アジア大会で見た､真のオリュンピアの祭典とは〜民族の協調とアジアの未来と､人類が進むべき道と〜

　東京オリンピックにケチつける記事を書く前に､昨年の9/5に投稿したブログを大幅に更新し､新たに投稿します。　　　

　ジャカルタ＆パレンバン(インドネシア)のアジア大会は見てて､ホントに楽しかった。昨年の8/18〜9/2の日程で行われたが､暑さも吹っ飛ぶ程の出来栄えだった。

　多分､これに比べたら東京オリンピックが無機質なお祭りになるのは､火を見るより明らかですかね。
　全く3兆円ものお金を何に使うんですかねえ。東京都民が期待したインフラも殆どパッとしないし､まさかアベノミクス失墜の補填に使ったんではないでしょうねえ〜？これを”財源なきインフラ”とでも言いましょうか。

 

古代オリンピックのピュアな精神と

　第18回アジア大会は､当初はベトナムのハノイで開催される予定であった。
　しかし､ベトナム政府が財政難を理由に､2014年4月に開催の辞退し､そこで代替開催地としてインドネシアのジャカルタとパレンバンに決定したという”訳あり”の大会でもあったのだ。因みに､2都市での共同開催はアジア競技大会としては初めて。

　規模はともかく完成度としては､ロス以降のオリンピックと比べても最高だったのではないか。またそう思いたい程の充足感に包まれた。こういう祭典なら何度でも見たいと思った。

　タイトルの”オリュンピア”とは古代オリンピックの事で､393年ローマ皇帝テオドシウス1世により祭典が禁止されるまで､1169年間 293回に渡り､その繁栄と祭典は続いた。

　なお､”近代オリンピック”競技大会は､クーベルタン(仏)が､オリュンピアの祭典の復興を提唱し､1896年に第1回大会が､ギリシア王ゲオルギオス1世の後援を受け､アテネに新設された競技場で開催された。

　その”近代オリンピックの父”クーベルタン男爵が唱えたオリンピックの精神が､このアジア大会にはきちんと何の誤差もなく息づいてた。いや､ずっと昔の古代オリンピックの精神をそのまま受け継いでるように思えた。
　
　観てて､今や商業化した”近代オリンピック”はいらないと思った。いや､失くした方がいいと思った。来年行われる東京オリンピックを最後に､近代オリンピックの幕が閉じてくれればいいのですが。安倍さん､第二のテオドシウス1世になってくれませんかな(笑)。

 

まさに参加する事に意義がある

　アジアって､ホントに平和で協調的な民族だと改めて誇りに思った。このアジア大会はそれを等身大に物語っていた。
　何だか国別対抗の､規模のでかい公民館の運動会を見てる様で､とても近くに感じた。

　バスケの若いのが､日の丸のユニフォーム姿で当地の女を買った事も､不思議とアットホーム的に思えた。ジャカルタの歓楽街も魅惑的で売春も盛んだなって､少し前の日本を見てる様で？とても懐かしく身近に感じだ。

　それ以上に､アジア大会を見てて､そんな事どうでもよくなっていた。全てはお祭りなのだ。同じアジア人だ､お祭りで羽目を外して何が悪い！

　お祭りもスポーツも女遊びもカーニバルも､まさに”参加する事に意義がある”
　何もしなければ､何も生まれない。悦楽も抱擁も､快楽も後悔も､苦悩も咆哮も生まれないし､批判もなければ称賛もない。

　女を買う事もSEXも恋愛も結婚も､ある意味参加する事に意義があるのか。
　勿論､彼らがやってしまった事は､表向きは褒められた事ではないが。

　因みに､”参加する事に意義がある”とは､クーベルタンが唱えたのではないらしい。
　この言葉は､ペンシルベニア大主教であるエセルバート•タルボットが1908年のロンドンオリンピックの際､アメリカの選手たちに対して語った言葉であるらしい。

　一方クーベルタンは､”自己を知る､自己を律する､自己に打ち克つ､これこそがアスリートの義務であり最も大切な事だ”と語ってたらしい。流石､フリーメイソン(白人の秘密結社)らしいお堅い言葉ですな。

　事実､極右思想のクーベルタンは､社会進化論の信奉者であり､”優れた人種は劣等人種に社会的恩典を与えなくてもよい”と考えていた。
　アララ､近代オリンピックの父と言ってもトランプのハゲと同じ人種なんですな。近代オリンピックが腐敗するのも肯けますね。

 

全てがファンタジーのアジア大会？

　話は逸れますが､ジャカルタのカラオケはお触りOKらしいです(日本はこういうとこ遅れてマンな)。若くて美人も多いらしいですよ。それに､”お持ち帰り”も必要なく､カラオケの部屋以外に､”それ専用”の部屋もあるらしいです。
　ダンナ〰､一度は足を運んでは如何かな､安くしときますよってね､ケッケッケー。でも結構高いらしいです(笑)。

　こういった俗な話題が近くに感じられるのも､アジア大会のいい所ですね。
　異なる国の異性間の付き合いもファンタジーもアジアでは､気兼ねなく行えそうだし､見つかったとしても､メディアもそこまでは大騒ぎしない。

　お互いに同じアジア人だからね､大目に見ましょうよ､大目に。若い時は下半身の投資も必要ですぜ。それに､当地の女性からすれば､日本はまだまだお金持ちの､”神の国”なんですよ。

