「国民健康保険料を滞納しているので保険証が無いから医療機関で診療を受けることが出来ない」
こういう報道は何度か目にしたり聞いたりしています。
けれども、「無料低額診療事業」という制度があることに触れた報道は一度も無かったのではないでしょうか?
共産党員ではないのですが、しんぶん「赤旗」を購読しています。
私も先程届いた「赤旗」で初めて知ったのですが、何故このような制度があることをもっと広く知らしめないのでしょうか?
この記事で取り上げられている方も、糖尿病や心臓病で通院していたが息子さんが失業したため、3割の窓口負担を払えず2年ほど治療を中断していたそうです。
日本共産党が生活保護の改善に取り組んでいることを知り、連絡を取り、初めてこの「無料低額診療事業」のことを知ったそうです。
この「無料低額診療事業」は、広く生計困窮者一般を対象とするものであり、
被保険者やホームレスに限られるものではなく、人身取引被害者、配偶者からのDV被害者その他の者についても対象となるようです。
いつも思うのですが、この制度に限らず、児童福祉手当等にしてもそうですが、
こちらから請求(要求)しない限り、恩恵を受けることは出来ません。
その為、先ずその制度を知らなければ、ただの絵に描いた餅です。
ですから、報道関係者は上の「健康保険証が無くて病院へ行けない」などの報道をする際には合わせてこういう制度がある、と制度の利用を呼び掛けることも必要ではないでしょうか?
又、役所なども求められたことだけ用件を済ますのではなく、健康保険料滞納者に対してはこのような制度もあるという事を教えてあげるべきです。
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