今日も小さい雨が降っている。月に一度の診察結果は変わりなし。黄砂やPM2.5対策で噴霧する抗アレルギー薬と飲み薬をもらってきた。それとマスクひと箱。もういらないと思ったのに使い続けてなくなった。
購入してきたバーバスカムは初めての苗だったが、お店で写真を見るとビロードモウズイカに似ていた。少し前の早春、散歩道のわきに大きなロゼット状の葉っぱが生えていた。フェンスがあって先は農地や田んぼの畔になっている。草刈りの跡にネコジャラシやたまにひょろっとした小さい土筆やたんぽぽや夏の終わりに彼岸花が咲いたりするところ。冬枯れた土手に珍しい葉が生えてきて見るたびに大きくなって、そのうち花芽が出来、背が延びて先につぼみが出来た。
やっとその頃になって名前に気が付いた。これはビロードモウズイカかしらん。ビロードはいいとしてモウズイカって何なの、どういう意味?猛獣花って様子でもなし。図鑑で調べてみると名前はこれで当たりらしい。黄色い花が咲くらしい。そして定住しないであちこちで芽を出して咲く、なんか旅人の様な、放浪するような、無宿者?素浪人? 西行、空海、ロマの花、どこまで行く( ´艸`)
群がって咲いているところもあるようでただのほっつき歩き、モトイ、優しい旅人や修行者(花)ではないようだ。
それから田植えが住んで畔の草刈りもすんだが、この葉っぱだけは刈り残してあった。私は花を見るまで毎日ここを歩くことにした。通るたびにしゃがんで観察をした。
翌年の春、咲いていた当たり一本でも芽を出していないか通るたびに探してみたが、その後一度も見られなかった。どこで咲いているのだろう。
昨年からこの辺り一面が造成されて楽天の大きな倉庫が建つという。何枚もの田んぼがユンボを使って掘り返されて造成中で、緑がなくなった。お米農家が作っていた土地は消えてしまい風景が一変して朝の散歩道もなくなった。
ビロードモウズイカ(学名: Verbascum thapsus)はヨーロッパおよび北アフリカとアジアに原産するゴマノハグサ科 モウズイカ属の植物である。 アメリカ と オーストラリア 、 日本 にも帰化している。とwikiさんには詳しく書いてあった。
最近多くなったカタカナ名前にも理由があるみたいだが、牧野博士がつけた名前がいい、この花ならなんと名付けたのだろう。もし見つけていたら。
「ミヤコワスレ」でも植えよう。
☆ ☆ ☆
少し前に遠目に黄色い花を見ていました。今年春の散歩で見たのですが、田んぼ一面に蓮華の花が咲いていた時、大きなロゼットが道のわきに広がっていました。
位置からしてあれではないかな。気になっていたのですが、草刈りで無くなっているだろうと思ってしばらく見に行かなかったのです。
それが、調べるとやっぱり「ビロードモウズイカ」でした。前から一度見たいと思っていたのですが、でっかい変わった花でした。
いつもなら草むらになっているところに、この花を残して草刈りをしていました。知っている人は知っているのかな。
2Mはありそうで、背が高く、つぼみが並んだ様子は、毛深いトウモロコシのようです。ただ花が開いた時を見逃してしまいました。黄色い五弁花の、これが毛蕊花だという雄蕊をマクロでばっちり写したいと思ったのですが。
ネットで詳しい紹介があったので読んでみましたが、背丈に見合ったずいぶんたくさんの種を実らせるようですが、ポツンぽつんと生えている様子は、我が道を行く寂しい花のようですが、実は柔らかい服を着た気のいい植物の感じもします。
ゴマノハグサ科というのもびっくりです。その上この姿が人気で、色違いも作り出されて花壇で空に向かって伸びているそうです。この背丈で、はやりの紫色の花が突っ立っているのはなんか微笑ましいというか面白い絵です。また見たい花が増えました。
実にいろいろな用途の薬効があるようで、お役立ちの野草のようですが、あまり知られていないようです。
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