~多岐川裕美のキャリア10傑~
裕美さん72歳、
鮮烈に過ぎるデビューという点では高橋惠子さんと同じだが、その後のキャリアはちょっとちがった。
いや、だいぶちがったというべきか。
ハダカばかり期待されることを嫌い、ハダカを要求される企画を次々と拒否し降板騒動が起こったり、いつまでもデビュー作のことをほじくり返されたり。
性少年は無責任だからね、何年経とうがデビュー作にこだわることもするが、これは本人の矜持に関わることだから。。。
(1)『聖獣学園』(74)
だから本人としては、問題作というべきか。
70年代っぽい無茶苦茶な設定で、とっても楽しめることはまちがいない。
(2)『仁義の墓場』(75)
大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ
実在したヤクザ石川力夫をリアリズムで描く、深作欣二の野心作。
(3)『新女囚さそり 701号』(76)
二代目・松島ナミ(さそり)を演じる。
初代の梶芽衣子が圧倒的であったから分が悪いが、いや、でも好きですよ自分は。
(4)『復活の日』(80)
猛毒ウイルスをめぐる小松左京の小説を、深作欣二が手がけた大作。
内容より、主題歌のほうが有名でしょう。
(5)『いつかギラギラする日』(92)
がんばるおじさんたち―ショーケン、千葉真一、石橋蓮司―の強盗アクション。
裕美さんは、ショーケンの恋人を好演。
(6)『新幹線大爆破』(75)
年々再評価「度」が上がる傑作アクション。
オールスターゆえに裕美さんもチョイ役(スカンジナビア航空係員)。
(7)『GONIN2』(96)
前作の続編ではなく姉妹編。
・・・う~んと、あまりにも低予算だったからか、物語は強引に過ぎるし、ファンが望む映像を再現した「だけ」に見える石井隆の演出は「逆に」らしくなくなっている。
見どころは、大竹しのぶのセーラー服・笑と、喜多嶋舞のハダカだけかな。
裕美さんは、緒形拳の妻役。
(8)『地震列島』(80)
タイトルどおりのパニック映画で、ホンは新藤兼人だからしっかりしているし、地震大国に住む我々はこういうのもどんどん触れていかないとね。
(9)『続・愛と誠』(75)
早乙女愛と太賀誠の「劇画愛」、その続編。
1作目ほどのパワーは感じないが、大番長を演じる裕美さんが面白いので及第点超え!
(10)『任侠花一輪』(74)
藤竜也の初主演作で、裕美さんは二役を演じる。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『ハルキよりリュウ』
裕美さん72歳、
鮮烈に過ぎるデビューという点では高橋惠子さんと同じだが、その後のキャリアはちょっとちがった。
いや、だいぶちがったというべきか。
ハダカばかり期待されることを嫌い、ハダカを要求される企画を次々と拒否し降板騒動が起こったり、いつまでもデビュー作のことをほじくり返されたり。
性少年は無責任だからね、何年経とうがデビュー作にこだわることもするが、これは本人の矜持に関わることだから。。。
(1)『聖獣学園』(74)
だから本人としては、問題作というべきか。
70年代っぽい無茶苦茶な設定で、とっても楽しめることはまちがいない。
(2)『仁義の墓場』(75)
大笑い 三十年の 馬鹿騒ぎ
実在したヤクザ石川力夫をリアリズムで描く、深作欣二の野心作。
(3)『新女囚さそり 701号』(76)
二代目・松島ナミ(さそり)を演じる。
初代の梶芽衣子が圧倒的であったから分が悪いが、いや、でも好きですよ自分は。
(4)『復活の日』(80)
猛毒ウイルスをめぐる小松左京の小説を、深作欣二が手がけた大作。
内容より、主題歌のほうが有名でしょう。
(5)『いつかギラギラする日』(92)
がんばるおじさんたち―ショーケン、千葉真一、石橋蓮司―の強盗アクション。
裕美さんは、ショーケンの恋人を好演。
(6)『新幹線大爆破』(75)
年々再評価「度」が上がる傑作アクション。
オールスターゆえに裕美さんもチョイ役(スカンジナビア航空係員)。
(7)『GONIN2』(96)
前作の続編ではなく姉妹編。
・・・う~んと、あまりにも低予算だったからか、物語は強引に過ぎるし、ファンが望む映像を再現した「だけ」に見える石井隆の演出は「逆に」らしくなくなっている。
見どころは、大竹しのぶのセーラー服・笑と、喜多嶋舞のハダカだけかな。
裕美さんは、緒形拳の妻役。
(8)『地震列島』(80)
タイトルどおりのパニック映画で、ホンは新藤兼人だからしっかりしているし、地震大国に住む我々はこういうのもどんどん触れていかないとね。
(9)『続・愛と誠』(75)
早乙女愛と太賀誠の「劇画愛」、その続編。
1作目ほどのパワーは感じないが、大番長を演じる裕美さんが面白いので及第点超え!
(10)『任侠花一輪』(74)
藤竜也の初主演作で、裕美さんは二役を演じる。
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明日のコラムは・・・
『ハルキよりリュウ』