昨晩、フジTV系列の報道番組?を見てたら、”DNAワクチン”が紹介されてた。
”ワクチンなんて時代遅れの産物だし、インフル一つ殺せない薬が今更なによ!”と、思いながら眺めてたが、見てるうちに不思議と興味を覚えた。
新型コロナウイルスに対し、約60%の効力があるとされる”DNAワクチン”の開発が日本でも急がれてるとの事だ。
元々、米陸軍がウイルス兵器対策用に、”融通のきくワクチンの供給を”として開発を進めてたものとされるが。これが仮に人類を救うとなれば、嬉しいけど皮肉でもありますね。
日本政府も、この「遺伝子ワクチン」に大きな期待を寄せてるみたいですが。
そこで今日は、この「DNAワクチン」の真相と未来について述べたいと思います。
新たなワクチン開発のニュース
DNAプラスミド製品の開発実績をもつバイオ製薬企業のアンジェスが、阪大と共同で新型コロナウイルス(以下、COVID-19)に対するDNAワクチン開発に着手したと発表した。
同社の創業者でもある森下竜一阪大教授はDNAワクチンの安全性の高さを強調した。
しかし開発スケジュールには、臨床試験等でヒトを対象に使用できる様になるには”最短で6カ月はかかる”としている。
以下、”DNAワクチンの共同開発に着手”から一部抜粋です。
”DNAワクチン”とは、対象とする病原体の蛋白質をコードする環状DNA(プラスミド)を接種する事で病原体蛋白を体内で生産し、免疫を付与するものだ。
病原体を使用しない為、安全かつ短期間で製造可能とされる。
COVID-19に対するDNAワクチンの開発は、アンジェス創業者でもある森下阪大教授(臨床遺伝子治療学)が提案。開発はアンジェスと阪大が共同で進め、製造はプラスミドDNAの製造技術•設備を持つタカラバイオが担当する。
DNAワクチンを馬に接種する事で、COVID-19患者の重篤化を阻止する抗血清製剤も製造する計画だ。
会見に臨んだ森下氏は、”DNAワクチンは10年以上前から12種類の臨床試験で計1400人以上の健常人に投与され、安全性への懸念はない”とDNAワクチンの安全性の高さを強調する。
インフルワクチンの鶏卵法などと比べ、極めて短期間で製造•供給が可能な事から、”COVID-19の国内蔓延を阻止する緊急対策に適してる”とされる。
ただ、臨床試験等でヒトを対象に使用できる様になるまでには”最短で6カ月はかかる”とし、それまでにCOVID-19の流行が抑え込まれれば、開発を中止する可能性もあると述べた。
森下氏は、加藤勝信厚労相や萩生田光一文科相から、”できる限りの支援をするとの話を頂いた”とし、承認手続きの簡略化や開発費への支援に期待を示した。
以上、”ドクターマイナビ”からでした。
因みにアンジェス社は3/24、このDNAワクチンの原薬が完成したと発表。ワクチンを用いて動物による非臨床試験を行い、数カ月内にヒトでの臨床試験開始を目指す。
アンジェスは、このワクチンを用いた新たな治療薬開発も予定だ。開発デザインとしては、ワクチンをウマに接種し、ウマの体内で作られた抗体を用いて抗血清製剤にする。
昨晩の報道番組に、ゲスト出演してたアンジェスの森下氏のコメントも実に説得力の深さを感じた。
勿論、異論•反論もあろうが、緊急事態宣言が確実とされる中、医療関係者が次々と集団感染の犠牲になり、全感染者の半数以上が経路不明となると、インスタントにスピィーディーに製造できる、この”遺伝子ワクチン”は適任なのかもしれない。
隔離政策やパンデミック宣言、緊急事態宣言を発令しても有効打に成り得ない現状の中、果たして「DNAワクチン」は救世主になりうるのか?
DNAワクチンって、一体何者よ?
