前に読んだようだけれど、居合いが足りずところどころしか覚えてなかった(*/∇\*)
シリーズだというのを知ったので、読みやすかったし、図書館で借りてきた。
テレビのゲストで見たら作者の畠中さんはおとなしい感じのひとで、「しゃばけ」を漢字にすると硬いので、みんなひらがなの題なんです。と話されていた。
17歳になる主人公の一太郎、江戸でもちょっとやそっとでない大店の一人息子だが、生まれつきのひ弱な体質、両親は過保護で甘く心配が絶えない。
二吉と佐助という妖を世話役にしたのは祖父で、祖母にその血が流れていたそうで、一太郎も妖が見える。どう話をつけたのかは不明だが、二人の妖は一太郎のためなら命がけと言うコレも甘やかし放題の忠義な世話役である。
一太郎は、いろいろな妖が見え、寝込んでいても枕元はにぎやかである。
開放されない寝床から、訳あってとうとう抜け出した一太郎は、殺人事件に遭遇する。
お店では一太郎が行方不明になったと大騒ぎ、一太郎はお稲荷さんの鈴が化けた鈴彦姫と、ふらり火のおかげで無事帰宅するが、またいつもの離れに閉じ込められてしまう。
そこで、手代の二吉,佐助を始め身近な妖総動員で事件を解決する、と言うお話。
一太郎は過保護に飽き飽きしているが悲しいことに体が弱い、その分賢い頭で推理する。
妖たちとの邪気のない会話や、付き合いはほほえましくも楽しい。
読みやすく人気のほども知れる。
次を借り手こようと思ったがいまだに貸し出し中だった。
★5
11冊目の「ひなこまち」が出たそうだ。