Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(377)

2021-06-07 00:10:00 | コラム
ねんり「き」→「き」っぷ

パソコンの画像フォルダを漁っていたら、こんなのが出てきた。


映画興行ではない催し物のチケット半券。
(関係ないものも含まれてるけど!!)

井川遥展はラフォーレ原宿だったか、
しりあがり寿展は、パルコミュージアム。
村治佳織さんのコンサートは、群馬県で。
などなど、チケットに触れると当時の想い出まで蘇ったり。

映画も前売り券は「そこそこ」立派だけど、当日券は「なかなかに」ショボいよね。

いまより、昔のほうが。
いまはシネコンが主流のため、日付はもちろん作品名や座席番号が印字されているものが多い。
記念に取っておいても価値があるものだと思う。

けれども昔のチケットは「日付と金額のみ印字」が多く、これ取っておいても「なにを観たのか」が分からなかったりする。

だから捨ててしまうと。

ただ、昔のほうがよかったと思われる点も。

とくにシネコンはチケットカウンターがATMっぽくなっているところが多く、客がそれぞれ暗証番号などを打ち込んで発券されるシステム。
「おとな1枚!」みたいな、受付嬢とのやりとりがなくなってしまった。

そのほうが映画館的にはラクであろうし、
かといって無人なわけはなく、「なにかあったときのため」係員は配備されている。

・・・ものの、なんてことはない「おとな1枚!」に、これから映画を観るんだ、やったー!! みたいなワクワクがあったことはたしかなのだよね。

こんなツラをしている自分も、かつてチケット売り場に座っていたことがある。
初めてのアルバイトで。

半日くらい自分の様子を見ていた支配人の新名さんは、「うん、キミは表に居ないほうがいいかもしれない。映写をやってもらおう」といったのだった。゚(゚´Д`゚)゚。

まぁ、いまとはちがって引っ込み思案だったし、愛想もよくなかったからね、新名さん、ひとを見る目があるなぁと笑

平日は暇だし、土日に混雑したといってもクレーマーさえ来なければラクな仕事だと思う。

あと10年もすれば、「なにかあったときのため」の係員さえ居なくなり、その代わりロボットくんが立っていたりするのかもしれない。





あすのしりとりは・・・
きっ「ぷ」→「ぷ」れみあ。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(378)』
コメント (1)
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