ところで、”遺伝子ワクチン”という名を聞いた日本人はそう多くはないだろう。いや今回が初めてだという人も多いだろう。そういう私もその一人である。
そこで、DNAワクチンの実像と現実を述べたいと思う。
以下、”「DNAワクチン」はインフルエンザ予防を変えるか”から抜粋&編集です。
2005年とかなり古い記事ですが、真相を知るには格好の記事ですね。
インフルエンザ予防ワクチンの製法は、18世紀から殆ど変わっていない。
膨大な数の鶏卵に頼り、生産には9ヵ月もの時間がかかる。製造が一旦始まった後で新型のウイルスが出現した場合は対応できない。
そこで、ウイルスから少量の遺伝子だけを抽出し、それを人間に注射する「DNAワクチン」の開発が進められてる。
現在、幾つかのバイオテクノロジー企業がインフルエンザ予防ワクチンをより短期間で製造できる新しい方法に取り組んでる。
新製法のワクチンは、インフルエンザウイルス全体を接種する必要があった従来の予防法に取って代わるものと期待されている。
この技術は、一種の”遺伝子治療”で「DNAワクチン」と呼ばれる。この技術を後押しする人々は、50年間続いてきたワクチンの製造方法の欠点を補う最良の方法だと主張する。
一方で、政府や大手の医薬品研究資金の殆どは、未だに卵をベースにした旧来の方法に注ぎ込まれてる。
米国政府は、鳥インフルエンザのワクチン製造の為に、米国第2位のワクチン供給業者のカイロン社と6250万ドルの契約を結んだ。更に米政府は、仏サノフィパスツール社と同様のプロジェクトの為に、1億ドルの契約を締結した。両社ともワクチン製造には未だに卵を使っている。特にカイロン社は、リバプール(英)にある鶏卵を使ったワクチン製造工場を最新にする為に、1億ドルを超える資金を投入する計画だ。
インフルワクチンとDNAワクチンの違い
但し、最前線でインフルエンザ予防ワクチンに取り組む政府や大手医薬品会社は、新しい試みも行なってはいる。
鶏卵の代りに哺乳動物の細胞を使う事で、工程を数週間短縮しようとしてる。これはバイオテクノロジー医薬品を製造する際に使われる標準的な技術だ。
当然の事ながら、ワクチン製造技術は新旧を問わず同じ原理に基づいてる――身体を病気に罹ったと思わせ、病気に対する自然の抵抗力を引き出す。
現在の方法では、インフルエンザシーズンに最も流行すると予想される3種類のウイルスが鶏卵に注射され、増殖され、その後の不活性化•殺菌•容器詰めというとても長い工程を経る。
またインフルエンザ•ワクチンは、ワクチンの中でも毎年新しく製造される唯一のものだ。これは、ウイルスが非常に急速に突然変異を起こす事に理由がある。
更にワクチンは、化学的ではなく生物学的な製品である事から、必要に応じて即座に機械的に量産するという訳にはいかないのだ。
DNAワクチンを売り込む遺伝子の専門家たちは、ワクチンを簡単に製造できる状態に近づきつつあると述べる。インフルエンザのDNAの重要な部分を人々に注射できるワクチンを3ヵ月以内に製造できる様になる日が、まもなく来るという。
このDNAの研究者たちによれば、インフルエンザが突然変異を起こし、予想しなかった型になった場合でも、その新型ウイルスから遺伝子を取り出し、更にワクチンを作るだけで済むと。
そして最大の利点は、現在の方法で最もネックになってる、鶏をかき集める仕事から製薬会社が開放される事にあるのだ。
”融通のきくワクチンが必要だ”
”融通のきくワクチン供給計画がどうしても必要だ”と、かつて米陸軍感染症研究所の責任者を務めていたエリック•ヘンカル氏は話した。
同研究所は、米軍部隊の健康を維持し、”生物兵器の脅威”と闘う事を目的としている。
現在の製法では、生きたインフルエンザウイルスを研究者が取り扱う必要があるとヘンカル氏は危惧する。しかし、危険を伴う作業で、DNAワクチンが成功すれば、その必要がなくなるともいう。
