Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

The Crucible

2021-01-26 00:10:00 | コラム
とうとう職場からコロナ陽性者が出てしまい、それでなくても厳格だった職場ルールがさらに厳格化、お気に入りの女子工員と気軽におしゃべりすることも難儀になってきて、そーとー息苦しい。

繁忙期ではないので、それほどの工員数ではない―といっても大手だから一晩で数百人は作業をしている、
陽性者のちかくで作業していたものは濃厚接触者として数日間の自宅待機、
だけでなく、陽性者は送迎バスを利用していたため、バスで「ちかくに乗車していたもの」も濃厚接触の疑いをもたれ、やはり自宅待機。

電車→バス通勤だろうから、たぶん電車で感染したのではないかなぁ。。。

陽性者が出たと構内放送が流れたとき、当然ざわめきが起こった。

そして、これがヒトのサガだとは思うのだけれど「誰だろう」みたいな話になっていく。

きょう出てきてないものだから、、、みたいな。

犯人というのは適切ではないが、ほとんど犯人探しっぽい展開になってしまう。

不安がるもの、ちょっと野次馬的に盛り上がるもの、様々だけれど。

これが発展していって、魔女狩りになっていくのだろう。


神の視点的にはそんな風にいってみることも出来るが、自分も当事者のひとりなわけでね。

「誰じゃ」みたいな感覚がなかったといえばウソになる、

しかし、やっぱりそう思われちゃう本人は気の毒であるし、だから自殺者も出てしまうのだろうし、
それにこれが長引いてクラスターみたいな広がりを見せれば、職場が閉鎖されてしまうかもしれず、
おまんま喰えないから始めた副業なのに、それはまずいなぁ、誰じゃ誰じゃいっている場合じゃない、、、みたいな、頭のなかでいろんなことを考え始める。


つくづく厄介な世の中になった。


早く、早く平穏な世の中が戻らないかな…。



※クルーシブル…セイラム魔女裁判をモチーフにしたアーサー・ミラーの戯曲、『るつぼ』を映画化した傑作



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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(361)』
コメント (1)
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