5月末 緑に囲まれた庭ではキングサリが鮮やかな黄色い花を咲かせていました。
キングサリはもう一本あって、こちらは背の高い木々の間で咲いていました。
リビングの西側の窓からよく見えます。
2021.5.23
何日か泊まっている間にだんだんに開いて目立ってきたのはカリーナことカンボク(肝木)の真っ白な花です。
カリーナはけっこう大きな木に育って、あたりに広げた枝に白い花をガクアジサイのように中心を縁取るように囲んで咲いています。
夫は雑草に埋もれた草花に支柱を立てます。支柱があちこちに立って、それも曲がったり折れたりしているのもあって、この庭のユニークな(ダサいとも)アクセントとでもいえるものになってます
これは大好きなヤナギランです。
あとひと月もたたないうちに咲きだすでしょう。たのしみです。
家のうらでは野草のクサノオウが群れて、これまた鮮やかな黄色い花を咲かせていました。
クサノオウってご存知ですか。茎を折るとオレンジ色の乳汁が出ます。
クサノオウはツバメの飛来と同時に花を咲かせ、ツバメはこの草の汁を集めて盲目のヒナに視力を与えるとの古代ローマの伝説があるとロシアの本で読んだことがあります。日本ではあまり知られていない伝説ですね。
1回目の開花でクサノオウは実を結び、もう一度ツバメが南に帰る時期に花を咲かせるとも書いてありましたが、日本ではどうなのでしょうか? 気をつけて見ることにしましょう。そう思っても、たいてい花が咲き終わると忘れてしまうのだけれど。クサノオウは毒草です。それで私もあまりさわりません。
中世ヨーロッパの錬金術師たちはクサノオウの金色の根を用いて金属を金に変えようと実験を繰りかえしたそうです。根が金色? ほんとうかどうか、次回来た時に引き抜いて調べてみて、結果をブログにのせますね。
5月初旬にあちこちでハナダイコンに似た赤紫色の花をつけていたルナリアは「大判草」の和名の由来である丸くてぺちゃんこの小判(大判?)のような莢をぶら下げています。(種が透けて見えます。)
↑ここも草取りをしました。
私の窓下に小さな5センチくらいの丈のルナリアが生えていて、ひとつだけですが
ちゃーんと小判をつけているのには笑いました。強い植物なのですね。
今回の滞在中カッコウがずーっと鳴きつづけていました。
カッコウの声を聞きながら、草取りに精をだしました。
成果です
咲き終わったカウスリップの花壇。2年草のルナリアの一年目の苗が生えていますね。
↓ここは今回の誇るべき?成果であります
↑ここに生えていたユリとギボウシが鹿に食べられていました
草の下に隠れている栗のイガとからまりあう草の根に手こずって、ずいぶん時間がかかりました。
かつてこの囲いの中にはセイヨウオトギリソウが一面に生えて、花を咲かせていました。
それがある年に急に消えてしまったのです。セイヨウオトギリソウは私にとって特別な草だったので、そのときはほんとうにがっかりしました。
消えてしまったオトギリソウはジュリアを預かった私が通わなくなってしばらくたってから、庭のあちこちの道などに姿を現すようになったそうです。以来夫は毎年オトギリソウを持ち帰ってくれました。
ところが私が通うようになった今年、姿を消してしまったとは、不思議な草です。
草取りをして気づいたのは庭のあちこちにチゴユリが生えていることです。
この庭のチゴユリも家のももともとはここの近所のYさんのお庭に生えているのをもらったもので、ここは生まれ故郷ともいえる土地ですので、当たり前のことかもしれません。
庭のあちこちに全体的に生えているのがチゴユリでよかったです。