6月以来の”鏡張りの部屋”ですが、間が空きすぎたので、簡単に振り返ります。 因みに登場人物は、前回”その38”の図をClick参照です。 主人公のダーレムは、ある闇組織に追われるも九死に一生を得て、迷宮のホテルカリフォルニアに救われた。 ホテルに監禁されたダーレムは、老支配人マティウスや受付の若い女カミーユに守られ、男は少しずつ自分を取り戻していく . . . 本文を読む
私は酒呑みのくせに、大の甘党である。 特にチョコレートと粒あんと黒砂糖は大の好物である。 気分が落ち込んで食欲がない時や眠れない時は、よく甘いものを口にする。脳が疲れてるのだろうか。私にとって粒あんは、一種のカンフル剤なのだ。 しかしあんこに関しては、市販されてる粒あんをしばし買うが、どうもあのわざとらしい甘さに胃が凭れる。とても毎日食える代物ではない。でも甘いものがほしい。毎日食える、身体に安 . . . 本文を読む
私の部屋には、壊れたプリンタが2台と、同じく壊れたデスクトップが3台ある。それに使わなくなったPCパーツ群が本棚を所狭しと覆い被さってる。お陰でPC関連の機器だけでも、部屋の半分を占めている。 リサイクルショップに持っていっても、古い奴やジャンク品は引き取ってくれない。つまり、今や部品取りにすらならないのだ。 人間も同じで、歳を取るとジャンク扱いになり、パーツにすらならない? パソコン同様に政治 . . . 本文を読む
生まれて初めて、”親父刈り”に遭った。TVドラマや小説では知ってはいたが、実際に遭遇すると、背筋が凍りつくものだ。 とはいっても夢の中での話だが、非常にリアルだった。 話は逸れるが、最近はよく夢を見る。別に夢を見ようと思って眠りに就く筈もないが、ブログを再開した途端、特によく夢を見るようになった。ブログを休んでた2ヶ月ほどの間は全く夢を見なかったから、とても身体の調子が良 . . . 本文を読む
モーパッサンは、日本で一番有名なフランス人と言っても言いすぎじゃない。 解説にもある様に、モーパッサンのブームはとても古く、明治30年代に第一波が訪れ、以降今日までおびただしい数の翻訳が刊行された。 特に「女の一生」に関しては、80数点の翻訳が存在するというから驚きだ。 今日紹介する「脂肪の塊/ロンドリ姉妹」という傑作編では、”脂肪の塊”を除く9篇は入手可能な他の文庫では . . . 本文を読む
私はマスクをするのが苦痛ではない。 仕事柄、危機意識を徹底して叩き込まれたのもあるのだろうか。勿論、鬱陶しいと思う時もあるが、暴れたり、喚き立てる程ほどに嫌がる人の気持ちが、どうも理解できない。 例の”マスク拒否”のトラブルだが、男の症状?を考慮すると同情の余地もなくはないが、男に正当な反論があれば、直ぐに機内から降ろし、機内以外の場所で話し合うべきだった。 ある意 . . . 本文を読む
”2030年、高齢化と格差社会が進展し、人口の4割が高齢者と生活保護者となり、その上、医療AI「のぞみ」が全国民の個人情報等を管理する時代。 そんなある日、AI「のぞみ」が突如として暴走した。人間の生きる価値を選別し始め、殺戮を開始する。 警察は、「のぞみ」を暴走させたテロリストがその開発者である天才科学者(桐生=大沢たかお)と断定し、逃亡する桐生を今度は監視AIが追跡する&rdqu . . . 本文を読む
”初午”と書いて、これを読める日本人がどれだけいるだろうか?もちろん私は読めなかった(悲)。答えは、”はつうま”である。 十二支の子•丑•寅•卯•••の”午(うま)”と言えば、誰もがハッと気付くであろうか。つまり、牛の角がないから午(馬)なのだ。”初午祭 . . . 本文を読む
前回”その43”の訪問者である「ジョーズ2」の娘役が夢に出てくれたお陰で、夏バテも吹っ飛びそうな喜びでしたが、今回は分厚いお化粧をした芸者さんの登場です。 芸者と言えば、田中角栄元総理が囲ってた東京•神楽坂の超売れっ子芸者であった辻和子が有名ですが。彼女が19歳の時、当時28の角栄に出会い、47年間に渡り、人生を共にし、2男1女をもうけ、人生を共にしました。 あ . . . 本文を読む
4月末以来の、ゾラの”ルーゴン=マッカール叢書”です。 この「大地」はその第15巻にあたるが、単行本で624頁もある超のつく巨編である。 当時は散々な酷評に巻き込まれたが、時代はそれを許さなかった。 ”農村に巣くう因襲と旧弊を取り上げた問題小説で、19世紀フランスの農業を扱ったバルザックの「農民」と並び称される。 土地相続を巡り、農民の貪欲がついには親族殺しに . . . 本文を読む