DNAワクチンは、エイズからガンに至る様々な病気に対処できる治療法として、10年ほど前に初めて紹介された。マウスではかなり効果的だったが、概して人間では失敗している。注射された遺伝子が目的の細胞内に入れない為だ。
サンディエゴに本社を置くバイカル社のビジェイ•サマントCEOによると、当初のこうした問題は克服されつつあり、同社ではガンやエイズの患者に対するDNAワクチンの試験を実施中だという。
カナダの養殖業者は同社の技術を利用し、鮭がエラから出血して死亡する致命的なウイルスを防ぐ為に鮭に予防接種を行なっている。
英オックスフォードでは、小さなバイオテクノロジー企業のパウダーメッド社が今年の夏、一般的な型のインフルエンザに対するDNAワクチンを12人にテストし、安全性の確認を行なった。
インフルエンザのDNAワクチンが人間に対して行なわれたのは初めての事だ。
同社によると結果は上々で、これで更に人数を増やし、新たなテストを開始できるという。
また同社は、鳥インフルエンザに対する自社のDNAワクチンについて、人間に対する試験を行なう計画だ。但し、いずれも薬が大量生産されるのは、まだ数年先の事になる。
DNAワクチンの未来と課題と
インフルエンザのDNAを細胞内に入れるには、前述した様にインフルエンザに感染した様に身体を騙す必要がある。
パウダーメッド社では、インフルエンザの遺伝物質を微細な金の粒子でコーティングし、音速で細胞に撃ち込む事で、この問題を克服したと、同社の主任研究員ジョン•ビードル博士は説明する。
”現時点では、人々は歴史がある確立された技術を使うのが安全策だと考えている”とビードル博士は言う。”しかし、この方法はあまりにも型破りでリスクも大きい”
パウダーメッド社は、2003年にカイロン社に8億5800万ドルで買収された英パウダージェクト社から分離独立した会社だ。パウダージェクト社そして同社の鶏卵ベースのワクチン製造工場は、米国のインフルエンザ予防ワクチンの主要な供給源だった。
しかし昨年、イギリスの保健当局は、(旧来のやり方では)汚染の恐れがあるとして、元のパウダージェクト社の工場による4800万人分のインフルワクチンの米国への出荷を禁じた。
この件で、売上減と関連する支出によるカイロン社の負担は2億ドル以上に達した。
以上、WIRED JPからでした。
最後に〜未知の驚異に対抗するには?
結局、どんな分野でも新しい事に挑もうとする時は莫大な損失と犠牲が生まれる。
丁度、新型コロナウイルスいう新しい未知の恐怖が登場しただけで、国家予算レヴェルの大金が一気に吹っ飛ぶように。
政府は金と権力の為に、新しいテクノロジーや新しい血(知)を入れる事を極端に嫌う。
旧来のワクチン製造会社が、20年も前に開発が始めらていた「DNAワクチン」の新技術を認めたがらなかったのもそのせいかもしれない。
しかし今、世界がパンデミックの真っ只中にある時、そんな流暢な事は言ってられない。DNAワクチンのコンセプトが米軍の生物兵器対策にあるとしても、そのDNAワクチンを感染患者や医療従事者の為に有効に使うかどうかは、人の叡智にかかっている。
ウイルスを撒き散らす真の正体がウイルスそのものではなく、人間の”強欲”だとすれば、ワクチンを有効利用するのも人の”倫理”であろう。
実際、DNAワクチンがどの様に有効に働くか?は不透明だが。少なくとも有効打の選択肢の1つにはなり得そう気がする。
DNAワクチン開発の森下教授は、”ワクチンの製造もそうだが、政府が出口対策をきちんと行わなければ全てはパーになる”と釘を刺す。”医療従事者や重症患者を優先して投与すれば、効率よく集団感染を防げる”とも指摘する。
勿論、DNAワクチンに100%の効果を期待するべきはない。あくまで大衆の理性ある行動と政府の正しい敏速な判断が第一の原則である。
