昼食後、図書館の返却期日が迫っている事に気付き教室に残って本を読んでいた辰雄の前に留美子が立った。
「た、つ、お、くん」
留美子は意味ありげに微笑んでいる。
「なーに読んでるの?そと行かないの?」
「るせーな、これ今日中に返さなきゃいけないんだよ」
話しかけられたことが嬉しくて乱暴に答えた。
「ピラミッドの謎?ふーん、辰雄君ってそうゆうのに興味あるんだ」
「あぁこれ?面白いんだよ、ナスカとかマチュピチュとかもあってさ、いっぺんに
借りたからこれだけ残っちゃったんだよ」
「ふーん、私ナスカの地上絵なら知ってる、あれすごいんだよね」
「多分宇宙人が地球に来た時描いたんだと思うよ、宇宙船を操縦している壁画もあるんだってね」
「すごいね」
がやがやと昨日のテレビの話題で盛り上がっていたグループが出て行くと3組の教室は辰雄と留美子だけになった。
「あのねっ」
留美子が急に声を潜め辰雄の耳元でささやいた。
「た、つ、お、くん」
留美子は意味ありげに微笑んでいる。
「なーに読んでるの?そと行かないの?」
「るせーな、これ今日中に返さなきゃいけないんだよ」
話しかけられたことが嬉しくて乱暴に答えた。
「ピラミッドの謎?ふーん、辰雄君ってそうゆうのに興味あるんだ」
「あぁこれ?面白いんだよ、ナスカとかマチュピチュとかもあってさ、いっぺんに
借りたからこれだけ残っちゃったんだよ」
「ふーん、私ナスカの地上絵なら知ってる、あれすごいんだよね」
「多分宇宙人が地球に来た時描いたんだと思うよ、宇宙船を操縦している壁画もあるんだってね」
「すごいね」
がやがやと昨日のテレビの話題で盛り上がっていたグループが出て行くと3組の教室は辰雄と留美子だけになった。
「あのねっ」
留美子が急に声を潜め辰雄の耳元でささやいた。