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茶のしずく石鹸の成分を考察

2011-11-26 | ヘルスケア

重篤なアレルギー症状が出ている『茶のしずく石鹸』(薬用 悠香の石鹸)。
人ごとでは済まされないので、研究のため、成分を調べてみた。
まず、株式会社悠香のHPより全成分を引用する。

『有効成分: グリチルリチン酸2K その他の成分: 石けん用素地、茶エキス-1、オウゴンエキス、カモミラエキス-1、アロエエキス-2、 黒砂糖、ユキノシタエキス、ホホバ油、シア脂、ベントナイト、(水解小麦末)、グリセリン、ファンゴ、 ヒドロキシエタンジホスホン酸4Na、フェノキシエタノール、黄酸化Fe、群青、香料、BG』

これらを観て、特徴が3つあると思う。

1)抗炎症作用の強い成分が多い。
2)『泥』由来の成分をはじめ、肌に刺激が強い成分が多い。
3)脱脂力が強い分、保湿成分を加えている。

 

配合量不明のため言い切る事は危険だが、アクセルとブレーキを両方踏んだような、成分の構成。
もし、グリチルリチン酸2Kをはじめとする、抗炎症成分が少なければ、初期の段階から、肌荒れの報告が数多く寄せられたかも知れない。
もっちりした泡の感覚が、実は、善し悪しでもあったと思われる。

個人的にひとつ気になるのは、ベントナイトと水解小麦末の組み合わせだ。
詳細は割愛するが、イオン結合の関係で、使用初期の段階では、皮膚上でのアレルギー反応が出にくかったのが、使用回数が増えるにつれ、大きなアレルギー反応が出て来たのかと、推察している。

この商品、『薬用』と表記されてるので、医薬部外品だと思うのだが、医薬部外品は、使用成分も配合率も、化粧品に比べると規制が穏やかなだけに、その分、リスクも多くなることがあるので、注意が必要だと思う。

この商品が、化粧品だったら・・・ここまでの被害は起きなかったかも知れない。

yamabech@mayura



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