新型ウイルスには新世代ワクチンで対抗する。そして今、政界も我ら国民も、ウイルスやワクチン同様に、新しく生まれ変わる必要があるのかもしれない。
ワクチンのコンセプトが何であろうと、今は人類を救う事が先決です。こういう点においてもアメリカは中国を遥かに凌いでます。
結局、中国とWHOは何の解決策も見いだせず、中国はウイルスをばら撒いただけですし、WHOは中国に追従し、対応が遅れた為にパンデミックを引き起こしました。
新型コロナはチャイナウイルスであり、WHOウイルスでもあります。これを機に日本は脱チャイナを図るキッカケにしたいですね。
中国以外にも有能なアジア諸国は沢山あります。ある意味、今回の新型コロナ感染で中国は世界の信用を全て失った感じがします。
もしDNAワクチンが新型コロナ撃墜の最初の有効打になったら、中国はオシマイですね。
医療者として許されない行為とおわびしたが、許されないというより単なる馬鹿だろう。
昨日も東京都では83人の感染者が出たが、8割が経路不明だと〜(;O;)
何で夜の飲み屋を閉鎖しないんだ?緊急事態宣言なんだからそれくらいの事はしようよ💢
感染しにくいなんて聞くが
どうなんだろ~ね
ジョンソンが志村の様に犠牲となれば
衝撃波が半端なくなるだろ~ね
梨田も集中治療室で人工呼吸器付けてる
最早、嫌煙家だろうが愛煙家だろうが
コロナは人を選ばない
コロナの前には人類皆平等
正しくコロナ神が
世界を席巻してる
ワクチン研究では日本は世界のトップクラスにあるんで、DNAワクチンが有効打の一刺しになれば、世界の目も日本に向けられるでしょうし、何だか大きな期待を寄せたいですね。
政府も専門家もアテにならなくなった今、ワクチン開発だけが唯一の頼みです。
日本ではまだ非臨床段階ですが、英国もDNAウイルスの研究は日本よりも古く、インフルDNAワクチンを人間に摂取した最初の国です。
出来ない事はないと思いますが。志村さんも天国で”大丈夫だぁ〜”って言ってるような。
はらたいらじゃなく、DNAワクチンに5千点といいたいですね。
NYでは医療崩壊が現実のものとなりつつあります。
世界で一番DNAワクチンを欲しがってるのはNYじゃないでしょうか。
アホな研修医なんて今はお呼びじゃない。医者よりも開発者の時代です。
医者は病気を直せないどころか、ウイルスの犠牲になるという悲しい現実です。医者も患者も我々もワクチン待ちというのも悲しいですね。
大型のネコ科の動物6頭が
コロナウイルスに感染したと
動物が病気になった
世界で初めてのケースという
感染し無症状だった飼育員から
伝染したようだとされる
でもアメリカのメディアは
パールハーバーとか騒いでるな
過去の戦争とは関係ないだろ
それもアメリカが吹っ掛けた戦争よ
こういう報道をするから
爆発感染が止まらないんだ
でも4歳のメス虎は
何だか哀しそうな顔してたな
アメリカの自由はウイルスにとっても格好の自由なんでしょうか。
トランプの身勝手が爆発感染を産んだとも言えますが、パールハーバーを持ち出す米メディアもかなり追い詰められてますね。
アメリカも中国と同様に強烈な後遺症に悩まされるでしょうね。
人類のためにはワクチン開発もしたらいいと思いますが、私のように生きていてもあまり役に立たない老人は、このウイルス蔓延に便乗して死んでもと思います。だけど、苦しみながら死ぬのは嫌だから、感染したら、あっという間に死なせてほしいです。
日本のワクチン製造の技術は世界のトップクラスです。英国のジョンソン首相も大博打でしょうが、このDNAワクチンを試すべきかもです。
多分、今更感の非常事態宣言も何の役にも立たないと思いますが。不思議と日本発のDNAワクチンには期待しますね。逆にこのDNAワクチンでダメだったら、人類はキツイです。