スコセッシの特徴から、それに類する映画の10傑を展開するシリーズの第2弾。
今宵は、ナレーション。
ナレーションや(登場人物の思いを語らせる)モノローグなどは、多用すべきではない―映画学校や教本では、映画術を学ぶものにそう教える。
映画の物語は、映像で物語るもの。そういうわけでしょう。
ふん! 知ったことか。
と思っているかどうかは知らないが、スコセッシはナレーションを多用する。
訂正、とことん多用する。
台詞にかぶさって流れるナレーションの嵐。
情報量の問題もあるだろうが、それを突きつめた結果、スコセッシ独自のスタイルになった。
自分は字幕スーパー派だが、スコセッシやQTの映画はおそらく、表示される文字数に限界がある。
だからほんとうは英語を勉強し、字幕に頼ることなく作品に向かわなければいけないのだよなぁ。。。
(1)『生きる』(52)
胃癌を患う主人公、渡辺勘治(志村喬)を突き放すかのようなナレーション。

(2)『グッドフェローズ』(90)
スコセッシのスタイルが完成し、円熟期を迎えたことを高らかに宣言。
(3)『イングロリアス・バスターズ』(2009)
当時のフィルムが可燃性であったことを、劇中の登場人物ではないサミュエル・L・ジャクソンが解説。
技あり! だと思った。
(4)『ショーシャンクの空に』(94)
主人公の相棒、モーガン・フリーマンのとぼけた感じのナレーション。
味わい深かった。
(5)『天国の日々』(78)
詩情豊かな、テレンス・マリックの代表作。
台詞が少ないぶん、語り手であるリンダ・マンズのナレーションが活きてくる。
(6)『アメリカン・ビューティー』(99)
「―きょう、ボクは死ぬ」で始まる、ひじょうにクールなモノローグ。
(7)『東京裁判』(83)
淡々と事実を伝える、俳優・佐藤慶のナレーション。
(8)『ユージュアル・サスペクツ』(95)
狂言回しっぽいヴァーバル・キント(ケビン・スペイシー)によるナレーション。
ナンダカンダがあったスペイシーだが、名優にはちがいないよね。
(9)『タクシードライバー』(76)
トラビスが記す日記を、トラビス自身が読むタイプの王道モノローグ。
(10)『ボウリング・フォー・コロンバイン』(2002)
撮るツールであるカメラは、このひと(マイケル・ムーア)にとっては拡声器の役割も担っているので、ナレーションを用いないほうが「むしろ」不自然なのだった。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『バックレる、夏。』
今宵は、ナレーション。
ナレーションや(登場人物の思いを語らせる)モノローグなどは、多用すべきではない―映画学校や教本では、映画術を学ぶものにそう教える。
映画の物語は、映像で物語るもの。そういうわけでしょう。
ふん! 知ったことか。
と思っているかどうかは知らないが、スコセッシはナレーションを多用する。
訂正、とことん多用する。
台詞にかぶさって流れるナレーションの嵐。
情報量の問題もあるだろうが、それを突きつめた結果、スコセッシ独自のスタイルになった。
自分は字幕スーパー派だが、スコセッシやQTの映画はおそらく、表示される文字数に限界がある。
だからほんとうは英語を勉強し、字幕に頼ることなく作品に向かわなければいけないのだよなぁ。。。
(1)『生きる』(52)
胃癌を患う主人公、渡辺勘治(志村喬)を突き放すかのようなナレーション。

(2)『グッドフェローズ』(90)
スコセッシのスタイルが完成し、円熟期を迎えたことを高らかに宣言。
(3)『イングロリアス・バスターズ』(2009)
当時のフィルムが可燃性であったことを、劇中の登場人物ではないサミュエル・L・ジャクソンが解説。
技あり! だと思った。
(4)『ショーシャンクの空に』(94)
主人公の相棒、モーガン・フリーマンのとぼけた感じのナレーション。
味わい深かった。
(5)『天国の日々』(78)
詩情豊かな、テレンス・マリックの代表作。
台詞が少ないぶん、語り手であるリンダ・マンズのナレーションが活きてくる。
(6)『アメリカン・ビューティー』(99)
「―きょう、ボクは死ぬ」で始まる、ひじょうにクールなモノローグ。
(7)『東京裁判』(83)
淡々と事実を伝える、俳優・佐藤慶のナレーション。
(8)『ユージュアル・サスペクツ』(95)
狂言回しっぽいヴァーバル・キント(ケビン・スペイシー)によるナレーション。
ナンダカンダがあったスペイシーだが、名優にはちがいないよね。
(9)『タクシードライバー』(76)
トラビスが記す日記を、トラビス自身が読むタイプの王道モノローグ。
(10)『ボウリング・フォー・コロンバイン』(2002)
撮るツールであるカメラは、このひと(マイケル・ムーア)にとっては拡声器の役割も担っているので、ナレーションを用いないほうが「むしろ」不自然なのだった。
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明日のコラムは・・・
『バックレる、夏。』