　
　しかし､これがオリンピックだとこうはいかない。白人共は派手に大げさに自己を感情を表現するし､バスケのドリームチームは動物園のゴリラみたいで､デカデカと威張り腐る。嗚呼､イヤだ嫌だ厭だ。

　やれドーピングだの､やれメダルだの､やれ感動秘話だの。メダル候補の親や親族は､仕事スっぽ抜かして､地球の裏側まで応援に行く。アンタら何で飯食っとんのかい💢

　一方日本のメディアは､熱に浮かれた猿みたいにバカ騒ぎする。女性キャスターは開会式だけで､ゲスなAV女優みたいに簡単に欲情するし､有名タレントは､現地では殆ど相手にされず､不貞腐れる。ザマミロッゲだ。

　下手に不純異性交際(堅い言い方でスンマセン)をしようモンなら､A級戦犯扱いでしょうな。”良くも国民の税金を”と､怒鳴られるのがオチでしょうか。
　悔しかったら､サギトワくらい口説き落としてみろ！そう思うのは私だけ？

　ま､そうでなくても､オリンピックは見てて詰まらんですな。あまりにもメダルに､勝ち負けに拘りすぎて。開催都市も大都市ばかりで､ローカル色に全く欠けますぜ。

 

商業オリンピックの限界と崩壊

　ロス五輪(1984)からか､オリンピックが腐敗し始めたのは。カールルイスのイチモツが大揺れしてたと､日本のメディアは発狂してたんですが､リンフォード･クリスティーの”それ”に比べたら､驚く事でもないでしょうに(笑)。
　因みにクリスティーさんは､1992年のバルセロナ五輪100m金メダリスト。イチモツだけではないんですよ､立派なのは､カッカッカー(笑)。

　旧ソビエトが崩壊した時点で､実質のオリンピックは終わったんです。とっくの昔に､近代オリンピックの真摯な精神は失われてたんですが。地球を東と西に真っ二つに分断して争った､あの緊張感と異常なまでの殺気は､完全に消え失せましたね。

　お陰でそれ以降は､”片肺オリンピック”と揶揄されてますね。当然､メダルの価値も半減する訳で､メダリストもそれだけでは仕事に就けないから､仕方なく4年後もメダルを目指す。
　
　同じ様に､アメリカのプロスポーツも下り坂に入りますが。オリンピックはもっと急落いや凋落していきます。でも､この時点で手を打っとけば問題なかったんでしょうが。

　例えば､甲子園みたいに､オリンピックの聖地アテネだけで開催するとか。そうすれば､少なくともヨーロッパ金融不安は防げた筈。無駄な誘致合戦や多額のワイロも防げた筈。幾らでも策はあったのに､IOCの理事連中は自分の懐と下半身の事しか興味がないんですな。

　それとも､カンヌやベネチアみたいに小さなローカルな街でひっそりと行うとか。

 

白人の為だけのオリンピック
　
　今回のアジア大会を見てると､確かにスタジアムはスカスカだったが､熱気と躍動が感じられた。村上春樹さんが極端に嫌う､オリンピック特有の操られた巨大装置にも似たTV向けのわざとらしい演出が､そこには皆無だった。

　オリンピックのド派手で薄っぺらのスカスカな演出を見る度､白人特有の強欲を垣間見る。何でも派手に目立ち､一番にならないと気が済まない人種のゲスな造欲がね。

　アジア大会は極論を言えば､”白人のいないオリンピック”である。白人という”紛い物”が､悪性添加物が入ってない､ピュアな祭典と言ったら､フリーメイソンに失礼か。

　”近代オリンピックは､フリーメイソンの発案だぞ､白人あってこその祭典なんだ”とお叱りを受けそうだが。そう思えば､余計にオリンピックは無用の長物である。

 

アジア大会こそが平和の祭典だ！

　でも改めて､人類に欲さえなければ､これ程までに素晴らしい生き物もいないと痛感した。

　白人のいない世界､これこそが戦争のない世界と言えるのではないだろうか。
　”白人＝戦争”という図式が､ハッキリと見えた感じがした。勿論､白人の中にも平和主義者はいますが､比率少な過ぎ。

　アジア大会を見ててつくづく思った。白人がいないというだけで､これ程までに､友好でフェアで純朴な祭典を繰り広げる事が出来るのだ。

　勿論､中国と日本と韓国の熾烈なメダル争いも､緊張感と充足感にに充ちていた。しかし､そこには過去の負の歴史を超えた”情”が見え隠れしてた。結局､アジアは一つなのだ。これこそが､アジア人と白人との決定的な差だと思う。白人は一つにはなれないのだ。

　
　勿論､優秀で崇高な精神を持つ､尊敬に値する白人も沢山いる。個の能力にても歴史が語る様に､まだまだ白人に水を開けられてるが。協調と繊細､平和と礼節という点では大きく勝ってる。
　欲は争いを生み､協調はゆとりを生む。言い換えれば､白人は戦争を生み､アジアは平和を支えた。勿論､アジアにも危険因子は沢山いる。つまり､アジアは地球に優しいのだ。
　
　しかし､今回のアジア大会は人類が進むべき道を暗示してくれた様な気がする。