周りに屯する現状を考えると、ワリエワも犠牲者ですよね。
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paulさん (象が転んだ)
2022-02-19 04:03:52
ワリエワに関しては
記事にして書こうと準備してたので、とても参考になります。
何だか酷い話ですよね。
大人の身勝手で子供の人生が潰される。
勿論、ワリエワ本人も責められる部分はあるんでしょうが、99%周りの大人が悪いですよ。
でもこれこそが、ロシアの女子フィギア界の腐った現状と矛盾でしょうか。
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