渋谷の東急本店とBUNNKAMURAでやっている花展に行ってきました。
今、生け花をやる若い人はあまりいません。このままだといけばな人口は減っていくばかり。
なんとかしなければとの危機意識を、おそらく、各流派がもっていて、なにか対策を考えていると思います。
これもそうした試みのひとつみたいです。渋谷で近隣とのいけばなによるコラボやネット発信。今年から毎年渋谷を拠点にいろいろやってゆくんだそうですよ。
いけばな龍生展2017IKE-BUZZ(いけばず)https://www.shibu-ike.com/ryuseiten/
10月3日まで。終わると今回の作品もUPしてみられるのでしょうが、いくつか作品をのせておきますね。
カルチャーセンターの教室で一緒の先輩(生け花歴の年齢が)の作品。
WEBで作品・作者紹介もしています。
【メッセージ】
花器、カゴは手作りでこだわってみました。
カゴの中から勢いよく、とび出す芋の茎の力強さとトウガラシの可愛さをいけてみました。
★八頭は私の畑で取れたものです。
【花材】
- 唐辛子 (トウガラシ)
- 八頭 (ヤツガシラ)
- 石 (イシ)
- サツマイモツル (サツマイモツル)
↓これも教室の先輩。赤いのは、ほうづきです。
【メッセージ】
畑の隅にたくさんのほおずきを見つけ、赤や緑、黄色の色が可愛くて作品にしてみたいと思いました。
【花材】
- 鬼灯 (ホオズキ)
- 雲龍柳 (ウンリュウヤナギ)
- 葉蘭 (ハラン)
キャベツ何個でしょう? 5個? ユーモアがあって、存在感がありますね。私はこういうの
好きです。でも教室の同期のFさんたちだったら、八百屋に積んであるみたいっていうかな?

アンダーライトの作品。
この綿毛の塊はなんでしょう? タンポポ? ちがいますね。

この作品は何も考えずに好きみたい。胸にすーっとはいってきました。

↓これは家元のとても大きな作品なのですが、この撮り方ですと大きさがまるでわかりませんね。
上は天井と思って、見て下さい。家元は筑波大の建築科卒だそうです。作品から感じられますか?

花展は花材を運ぶのも大変。気力と体力なしではできません。この赤い茎はヨウシュヤマゴボウ?
大きな株を集めておいて、こんな風に使う方がいるなんて、いいなー。
枯れたアロエ?の葉かしら? 枯れかけたストレリチアもいいですね。
まとめあげる力がいりますね。

↓カルチャーセンターで教えていただいている才郷先生の作品です。
鮮やかな青の箱(平面に見えますが)がテーマの「凸と花」通りにでっぱっているユニークな作品。
WEBで値をつけて買うことも、製作依頼することもできるんですって。

Bunkamuraギャラリー
【メッセージ】
五輪の輪をイメージし、世界が平和であってほしいと願い竹を裂いて輪をつらねるように制作をいたしました。
【花材】
【出展作品設定価格】
¥100,000
↓私は存じ上げないのですが、名前に「暲」の字がついているので、先生のお弟子さんのようです。
ゴッホのひまわりのようで、目をひきます。私をふくめて何人かのひとがカメラを向けてました。

うーん。やっぱり、気力と体力を感じます。今の自分にない?ものに
あこがれてる?

オブジェみたいのばかりUPしましたが、もちろん生花や生け花らしい作品もたくさんあります。
ひとりで行きました。楽しみました~。