Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(264)藤谷文子

2021-06-25 00:10:00 | コラム
79年12月7日生まれ・41歳。
大阪出身。

公式Twitter

自分の娘のことを(たぶん)現在でも「あやこちゃーん、かわいい」と評すスティーブン・セガール、
そんな娘さんの藤谷文子(ふじたに・あやこ)さんですが、


文子さんのほうが大人のように感じますし、あんまり似てないからママ似なのでしょうね、セガールの血は濃そうなのだけれどなぁ!笑


※代表作は、やっぱりコレでしょ!


<経歴>

父親はセガール、兄は俳優の剣太郎セガール。
夫はプロデューサーのハヴィエル・グヨン。

「三井のリハウス」6代目リハウスガール。


92年―格闘技が出来る女性を対象とした「アジアン・ビューティー・コンテスト」で審査員特別賞を受賞、芸能界入りを果たす。

映画俳優デビュー作は、95年の『ガメラ 大怪獣空中決戦』。
金子修介による「平成ガメラ3部作」(=96年の『ガメラ2 レギオン襲来』、99年の『ガメラ3 邪神覚醒』)でヒロイン・草薙浅黄を好演し、特撮ファンのハートをがっちり掴みました。
怪獣映画の枠を超え、90年代の日本映画史を語るうえで外せない傑作シリーズになっていますよね、幸運なデビューといえるでしょう。

『沈黙の陰謀』(96)では父親と共演、高橋英樹&高橋真麻に次ぐ仲の良い芸能親子なのかもしれませんね笑、

『クロスファイア』(2000)、
なかなか多彩なひとで、自身の手による小説『逃避夢・焼け犬』が庵野秀明の手で『式日』(2000)として映画化され、岩井俊二の相手役を務める。

ほかの作品に・・・
『サンサーラ』(2003)、『戦 IKUSA』(2005)、『キャプテントキオ』(2007)、『ドモ又の死』(2008)、『北のカナリアたち』(2012)、『Man From Reno』(2014)、『風に立つライオン』(2015)など。


現在はロスに在住、映画などの出演はほとんどありませんが、
批評家・町山智浩の冠番組、『町山智浩のアメリカの今を知るTV In Association With CNN』(BS朝日)で元気な姿を見ることが出来ます。

特異な背景を活かして、もっとスクリーンで活躍してもらいたいのですけれどね~。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(265)藤谷美紀』
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14日連続計画か、あるいは28日か―。

2021-06-24 00:10:00 | コラム
映画館の営業も「なんとか」再開され、しこしこと通いつづけている自分。

えぇ感染対策を怠っていませんですよ、自分だって劇場だって。

最新作たちも楽しみだが、午前十時の映画祭のラインナップも素敵で。


観たいの沢山あるけれど、じつはスタートしてからいちども行ってない。
狙うは「たったひとつの」傑作、『グッドフェローズ』(90)。

上映期間は14日間。
じつはこれ、毎日行ってやろうかなと思ってる。


・・・いや、上映劇場はふたつのグループに分けられていて、期間をずらしてやってくれる―ということは、頑張れば28日連続でスコセッシ・マジックを浴びることが出来るじゃないか!!



原稿落としたり、会社クビになるかもしれないけどねヽ(゚∀゚)ノ


※何度も観れるぜコノヤロウ!!


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『にっぽん女優列伝(264)藤谷文子』
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映画スタッフ別10傑(19)ゴードン・ウィリス

2021-06-23 00:10:00 | コラム
~ゴードン・ウィリスのキャリア10傑~

『グッドフェローズ』(90)こそマフィア映画の頂点に位置する作品だと信じて疑わないが、
『ゴッドファーザー』のシリーズ(72~90)が映画史、社会に与えた影響はとんでもないものだった、、、というのは分かる。

異議なし!

北野武がいう「ドラッグがギンギン状態」であるかのようなコッポラの演出も神がかっていたし、キャスト陣、ニーノ・ロータの音楽も完璧。

そしてもちろん、光と影を強調したゴードン・ウィリスのカメラも。

享年82歳、とくに70年代に活躍し、コッポラやウディ・アレンの名作を担当。

とくに「そこ」に注目していなくとも、触れた途端に「あぁ映像が素晴らしいな」と思わせてくれるテクニシャンだった。





(1)『ゴッドファーザー』(72)

室内で展開される「死の話し合い」や暗殺シーンにおける「暗さ」を基調とした映像に慣れると、かえって光が眩いこういうショットのほうに感心するようになっていく。



(2)『ゴッドファーザー PART II』(74)

過去と現在が入り組んだ複雑な構成だが、「いつ・どこ」なのかがすぐに分かるのは、映像のおかげだと思う。



(3)『カメレオンマン』(83)

ウディ・アレンが野心満々で撮った疑似ドキュメンタリー。
性格だけでなく顔や体型まで変化する特異体質の男の物語を「少しでも」リアルに見せるため、ニュースフィルムのような映像を採用している。


(4)『コールガール』(71)

