第20作目の、神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)です。
千葉県木更津市
巨大な波が舟を飲み込まんばかりに襲い掛かってきます。
この大波を白と藍で表現しています。
船頭たちは、舟べりにただしがみついているようです。
荒れ狂う波の先には富士が鎮座しています。
動と静、近と遠の鮮明な対比がこの図の主要なテーマです。
画家・ゴッホは弟テオに宛てた手紙でこの画を激賞し、またフランスの作曲家・
画家・ゴッホは弟テオに宛てた手紙でこの画を激賞し、またフランスの作曲家・
ドビュッシーが仕事場に掲げ交響曲「海」を作曲したことはよく知られています。
江戸湾(東京湾)は、漁船や各地からの廻船の通行が盛んで、房総半島から
江戸に 海産物を運ぶ際に利用されたといいます。図はその際の出来事を象徴
的に描いた ものでしょうか。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
少しアップしました。
原画です。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
波も、作り始めと終わりでずいぶんと違っていて、上手になっていました。
と言って、作り直す訳にもいかず・・。
アート鑑賞ナビゲーター藤田令伊のブログから「ボストン美術館浮世絵名品展北斎」(2014.9.13~11.9:上野の森美術館)の神奈川沖浪裏の感想を紹介します。(要をえた感想ですね)
http://artray.jugem.jp/?eid=97
風と水と北斎(すなわち人間)との力争とあります。
コメント、ありがとうございました。
もおう一度ネジをまき直して次作、頑張ります。
『構図どりの巧さ・細かな(船の人や上の波)に、輝くものを感じます!!』
…これはお世辞ではなく、本当に「構図どり・バランス・本来の平面の北斎画を立体・紙紐に上手く落とし込む」…これはそうそう真似できるものではないと想いますし、
「ずっと作ってきた故に、ここまで辿り着いた」 特に細かい部分ほど鍛錬が自然と出ると想いますし。
…良いもの、良い芸術を魅せて頂きました。閑斉様と作品に賛辞と感謝を…!!
この作品を作りたいためにこの北斎作品を選んだのですが、出来てしまうとちょっと虚脱しています。
力を入れたので、次のエネルギーが湧いてこないんですね。
ところで、神戸と沖縄のブログ読みましたが、作品たちといい旅だったようですね。
コメントが入らなかったので、この場を借りました。
力を入れたので、次のエネルギーが湧いてこないんですね。”
…力作にはよくあるものですよね、のんびりまったり考えていいと想います。アイデアが湧いたり改良したくなるまで。
”ところで、 ~ コメントが入らなかったので、この場を借りました。”
本日調べて初めて知りました汗 『コメント:許可しない』になっていました※下書き保存にした際に間違って押したのかと…。大変失礼したしました…
そして荒れ狂う波間に、転覆しないように揺れ動く舟のリアルさがすごい~!!
閑斉さんのこつこつ集中して作業されてるお姿が目に浮かびます。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/e3f11fa7d29602043896da09313a8ff8
また、先月に池袋西武の「北斎展」を鑑賞して参りました。6日まで開催中です。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/3f19095b84ec708f968e543961a7f88a
この「神奈川沖浪裏」の立体パネルもむ展示していました。
私のと作り方が似ていて、やはりそうなんだと思いました。