わが神スコセッシが久しぶりにデ・ニーロと組む新作、『アイリッシュマン』の公開(配信)予定は11月。
あと3ヵ月を切っているので、ときどき「煽りコラム」を展開しようかなと。
今宵は、その第1弾。
スコセッシ映画の一大特徴といえば、「もの言うカメラ」。
俳優や背景を捉えるだけでは飽き足らず、自ら積極的に物語を物語ろうとする。
そこで今回は、カメラワーク/ショットだけでも一見に値する映画(スコセッシ作品含む)の10傑を展開してみたい。
技術を語ると「専門的に過ぎる」なんていう意見も聞かれるが、いやいや以下の10本は、なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんも考えていなくとも、ハッとさせてくれるはずです。
(1)『グッドフェローズ』(90)
何遍だってリンクさせてもらうよ、だって映画史上で最高に格好いい映像だと思っているから。
ステディカムで撮影、いちどもショットを切ることがなく、主人公ふたりを追いかける。
(2)『用心棒』(61)
クライマックスの殺陣、それを捉えるマルチカメラ。とくに、下からのショット。
(3)『キャリー』(76)
大殺戮が展開されるプロムナイトのシーンすべて。
(4)『アラビアのロレンス』(62)
なんもいえねぇ!
これ、スクリーンで観ると、もっとゾクゾクする。
(5)『レイジング・ブル』(80)
スコセッシの映画を、もうひとつ。
「白いマットのジャングル」における戦いを、こんな風に捉えた作品はなかった。
(6)『赤ちゃん泥棒』(87)
コーエン兄弟の面目躍如。
ジェットコースターに乗っている感覚。
(7)『ゼロ・グラビティ』(2013)
長回しのテクニックも、ネクストレベルへ。
コンピューター制御に対する批判も聞こえたが、そもそも映画とはテクノロジーの発展とともに生きているからね。
(8)『豚と軍艦』(61)
強姦のシーン。
天井から眺めるカメラがぐるぐると回転を始める!!
(9)『鳥』(63)
いわゆる、神の視点。
(10)『バリー・リンドン』(75)
90年代以降のスコセッシ映画とは真逆といっていい、どしんと構えたカメラ。
なにも起こっていないのに目が離せないのは、それはつまり、それこそがキューブリックの魔術というやつでしょう。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『喋りだしたら止まらない ~スコセッシ新作まもなく公開記念2~』
あと3ヵ月を切っているので、ときどき「煽りコラム」を展開しようかなと。
今宵は、その第1弾。
スコセッシ映画の一大特徴といえば、「もの言うカメラ」。
俳優や背景を捉えるだけでは飽き足らず、自ら積極的に物語を物語ろうとする。
そこで今回は、カメラワーク/ショットだけでも一見に値する映画(スコセッシ作品含む)の10傑を展開してみたい。
技術を語ると「専門的に過ぎる」なんていう意見も聞かれるが、いやいや以下の10本は、なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんも考えていなくとも、ハッとさせてくれるはずです。
(1)『グッドフェローズ』(90)
何遍だってリンクさせてもらうよ、だって映画史上で最高に格好いい映像だと思っているから。
ステディカムで撮影、いちどもショットを切ることがなく、主人公ふたりを追いかける。
(2)『用心棒』(61)
クライマックスの殺陣、それを捉えるマルチカメラ。とくに、下からのショット。
(3)『キャリー』(76)
大殺戮が展開されるプロムナイトのシーンすべて。
(4)『アラビアのロレンス』(62)
なんもいえねぇ!
これ、スクリーンで観ると、もっとゾクゾクする。
(5)『レイジング・ブル』(80)
スコセッシの映画を、もうひとつ。
「白いマットのジャングル」における戦いを、こんな風に捉えた作品はなかった。
(6)『赤ちゃん泥棒』(87)
コーエン兄弟の面目躍如。
ジェットコースターに乗っている感覚。
(7)『ゼロ・グラビティ』(2013)
長回しのテクニックも、ネクストレベルへ。
コンピューター制御に対する批判も聞こえたが、そもそも映画とはテクノロジーの発展とともに生きているからね。
(8)『豚と軍艦』(61)
強姦のシーン。
天井から眺めるカメラがぐるぐると回転を始める!!
(9)『鳥』(63)
いわゆる、神の視点。
(10)『バリー・リンドン』(75)
90年代以降のスコセッシ映画とは真逆といっていい、どしんと構えたカメラ。
なにも起こっていないのに目が離せないのは、それはつまり、それこそがキューブリックの魔術というやつでしょう。
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明日のコラムは・・・
『喋りだしたら止まらない ~スコセッシ新作まもなく公開記念2~』