masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

公器としての元売ならば、

2019年07月06日 | ガソリンスタンド4

st31掲示板より

>st31情報サービス
>知ると知らないでは、元売り・商社の対応・価格が全然違います。
>値引き交渉の重要なアイテムである事は、内々には知れ渡っています。 




>情報知っているからと、元売が最初から安値で出してくれていみたい と。 


※st31情報サービスは、月額5,000円(税別)の有償サービスです。





7月5日ぜんせきより

総合資源エネルギー調査会基本政策分科会
中東情勢リスクに言及 過疎地域供給脆弱性も指摘


政府 SSの多機能化促す
昨年に引き続き、「燃料供給拠点の地域コミュニティインフラとしての機能強化」という文言が盛り込まれ、SSを単なる燃料供給拠点という位置付けから、多様な事業・サービスを提供する地域コミュニティインフラへの機能強化を促す内容となった。

※これに応えられるSSはどのくらいあるのかな?
こういう会議に出席している方々に末端の地場店の実情を本当に理解出来ている人はどのくらいいるのかな?




近畿 60組合員(79SS)減少 供給網維持に不安感
組合員の減少に歯止めがかからない。
需要減・価格競争は地場SS業者の体力を奪い、廃業へと追い込んでいる。
組織弱体化を懸念する声は根強く、災害時の燃料供給網維持への不安感も高まっている。





PB攻勢で荒れる北陸






7月6日燃料油脂新聞より

燃油利幅改善も 安値異業種参入懸念
業界の“無力”憤る声あがる







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st31情報サービスによって救われた販売店は確かにあると思います。
それは否定しません。

しかしその反面、業転玉に市民権を与え、それが今の異業種の台頭と系列ガソリンスタンドの減少へと繫がったことも事実ではないでしょうか。

災害時の供給網を維持できるのかという不安も、異業種や大手は販売数量が見込めるところにしか出店しないからです。
災害時に限らず、彼らは地場店と違って不採算な小口配達も当然行いません。



2013年02月28日の当ブログ記事「生存不能」より
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e938b2e3389316171d28ba2032ba5332

あわじさんがくれたコメント
>それによって大切な顧客が離散し、店舗が閉鎖し、結果として灯油難民へと至るのですよ。何度も書かせて頂きましたが、私達は死に物狂いで仕切り価格を交渉すべきです。
>それが私達の地域住民を守る方策であり、地域の活性化に寄与するはず。


その通りです。

そして我々3者店はそのために、元売や国に消されようとされながらも、マスコミに見捨てられながらも、消費者の無関心に苦しみながらも、
それぞれの持つ力を使って踏ん張っているのです。

仕切価格交渉で安値を得ることはもちろん大事です。
だけど、それではそこで終わってしまう。

これはもう、全国的な問題なのです。


※仕入れ努力については2012年6月に記事をアップしています。
仕入れ努力   仕入れ努力(つづき)   仕入れ努力(つづきのつづき)

しかし、このような仕入れの努力(交渉)などせずとも簡単に安値の玉(油)を手に入れることは可能でした。
業転玉を「買ってください」と複数の燃料商さんが営業に来られることはしょっちゅうだったのですから。




ガソリンスタンド数が半減し、まだ減少も止まらない。
ガソリンスタンド難民・灯油難民は益々増えそうです。

20年前ならいざ知らず、こんな状況でもまだ「情報のアルナシで卸値を決める?」

業転玉ならそれが当然かも知れませんが。

公器としての元売が系列店に対していつまでもそのような真似をしているのは如何なものでしょうか?

JXTGは一昨年、先日は出光昭和シェルも新仕切り方式を公表しました。
情報のアルナシではなく、その新仕切り方式に則って公平公正に流通させて頂きたいものです。

又、2者店のさじ加減によって高値仕切りを強いられている3者店の存在を無くすことも、公器としての元売の役割ではないでしょうか。
( ↑ 3者店の存在を無くすのではなく、中間マージンのことです)





7月5日 読売新聞より