随分前に同級生にこの本を薦められたことがある。すっかり忘れていたが、すずらん本屋堂のオススメで思いだした。
映画「海辺の家」に似た父と子が家を建てる話のように思ったが、スペンサーと、親に見捨てられた子という設定は少し違った。
両親が自分の都合で、押し付けあったり 、取りあったりする家庭の中で育った息子は、当然普通でない。
そこに関わりあったスペンサーという探偵は、数ある探偵の枠にははまらない。さまざまに個性的な探偵とは一味違った持ち味がある。スペンサーはごく普通の、真っ当な探偵で、私生活に乱れもない。体を鍛え、調理をして、生活はきちんと管理している。
それでも、彼の生きている世界はなかなかくせのある環境で、友達もそれなりに裏があったりするが、その中で智恵を働かせわなを仕掛け、それでも泳ぎ切っていると言うのが、スペンサーシリーズの面白くいいところだ。
そんな彼が、生きることに無関心で、周りに目もくれない少年をなんとか自立させようと思う。嫌な親に目も心も閉ざして、世界は自分の中だけだった15歳の男の子を引き取り、育てようとする。
離婚した両親には金に絡んだ思惑もあって、未だ金づるになる息子を手放そうとしない。
そこでスペンサーが探偵業を駆使して、両親の弱みを握り有無を言わさず追い詰める、なかなか胸のすくところ。
少年は、家を建てようというスペンサーに無関心だったが、彼は強引に自分の生き方を教え込む。男が未だ男らしかった頃の、男らしさを教え込むのが面白い。
しかし少年も、未だまっすぐなところが残っている。おしゃべりなスペンサーの話には難解な詩や文章が混じる。それを「どういうこと?」と聞くのがまたほほえましい。
少年の好奇心は、これも前向きでほほえましい。
家が建ち、少年は心身ともに成長する。背が伸び筋肉がつき若者らしい将来の目標も持つ。
読みやすく、おせっかいなスペンサーの面目躍如、感動的な一冊だった。
映画「海辺の家」に似た父と子が家を建てる話のように思ったが、スペンサーと、親に見捨てられた子という設定は少し違った。
両親が自分の都合で、押し付けあったり 、取りあったりする家庭の中で育った息子は、当然普通でない。
そこに関わりあったスペンサーという探偵は、数ある探偵の枠にははまらない。さまざまに個性的な探偵とは一味違った持ち味がある。スペンサーはごく普通の、真っ当な探偵で、私生活に乱れもない。体を鍛え、調理をして、生活はきちんと管理している。
それでも、彼の生きている世界はなかなかくせのある環境で、友達もそれなりに裏があったりするが、その中で智恵を働かせわなを仕掛け、それでも泳ぎ切っていると言うのが、スペンサーシリーズの面白くいいところだ。
そんな彼が、生きることに無関心で、周りに目もくれない少年をなんとか自立させようと思う。嫌な親に目も心も閉ざして、世界は自分の中だけだった15歳の男の子を引き取り、育てようとする。
離婚した両親には金に絡んだ思惑もあって、未だ金づるになる息子を手放そうとしない。
そこでスペンサーが探偵業を駆使して、両親の弱みを握り有無を言わさず追い詰める、なかなか胸のすくところ。
少年は、家を建てようというスペンサーに無関心だったが、彼は強引に自分の生き方を教え込む。男が未だ男らしかった頃の、男らしさを教え込むのが面白い。
しかし少年も、未だまっすぐなところが残っている。おしゃべりなスペンサーの話には難解な詩や文章が混じる。それを「どういうこと?」と聞くのがまたほほえましい。
少年の好奇心は、これも前向きでほほえましい。
家が建ち、少年は心身ともに成長する。背が伸び筋肉がつき若者らしい将来の目標も持つ。
読みやすく、おせっかいなスペンサーの面目躍如、感動的な一冊だった。
言葉選びがお洒落だし、スペンサーの恋人が素敵だし、でも、あらすじとか、すっかり忘れてしまいました(笑)
文庫は10冊以上あるので、読みなおそうかな♪
まだ二冊目ですが、そんなにあるんですか。
また読んだら書きますね。思い出されるかも
久々に読んで、かっこよさに感動!
明日のブログにアップします。
よろしかったら、お時間のある時に、のぞいてみてください♪
「誘拐」でも、彼はやっぱりかっこいいですか(^^)
ブログ待ってま~す。読ませていただきます。
梅雨はうっとうしいですが、読書にはいいですね。
スペンサーかっこいいですよね!!
わたしも、積読を読みつつ、たまに楽しみたいと思います♪
じめじめ梅雨も、読書日和だと思うと楽しくなりますよね~。ブログ楽しみにしています♪