36年5月9日生まれ・2019年2月7日死去、享年82歳。
イギリス出身。
フィニーといえば・・・
自分より上の世代はポアロ、
自分の世代では『ミラーズ・クロッシング』(90)の親分、
自分より下の世代では、『エリン・ブロコビッチ』(2000)でジュリア・ロバーツに振り回されながらもきっちりサポートする弁護士の印象が強いでしょう。
こんな下品な台詞が飛び交っているのに万人受けしたのは、そばにフィニーが居るから、、、なのですよね^^
「全員のアレをしゃぶった」
<経歴>
2度目の結婚相手は、『甘い生活』(60)や『男と女』(66)で知られるアヌーク・エーメ。
王立演劇学校卒業。
同級生にはなんと、あのピーター・オトゥールが。
卒業後、舞台の世界で活躍し輝かしいキャリアを築く。
映画の世界への参入は、60年の『寄席芸人』から。
『土曜の夜と日曜の朝』(60)、
オスカー作品賞を受賞した…割には日本ではそれほど観られていない気がする『トム・ジョーンズの華麗な冒険』(63)、
オードリー・ヘップバーン主演、ある夫婦の12年間を複数の時間軸で描く凝った佳作『いつも2人で』(67)、
『クリスマス・キャロル』(70)、
そして『オリエント急行殺人事件』(74)でポアロを熱演、自分は世代的には「太っちょユスチノフ=ポアロ」なのですが、クリスティ原作物のなかでも「クセモノ」感が強いオリエントでは、フィニーくらいシャープなポアロのほうがいいかも??
リドリー・スコットが「基本、変わらないひと」であることが分かる名作『デュエリスト/決闘者』(77)、
『アニー』(82)、舞台人の悲哀と覚悟が描かれる『ドレッサー』(83)、『火山のもとで』(83)。
しかし自分がフィニーを強く意識したのは、コーエン兄弟によるギャング映画『ミラーズ・クロッシング』から。
暗殺を企てる男たちと、それに対抗するフィニー。
このシーン、すごくないですか。
『背信の行方』(99)、前述した『エリン・ブロコビッチ』、『ビッグ・フィッシュ』(2003)、『プロヴァンスの贈りもの』(2006)、『その土曜日、7時58分』(2007)。
2007年、腎臓がんであることを告白し闘病生活に入る。
…も、2019年2月7日に死去。
享年は82歳、遺作は『007 スカイフォール』(2012)でした。
歳を取るごとに格好よくなり、また、面白くもなった名優さんでした。合掌。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(11)アレック・ギネス』
イギリス出身。
フィニーといえば・・・
自分より上の世代はポアロ、
自分の世代では『ミラーズ・クロッシング』(90)の親分、
自分より下の世代では、『エリン・ブロコビッチ』(2000)でジュリア・ロバーツに振り回されながらもきっちりサポートする弁護士の印象が強いでしょう。
こんな下品な台詞が飛び交っているのに万人受けしたのは、そばにフィニーが居るから、、、なのですよね^^
「全員のアレをしゃぶった」
<経歴>
2度目の結婚相手は、『甘い生活』(60)や『男と女』(66)で知られるアヌーク・エーメ。
王立演劇学校卒業。
同級生にはなんと、あのピーター・オトゥールが。
卒業後、舞台の世界で活躍し輝かしいキャリアを築く。
映画の世界への参入は、60年の『寄席芸人』から。
『土曜の夜と日曜の朝』(60)、
オスカー作品賞を受賞した…割には日本ではそれほど観られていない気がする『トム・ジョーンズの華麗な冒険』(63)、
オードリー・ヘップバーン主演、ある夫婦の12年間を複数の時間軸で描く凝った佳作『いつも2人で』(67)、
『クリスマス・キャロル』(70)、
そして『オリエント急行殺人事件』(74)でポアロを熱演、自分は世代的には「太っちょユスチノフ=ポアロ」なのですが、クリスティ原作物のなかでも「クセモノ」感が強いオリエントでは、フィニーくらいシャープなポアロのほうがいいかも??
リドリー・スコットが「基本、変わらないひと」であることが分かる名作『デュエリスト/決闘者』(77)、
『アニー』(82)、舞台人の悲哀と覚悟が描かれる『ドレッサー』(83)、『火山のもとで』(83)。
しかし自分がフィニーを強く意識したのは、コーエン兄弟によるギャング映画『ミラーズ・クロッシング』から。
暗殺を企てる男たちと、それに対抗するフィニー。
このシーン、すごくないですか。
『背信の行方』(99)、前述した『エリン・ブロコビッチ』、『ビッグ・フィッシュ』(2003)、『プロヴァンスの贈りもの』(2006)、『その土曜日、7時58分』(2007)。
2007年、腎臓がんであることを告白し闘病生活に入る。
…も、2019年2月7日に死去。
享年は82歳、遺作は『007 スカイフォール』(2012)でした。
歳を取るごとに格好よくなり、また、面白くもなった名優さんでした。合掌。
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(11)アレック・ギネス』