うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

流行り廃り(すたり)。

2010-07-05 | Yoga
流行は、いつか廃れてゆくものです。

僕が関わった健康関連だけでも、15年位前に流行ったクイックマッサージは、今や街で見る事はまずないし、リフレクソロジー(足ツボ)専門店も希少、Yogaは、ホットヨガが減り小さなスタジオと養成講座が増え、アーユルヴェーダや加圧トレーニングもまたしかり。

最近、福岡の街でたくさん見かけるのが、整骨院(接骨院)とクリニック。

最初は、名も無い小さなビジネスが、流行るとみれば追随する者が続出し、養成コースが増え、卒業生が増え、ますます街に氾濫します。
そして、価格競争が起こり、自然淘汰されてゆくのです。

例えば、福岡で整骨院が増えたのは、学校が増えたからですが、この業界も保険点数の絞り込みや過当競争(給与も減少傾向らしい)で、資格だけで患者が来る事はなく、最後は『腕』と『コミュニケーション力』が勝負どころとなります。
整骨院が増えれば、あんま指圧マッサージ屋さんも影響を受け、益々の努力が要求されます。

このように、国家資格の間でも競争原理が働いているのですが・・・

民間の資格はさらに厳しい状況です。

養成コースが増加し始めたときは、既にその市場は成熟期に入っており、その職を目指すのは既に出遅れた感があります。
通常の営業では顧客が減ったために、養成コースを始める場合が多いからで、卒業しても仕事は非常に少なくて当たり前。

国家資格の場合は、その資格が、今後の国家戦略にどのように関わっているか否かを判断しなければ分かりません。予算によって大きく影響を受けるからです。

養成コースや資格取得を目指そうとするときは、『流行ってるから』と言うような動機だけなら、受けない方が良いと言う事です。

業界の今後も調べ、自分のカラー、信念なども考えて、道を進んでもらいたいと思います。
限られた時間を有効に使うためにも。

yamabech@MAYURA