野良仕事しているこうちゃんの傍を離れないジョウビタキ^^
ネコヤナギ
バッタ
「こんなん出てきた~☆」
嬉しそうに40年以上前にブリヂストンさんから貰ったジャンパーを着るこうちゃん。
昨日は家事をしながら燃料店さんのコメントのことを考えていました。
業転のことを書いて投稿ボタンを押す時にはいつも、真面目にやっておられるPB・無印店のことや、
自己資産を食い潰した後に、或は特約店の背信行為等により、致し方なく他社買いすることになった系列店のことを考えます。
今回、燃料店さんからコメントを頂いて、ガソリンスタンド以外の燃料店さんのような存在も忘れてはいけないと思いました。
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ガソリンスタンド業界の歪みを書こうとすると、“業転”は避けては通れません。
規制緩和以降、
「系列仕入れでは戦えない」ーと、系列店でありながら業転玉を仕入れる業者が増えました。
「お客さんを騙すような真似はできない」-と、全量正規ルートでの系列玉仕入れを続けた業者は、「本当の証明になるツールを」望みました。
系列店の多くが望んだものー
それは「公正・公平、透明な仕切制度」と、「仕切り格差の是正」のはずです。
>数量・支払い方法により仕入れに差があるのは当たり前
燃料店さんが書かれているように、それは高値の仕切りを強いられている系列店も理解しています。
PB-SSとの仕切り格差がブランド料プラスαなら文句はないのです。
販社や大手量販店との格差も2-3円程度であれば文句はないのです。
その格差が最終的に1リッターで10円以上も開くというのは如何なものか、
また、それにより小口配達を担っている地場業者が廃業へ至っているがそれで良いのかーという事なのです。
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全石連会長の「系列店でも業転5割許容を」の記事には驚きました。
そんなことを言ったら「仕切り格差の是正」がウヤムヤになってしまう。
公取委の「系列店でも(出荷元が同じと証明されれば)業転OK」の見解には驚きを通り越して怒りさえ覚えました。
職責から逃げたと思いました。
それにしてもどうして「仕切り格差の是正を」という声が、「系列でも業転5割許容を」となってしまったのでしょうか?
そういう声の方が多かったのでしょうか?
それとも、一部の方の、“声の大きさ”だったのでしょうか?
業転は「生き残りの手段として買うべき」という議論もあるが、「資金的に余裕がなく買えない人」や「それぞれの理由で買わない人」がいる以上、全面的な解決手段とはいえないため、業転格差はリットル2円まで縮小すべきー、
栃木県石商 村上理事長の提言です。
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系列玉と業転玉、元売から出荷された“玉”は、そのどちらも品物(品質)は同じです。
しかし、「違い」はあります。
非系列玉を扱っている方には面白くないことかも知れませんが、
それが「元売の連帯保証」と「継続供給の証明」です。
それにPOSシステムや元売りカードの取扱いに関するコスト等々を、「ブランド料」として納めるから系列店なのであり、
他社買いは、そうした本来負担せねばならない「ブランド料」を負担せずに系列店としての旨みを傍受することに他ならない。
それらを認識しながらも、「“致し方なく”他社買いをしている」と言うのならまだ許せても、
「業転を取るのは経営努力」「業転を取らないのは経営者として無能」などと、
自己の行いを正当化するために全量系列仕入れの経営者を愚弄する発言を繰り返してきた同業者に対しては、
揮発油以外の灯油軽油も全て系列仕入れをしている立場の人間として、
これはハッキリさせておかねばなりません。
その上で、
何故、系列店でありながら業転玉を取らねばならなくなったのか、
業転玉を取っても廃業に至ってしまう販売店があるのは何故なのか、
消費者の皆さんにそれらをお伝えしたいのです。
燃料店さんの地域では灯油難民なんてあり得ないのかも知れませんが、だからといって全ての地域にそれが当てはまるわけではないと思います。
今、というか、もう何年にも渡って非系列玉は大変安価で流通してきましたから、その安価な玉で商売ができた業者と、高値の玉で商売をせざるを得なかった業者では、体力にも大きな差がついていると考えるのが妥当なのではないでしょうか。
灯油の配達
灯油配達、明と暗
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当ブログ「masumiノート」では、
「棲み分けによる共存共栄」と、「系列店は系列仕入れで商売していけるように」と書いて来ました。
「業転玉の品質は悪い」というような事は一度も書いていません。
それどころか、他者からのそのようなコメントがあれば、それを訂正してきました。
それでも、
>ウチで扱っている灯油は売れ残りですか?バッタモンですか?
という反応が返ってきてしまう。。。
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どうか、
一行に囚われず、ブログ全体を通して何を伝えようとしているのかを考えるようにして頂けたら、と思います。
文才のなさを棚に上げてのお願いになるかも知れませんが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。