僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

コットン(綿)の思い出

2008年11月08日 | その辺の木や花です
コットン(綿)ってとっても魅力的な植物です。
だってさ、種をまくと綿になるんだよ。
綿を取った後の種は天ぷら油になるんだよ。
すごいじゃん!




つぼみができた。



柔らかな白い花が咲きました。



翌日花は赤く染まっています。



実がふくらみました。



はじけた。



青い実を開いてみると、湿っています。



枯れてはじけた実は乾いています。



種の一粒一粒から繊維がはえています。



柔らかくふわふわです。



思ったよりずっと沢山収穫できました。



また来年まきましょう。















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「パトスとエロス」⑱

2008年11月08日 | ケータイ小説「パトスと…」
温かい息が辰雄の耳に柔らかくかかり、体温が感じられるほどにすり寄った留美子の襟元から立ち上ってくる匂いが辰雄を包んだ。
何だかよく分からないがこのまま留美子がずっとそばにいて欲しいと思った。

顔がほてりだしたのが分かった。
慌てて深呼吸したつもりだったがかえって留美子の匂いを胸一杯に吸い込むことになってしまった。
赤くなってしまったかも知れない顔を見られるのが恥ずかしくて横目で留美子を見上げると、にっこり笑い顔を作り言った。

「わたしね、写真持ってるよ。見せたあげよっか」
「え?何の写真?」

「辰雄君持ってないでしょ?」
そう言って2枚の写真を机に並べた。

「どぅ?」
「どぅって?」

「ほら、ここに写ってるでしょう?」

それは一美の写真だった。
1枚は学校行事らしい制服の集合写真、もう1枚は公園でピースサインをする私服のスナップ写真だった。

「それあげる」
「えー!?いいよぅ」

写真を手に取り、返そうとすると、いいからいいからと小さく手を振って留美子は走り去った。













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