閑(ひま)じぃのブログ by 閑斎

趣味の紙紐細工創りとその時々の歌、旅の紹介です。遠方には行かなくなり近くで楽しい仲間との歌を楽しんでいます。

戸塚 (元町別道)

2018-10-11 09:49:56 | 歌川広重 東海道五十...

京から数えて51宿目、戸塚宿です。

戸塚宿までは相模国だったそうで、次の保土ヶ谷宿は武蔵国になります。
戸塚宿を貫流するのが柏尾川で架かっているのが吉田橋です。戸塚宿の入り口、柏尾川に架かる吉田橋。通称・大橋と呼ばれ、呼び名の通り立派な橋でした。
絵の「こめや」の看板の店は実際にあった茶屋だそうで、軒下の下げ札は参拝する団体名の講が書いてあり、特約店を示すそうです。米で作った餅菓子で有名な店でした。
副題の「元町別道」は鎌倉街道の別名だそうで、石の道標には「左りかまくら道」と書いてあります。
戸塚宿は鎌倉街道と大山道の交差する交通の要衝でした。
絵には「えいやっ」と馬から飛び下りる旅人が描かれていますが、一説に、後には米相場が下りるのが縁起が悪いと米屋が嫌って、馬に乗るように変更されています。

 

今回は、前作の反省で人物を丁寧に制作したら、人物が大きくなり背景とのバランスが
悪くなりました。なかなか、難しいものです。
 
 
少し角度を変えました。
 
原画です。

 


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4 コメント

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Unknown (ゆきママ)
2018-10-14 23:14:36
家あり、松あり、橋あり、海あり、そしてたくさんの人物に馬まで、、、大作ですね。馬からおりようとしている姿がリアルです。相模を過ぎいよいよ武蔵の国入りですね。
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Unknown (閑斉)
2018-10-15 07:05:11
でも、やっぱり人物の制作がいつまでも経っても難しいですね。
絵で見える、躍動感のようなものが欠けています。
何だかんだと思っているうちに、いよいよ武蔵の国入りです。
江戸まで、もうちょいです。
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Unknown (山野あけび)
2018-10-20 15:19:40
閑斎さん、戸塚までが相模国だったのですか!その先は武蔵国なのね、知らなかったわ。日本橋を出発した旅人たちには特別な思いがする所だったでしょうね。こめやの下げ札など、いまでもあるよね。「阪急交通社ご一行さま」とか・・・おもしろいね。米相場の話などほんとうに可笑しい!背景の物語を知ってみると、100倍楽しめますね。閑斎さん、よく調べていますねー。おかげでわたしもラクしながら旅を楽しむことができます、ありがとう!ところで戸塚はあまりに近すぎて「旅行」したことがありません。横浜の友人たちと会うのはいつも戸塚なのですがおしゃべりしてそのまま帰ってしまいます。駅のホームから柏尾川を眺めていたら反対側に来た列車に乗り遅れるトンマなことも。そうそう実家の墓参にはここから地下鉄に乗り換えます。でも戸塚についてはよく知りません。遠くに行くだけが旅行じゃないね。こんどゆっくり見てきますね。日本橋終着駅まであといくつあるのかしら。ちょっと淋しいですけど、閑斎さん、残りの旅路もお気をつけて。楽しみにしていますね。
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Unknown (閑斉)
2018-10-22 20:21:23
いつの間にか、我が街を過ぎてしまいましたね。
先日、昔のラグビー仲間が4人来てくれたのでひとつづつ持って帰って貰いました。
で、日本橋が予約になっていて、ここに掲載したらすぐに宅配で発送です。
お世話になったいる方にも渡していますので、広重は、もう、12個嫁入りしました。場所が空かないと次の作品を置けないので貰っていただけると嬉しいです。
次は、保土ヶ谷です。
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