Cape Fear、in JAPAN

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日本女優別10傑(7)池脇千鶴

2022-06-12 00:10:00 | コラム
~池脇千鶴のキャリア10傑~

アイドル的なキャリアを築いていくのかなと思っていたら、なかなかに尖った作品を選びつづけ、「やさぐれ系といえば彼女」とまで評されるようになった池脇ちゃん40歳、なんと吉本興業なんだよね。

いろいろと意外、でもこの方向性は間違っていなかった、、、と思わせる10選が完成したかな^^


(1)『そこのみにて光輝く』(2014)

映画化にハズレなし―といわれる佐藤泰志の小説を呉美保が映画化。

つらい物語だが、俳優・池脇ちゃんの現時点における到達点だと思う。



(2)『ジョゼと虎と魚たち』(2003)

この子、ちがうかも…と思わせた最初の映画でしょう。

映画ファン、みんなそんな風に驚いたはず。


(3)『大阪物語』(99)

映画俳優デビュー作。
共演に、沢田研二&田中裕子夫妻、監督は池脇ちゃんを「発掘」した市川準。



(4)『ストロベリーショートケイクス』(2006)

魚喃キリコの漫画を映画化した青春群像劇。
共演の中越典子も中村優子も岩瀬塔子も、みんなよい。


(5)『パーマネント野ばら』(2010)

この映画に関しては、俳優どうこうではなく、作劇がすごいと思うので選出。

とにかく観てください。



(6)『凶悪』(2013)

山田孝之やピエール瀧、リリー・フランキーらが熱演する問題作だが、観終えて最も印象に残るのは池脇ちゃんだった、、、という自分みたいなひと、多いのではないかしら。



(7)『舟を編む』(2013)

オダギリジョーの交際相手を好演。
原作とはややちがう設定で出番も少なめだが、きちんと存在感を放っているのはさすが。


(8)『万引き家族』(2018)

後半、刑事として登場。
家族を突き放すようなキャラクターで、三面記事だけに触れ、茶化すだけに終わる「一般の目」の代役をしている。


(9)『きみはいい子』(2015)

育児放棄を「する側」の視点で描いた、勇気ある佳作。



(10)『スイートリトルライズ』(2010)

主演は中谷美紀と大森南朋。
池脇ちゃんは、大森が好意を抱く旧友を演じた。

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明日のコラムは・・・

『マンホール・プロジェクト、これいかにも日本らしい^^』
コメント
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