※前記事にむらっちさんから頂いたコメントのお返事としてー
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あくまでも私個人の意見ですが、
結論から言うと「緊急時の優先給油は対応しかねる」でよいと思います。
大きな価格差があれば目先のコストが優先されるのは仕方がないです。
何かが起きても「喉元過ぎれば熱さを忘れる」。これも大震災以後証明されました。
>「平時に安いSSでの給油を行う自治体があり、緊急時の優先給油は対応しかねる」
いくら組合が自治体と災害時協定を結んでいたって、「緊急時の優先給油は対応しかねる」です。
そもそもどうして当店が(当店だけではないはずです)自己資産を投入しながら全量系列仕入れを貫いてきたのか。
業転で薄めれば自己資産には手を付けずに済んだのに、何故それをしなかったのか。
それはオイルショックの経験から
「供給不安が起きれば“継続的な供給を約束されている系列玉”であっても前年比何%という形で制限を受ける。だから自店を信頼してくれている常連顧客のためにも他社買いは出来ない」という思いからです。
「供給不安が起きれば“継続的な供給を約束されている系列玉”であっても前年比何%という形で制限を受ける。だから自店を信頼してくれている常連顧客のためにも他社買いは出来ない」という思いからです。
しかしそういう事態では全量系列仕入れをしていたって供給不安に違いはありません。
特に地下タンク容量の小さい当店ではタイミングが悪ければ掛会員さんへの供給すら心許なくなると思います。
そのような状況で勝手な時だけ利用される自治体など消費者に回す玉(燃料油)なんてありません。
そのような状況で勝手な時だけ利用される自治体など消費者に回す玉(燃料油)なんてありません。
こう言っては何ですが“協定”とか“住民拠点”とかいう発想が間違っていると思います。
それよりも消費者にリスクを承知させるべきだと思います。
その方が効果があるのではないでしょうか?
だって現に災害時協定を盾に平時の利用を逃れている自治体の存在があるわけですから。
全ては1リッターで10円以上もの大き過ぎる卸格差がそもそもの原因です。
それを何十年も、又ガソリンスタンドの数が半減するまで是正がなされなかったことでこうした問題が発生しました。
それを何十年も、又ガソリンスタンドの数が半減するまで是正がなされなかったことでこうした問題が発生しました。
当店のような3者店は多く、
(当店はギリギリ黒字ですが赤字の店も4割近くある)
この先もポリ容器1つ2つの配達を担ってきた地場店は減少を続けるでしょう。
(当店はギリギリ黒字ですが赤字の店も4割近くある)
この先もポリ容器1つ2つの配達を担ってきた地場店は減少を続けるでしょう。
広域業者や異業種の新設店でSS数はある程度キープできるのかも知れませんが、セルフ比率が増大し小口配達難民は増えるでしょう。難民とまでいかなくても週に1度とか何リッター以上とか、配達料上乗せとか・・・兎に角今までと同じでは無くなります。
発券店値付けカードの影響も増大しているそうですが、これも卸格差があるからでしょう。
販売店の努力が及ばない部分(発券店値付けや、卸格差)によって適正利益を得られなくなったことで過去には7~8割もの販売店が赤字で、年に600万円も自己資産を食い潰しながら営業を続けてきたというような、この業界。
何故自己資産を投入してまでも営業を続けるのか?
地場の辛い所です。
でも「地域のため」なんてキレイごとは言いたくありません。
地場の辛い所です。
でも「地域のため」なんてキレイごとは言いたくありません。
先日、洗車機を撤去したことに気付いた現金フリーの常連さんが心配して「ここが無くなったら困る。やめないで」とおっしゃるので、洗車機が無くなっても店は続けることとお礼を言って「今後とも宜しくお願いします」と頭を下げました。
でももしこれが“車はセルフ、セルフでは買えない携行缶だけ”の人だったらこちらの返答は違ったものになったでしょう。
P.S.
阪神淡路大震災では休業した店もある中、「燃料油を切らすわけにはいかない」と夜中に自社ローリーを走らせ燃料油の確保に奔走し地域への供給を続けたこうちゃん。
東日本大震災では自身も被災者でありながら供給を続ける同業者の姿に「これがガソリンスタンドマンやねん。普段高いの何のと文句を言われていてもこういう時、動くねん。アホやねん」と目を赤くしたこうちゃん。
今、こうちゃんは言います。
「浪花節の時代は終わった」
P.S.
阪神淡路大震災では休業した店もある中、「燃料油を切らすわけにはいかない」と夜中に自社ローリーを走らせ燃料油の確保に奔走し地域への供給を続けたこうちゃん。
東日本大震災では自身も被災者でありながら供給を続ける同業者の姿に「これがガソリンスタンドマンやねん。普段高いの何のと文句を言われていてもこういう時、動くねん。アホやねん」と目を赤くしたこうちゃん。
今、こうちゃんは言います。
「浪花節の時代は終わった」