ジェーン・フォンダ主演の渋いサスペンス。
邦題のイメージとまるでちがうので、ヘンな期待はせずに臨みましょう。


(5)『アニー・ホール』(77)

スコセッシの描くニューヨークは闇が深いが、アレンの描くニューヨークはひたすら洒落ている。

それはつまり、前回登場したチャップマンとウィリスのちがい、、、ともいえるのだよね。




(6)『ゴッドファーザー PART III』(90)

今回、対比として登場する「光」は少なめ。
ギリシャ悲劇を念頭に置いているので、「闇」に支配されている。



(7)『大統領の陰謀』(76)

過小評価されまくりな監督、アラン・J・パクラによる社会派映画。

ある識者は『十二人の怒れる男』(54)を観て「米国の良心が、まだ信じられた時代の作品」と評したが、自分はこれを観るとそれを思います。


(8)『推定無罪』(90)

ハリソン・フォード主演のサスペンス、この映画で「推定無罪」という業界用語を知ったひとも多いことでしょう。

グレタ・スカッキが、とてつもなく色っぽい。


(9)『ペーパーチェイス』(73)

エリート学生たちの「勉学」をテーマにしたたいへん真面目な映画で、いま観るひとが少ないのはちょっともったいないレベル。


(10)『カイロの紫のバラ』(85)

アレンが映画を愛するものすべてに送った、素敵なファンタジー。

映像も、少し甘め。

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ほんとうにパンクしやがった(^^;)

2021-06-22 00:10:00 | コラム
今月6日に「運がいいのと、メンテナンス欠かさない」から愛車がパンクしないと書いた―途端に、パンクしてやんの'`,、'`,、ヾ(´∀`*)ノ '`,、'`,、


でもよかったよ、勤務後であったし、家まで1kmの距離だったので。

前輪なので簡単に取り外し出来る、パッと外して風呂場で修理。


体感7分?で修理完了、

えっへん、どんなもんだい!!

腕が衰えてなかったことで満足し、不運のことは考えないようにしたチャリダーなのであった―。




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シネマしりとり「薀蓄篇」(380)

2021-06-21 00:10:00 | コラム
あいどるえい「が」→「が」んだむ

ロボットをモビルスーツといってみたり、
そのモビルスーツのデザインが最高にイカしていたり、

※いちばん好きなのはグフ、


※※シャア専用でいえば、ザクやズゴック、ゲルググもいいけど、ジオングがいちばんいいかな未完成という設定も含めて!


主人公が現代でいうところの中二病の重症者?であったりと、
ガンダムには男の子を熱狂させる「あらゆるもの」が詰まってる。

自分は初代、つまり『機動戦士ガンダム』(79~80、テレビ朝日)の直撃世代であって、

こんなに古いアニメーションなのに、これが現代のアンチャンにも通じること、
そして、サーガとしての物語が現在もつづいていること―最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』公開中!―に驚く。

「好きなAV女優は?」のノリで「好きなモビルスーツは?」で話が弾むんだものね、いまの20代と。

※※※好きなキャラでいえばランバ・ラル、


※※※※女子キャラは、マチルダさんでもセイラさんでもララァでもなく、スパイのミハルね!


安彦良和(キャラクターデザイン)、大河原邦男(メカニックデザイン)、そして 富野喜幸(富野由悠季=演出)はガンダムファンにとっての三神といっていいでしょう。


自分なんかより遥かに詳しい博士が沢山居る、だから細かいことは置いておくが、
初期はけっして恵まれた制作状態にはなく、初放送時の視聴率も芳しくなかった。

作画なんて粗いし汚いし(!)、最初からクオリティの高かったジブリさんとはまるでちがっていた。

なにをどうやっても視聴率を上げることは出来ずに打ち切り、
しかし最終回放送直後から「再放送要請嘆願署名」が展開されるに至り、この再放送をきっかけにして人気に火がつくことになる。

初回放送を終えてからの1年後―劇場版が公開され、爆発的なヒットを記録する。

1話~14話までのテレビ版を再編集した「非オリジナル」だったが、
ビデオデッキが普及し切っていない時代も手伝って「また観たい、何度でも観たい」マニアの支持を集める。

その年の夏、早くも第2作目『哀・戦士編』(16話~31話)が公開、
この副題もクールで好評を博し、同名曲もヒットを記録。


翌年、完結編となる第3作目『めぐりあい宇宙編』(82)が公開、これ地元の劇場で初日に、まるごと一列「クラスメイト」が陣取って鑑賞した記憶がありますもん!笑


・・・と、まぁ蘊蓄ではなく単なる想い出話ではあるけれども、
自分が影響を受けたアニメーションといえば『キン肉マン』、そして『無敵超人ザンボット3』と『ガンダム』の3本であって、うしろふたつはともにサンライズ製の富野作品、
遠慮なしで語り始めたら200000字でも足りなくなるので、このへんにしておきます(あらすじさえ紹介してない!!笑笑


次回のしりとりは・・・
がんだ「む」→「む」かでにんげん。

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明日のコラムは・・・

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