昔ロシアでキャベツはカブとともにもっとも重要な野菜でした。カブはジャガイモに
その座をうばわれてしまいましたが、キャベツは今でもロシアの食卓に登場しつづけています。
発酵キャベツでつくるシチーは昔からロシア人にとってなくてはならないスープです。
シチーは、まず肉(なんの肉でもよい)を1時間以上煮込んむブイヨン(煮出し汁)づくりで始まります。
<発酵キャベツのシチー>
材料
ニンジン 20グラム
プレーンパセリの根 10グラム
タマネギ 20グラム
トマトピューレ 20グラム
サワークリーム 10グラム
塩
ディル、プレーンパセリなど
① キャベツをしぼって、粗く刻む。
② ①をつくっておいた少量のブイヨンで蒸し煮する。
③ プレーンパセリの根とタマネギにトマトピューレを加え、炒める。
④ 沸騰したブイヨンに③とキャベツを入れて、15~20分煮る。
好みですりおろしたニンニクを加えてもよい。
⑤ サワークリームとディルを添え、食卓に出す。
発酵キャベツに生キャベツをプラスしてもOK。
生キャベツでもつくります。
<生キャベツのかんたんシチー>
ネットで見つけた生キャベツを1個使ったシチーのレシピを紹介します。
大体このレシピでつくってみました。黒粒コショーは入れ、人参は切って。

材料
肉 300g
キャベツ 1個
人参 2本
タマネギ 2個
ジャガイモ 5個
ディル 1束
プレーンパセリ 1束
スープセロリなど1束
塩 好みで
黒コショウ(粒) 好みで
ニンニク 好みで
月桂樹の葉
大なべに大目に水を注ぎ、肉、細かく刻んだキャベツを入れ、月桂樹の葉一枚入れる。
およそ一時間ふたをして煮る。
なべにすりおろした人参、細かく刻んだタマネギ、香草を入れる。
このシチーの隠し技は―野菜をなるたけたくさん入れて、長く火にかけ、ブイヨンを
野菜と一緒に支度できること。
最後にジャガイモと塩を入れる。
夫によれば、この料理は最後に火にかける際、黒粒コショウとすりおろしたニンニクを加えて、初めて本物のシチーになるとのこと。
香草の一部を盛り付けた皿に散らすためにとっておくとよい。
シチーを盛りつけた皿に大さじ1ぱいのスメタナかマヨネーズを入れれば、いうことなし!
※「スメタナ」はサワークリームのことですが、日本のサワークリームは固すぎると
ロシア人はいいます。私はそのまま使ってます。プレーンヨーグルトでも可。
ロシア人はマヨネーズが大好きですが、私は試したことがありません。
生キャベツのシチーは特にサワークリームの酸っぱさが味を引き立てます。
シチーの画像は → こちら
シチーの動画は → こちら