きっ「ぷ」→「ぷ」れみあ
プレミア(Premiere)とは、映画の初日興行を意味する英語。
日本人として間違い易いのは「Puremia」で、こっちは「高級な」といった意味のプレミア。
プレミアがつく、、、っていうほうね。
こっちのプレミアの「a」が「um」に変化すると「プレミアム」(Puremium)になる。
プレミアムモルツとかね。
(発声の差異とか細かいことは知らん!笑)
映画雑誌でも知られるほうの『PREMIERE』、つまり映画の初日は映画ファンにとって、そしてもちろん制作チーム、配給会社、映画館にとって大事な日。
2日目に観ようが2週目に観ようが楽日に観ようが、いちど終わってからのアンコール上映で観ようが、
「演劇とちがって」中身は「微塵も」変わらないのにね、
それでも映画マニアの多くは、映画を初日に観ることに「おおいなる価値」を置いている。
自分も、もちろんそう。
舞台挨拶という特典がなかったとしても、初日の鑑賞はとっても大事。
初日に時間を作って映画館に行くという行為そのものが、その映画に対する愛や期待値を表現していることになるし。
そう思って場内を埋める他者への仲間意識、一体感というものを「最も強く」感じられるのは初日だし。
「まわりよりも早く観る」ことで優越感を抱くひとも居るかな、
自分はそれはないけれど、気持ちだけはなんとなく分かる。
制作チームもそれを理解しているからこそ、初日の入り数や観客の反応を気にする。
なかには「こっそりと」劇場に紛れ込むスタッフやキャストも居るのだとか?
配給会社にとっては、自分たちの宣伝が正しかったのかどうなのか、そのジャッジが下される怖い日でもある。
(それは、予告編を制作している友人・工藤くんもそうでしょう)
それらすべての「情念」を受ける形の映画館は、「初日シフト」を組んで係員を増員して待つ。
だから「完全にコケた」ときの失望感というものは、そーとーなものですよ。
あれほど人気の高い『ブレードランナー』(82)や『ショーシャンクの空に』(94)が不入りだったことは有名な話。
賞を取る前、いや正確にいえば「事故る前の」北野映画が「初日からガラガラつづき」だったことは、自分もよく覚えている。
新宿松竹の係員さんがアホ面で(ごめん!)初日ですが、なにか?みたいにチケットもぎりをしていた。
だから『キッズ・リターン』(96)初日でテアトル新宿が満員御礼だったとき、えらく感動したもんですよ。
また初日の興行記録は「その後のスケジュール」にも影響を与え、コケた場合は公開2週目で「上映がレイトショーとかモーニングショーの1回のみ」なんていう残酷な判断が下される場合も。
「ひっそりと打ち切り」されたことに腹を立てたのが大島渚で、その怒りが『青春残酷物語』(60)を産んだといわれていますね。
いま、そこまで怒るひとは居ないかな(^~^;)
怖い世界だけど、ここに一生賭けてみたい想いも分かるよね。
※コレびっくりした! 超絶傑作!!
次回のしりとりは・・・
ぷれみ「あ」→「あ」いどる。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『TARAI-MAWASHI』
プレミア(Premiere)とは、映画の初日興行を意味する英語。
日本人として間違い易いのは「Puremia」で、こっちは「高級な」といった意味のプレミア。
プレミアがつく、、、っていうほうね。
こっちのプレミアの「a」が「um」に変化すると「プレミアム」(Puremium)になる。
プレミアムモルツとかね。
(発声の差異とか細かいことは知らん!笑)
映画雑誌でも知られるほうの『PREMIERE』、つまり映画の初日は映画ファンにとって、そしてもちろん制作チーム、配給会社、映画館にとって大事な日。
2日目に観ようが2週目に観ようが楽日に観ようが、いちど終わってからのアンコール上映で観ようが、
「演劇とちがって」中身は「微塵も」変わらないのにね、
それでも映画マニアの多くは、映画を初日に観ることに「おおいなる価値」を置いている。
自分も、もちろんそう。
舞台挨拶という特典がなかったとしても、初日の鑑賞はとっても大事。
初日に時間を作って映画館に行くという行為そのものが、その映画に対する愛や期待値を表現していることになるし。
そう思って場内を埋める他者への仲間意識、一体感というものを「最も強く」感じられるのは初日だし。
「まわりよりも早く観る」ことで優越感を抱くひとも居るかな、
自分はそれはないけれど、気持ちだけはなんとなく分かる。
制作チームもそれを理解しているからこそ、初日の入り数や観客の反応を気にする。
なかには「こっそりと」劇場に紛れ込むスタッフやキャストも居るのだとか?
配給会社にとっては、自分たちの宣伝が正しかったのかどうなのか、そのジャッジが下される怖い日でもある。
(それは、予告編を制作している友人・工藤くんもそうでしょう)
それらすべての「情念」を受ける形の映画館は、「初日シフト」を組んで係員を増員して待つ。
だから「完全にコケた」ときの失望感というものは、そーとーなものですよ。
あれほど人気の高い『ブレードランナー』(82)や『ショーシャンクの空に』(94)が不入りだったことは有名な話。
賞を取る前、いや正確にいえば「事故る前の」北野映画が「初日からガラガラつづき」だったことは、自分もよく覚えている。
新宿松竹の係員さんがアホ面で(ごめん!)初日ですが、なにか?みたいにチケットもぎりをしていた。
だから『キッズ・リターン』(96)初日でテアトル新宿が満員御礼だったとき、えらく感動したもんですよ。
また初日の興行記録は「その後のスケジュール」にも影響を与え、コケた場合は公開2週目で「上映がレイトショーとかモーニングショーの1回のみ」なんていう残酷な判断が下される場合も。
「ひっそりと打ち切り」されたことに腹を立てたのが大島渚で、その怒りが『青春残酷物語』(60)を産んだといわれていますね。
いま、そこまで怒るひとは居ないかな(^~^;)
怖い世界だけど、ここに一生賭けてみたい想いも分かるよね。
※コレびっくりした! 超絶傑作!!
次回のしりとりは・・・
ぷれみ「あ」→「あ」いどる。
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明日のコラムは・・・
『TARAI-MAWASHI』