Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(60)キー・ホイ・クァン

2023-03-08 00:10:00 | コラム
71年8月20日生まれ・51歳。
ベトナム出身。

えらいタイムリーな俳優さんの登場です。

今年オスカーを取るであろうキー・ホイ・クァン、またはジョナサン・キーあるいはジョナサン・キー・クァンは、80年代に活躍した「元」子役で、自分の世代にとっては同級生みたいな存在。
だから現在の通名になっているジョナサン・キーではなく、キー・ホイ・クァンという表記のままで本文を展開していきましょう。


※この動画の作成者は、自分のウェブ友です^^



<経歴>

南カリフォルニア大学映画学部卒。

ベトナム語・広東語・北京語・英語を話せる中国系ベトナム人。
本格的な俳優復帰までは、コレオグラファー(武術指導)として活動する。

生まれ故郷のサイゴン陥落を機にアメリカへと移住。
映画俳優デビュー作は、84年の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の、ショート・ラウンド役。


インディを慕う、とってもキュートな少年でしたね。

翌年、『グーニーズ』(85)で発明好きのデータを好演。


このあたりで日本ではファンクラブも発足され人気者に。
ファン急増を受けて日本映画『パッセンジャー 過ぎ去りし日々』(87)に出演、本田美奈子と共演する。

とはいえハリウッドではアジア系の俳優が役をもらえるチャンスは少なく、また、もらえたとしても「向こうが考えるアジア人の演技」を強いられることに拒否感を覚え(=じつはこれが『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のテーマでもある)興味は次第に制作のほうへと向かい、映画を学ぶため大学に進学。

卒業後は、武術指導のアシスタントとしてジェット・リーの映画などに参加しました。

そして、2022年―。
『グーニーズ』で共演した「太っちょ」チャンクことジェフ・コーエンは現在弁護士(!)となり、そんなジェフの交渉も功を奏して「エブエブ」こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に出演、
エヴリン(主演のミシェル・ヨー)の旦那を好演、


これで俳優としての「第二のキャリア」が始まりそうです。

一過性でないよう、こころから祈っております。がんばれクァン!!

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(61)キーファー・サザーランド』
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