6月29日 マンションの踊り場天井のすぐ下の壁につくった巣には2羽の子ツバメの姿がありました。
美容院前の照明器具の上の巣ではなかをのぞき込んでいる親ツバメの後姿が見えました。
巣はこんな風になにかの輪っかのようなものを取り込んで作られていたのですね。
6月29日 マンションの踊り場天井のすぐ下の壁につくった巣には2羽の子ツバメの姿がありました。
美容院前の照明器具の上の巣ではなかをのぞき込んでいる親ツバメの後姿が見えました。
巣はこんな風になにかの輪っかのようなものを取り込んで作られていたのですね。
鈴虫の赤ちゃんは少し大きくなって、しっかりした体つきになりました。(2024.6.27)
こんなに小さくてはツバメのヒナもガマガエルの子もおなかをいっぱいにはできません。
さて、鈴虫をツバメのヒナの餌にしたころ、私の家族は父母と二世帯住宅にすんでいました。
一階に住んでいた父と母はそれぞれに鈴虫を飼っていて、さらに私たち家族(といっても私)も2階で飼っていました。
父は昔式に甕で飼っていましたね。
鈴虫が鳴く時期になると、リーンリーンっとあっちこっちでわれんばかりに鳴き声が響きわたりました。
大邸宅というわけでなし けっこううるさかったにちがいありません。友人にあげたあとうるさくて眠れないといわれたことも何度かあります。
でもふしぎなものでうちの住人は鳴いていることは分かっているのですが、夏の終わりの自然現象というふうに受けとめているかのように無意識にスルーする技術を全員が身につけていました。だから、だれひとり気にしませんでした。
そうなんです、鈴虫は毎年くりかえされるわが家の自然現象といった存在なのでした。それに以前は近所で鈴虫はふつうに飼われていて、今年は孵らなかったからともらってくれる家もずい分ありましたが、今はまずもらってくれるひとはいません。うちの子供たちももらってはくれないでしょう、そう絶対にね
家から徒歩2分の美容院に変えました。混んでないし、何しろ近いので美容院ぎらいが最近はこまめに通っています。
店の1階と2階の間に張り出した屋根があって、店を照らすための照明がついています。そこにツバメが巣を造って、今1羽で巣の中にいるそうです。
曇りの日の夕方だったので、白黒になってしまったのだけど、こんな↓巣です。どこからこんなに泥を集めてきたんでしょうね。
フンが下に落ちてこないようにいい具合に傘が使われています。
花瓶にさしておいたモンステラに根がでてきた ★ ので、植木鉢に植えたのはいつだったでしょうか?
今では売り出したいような、立派な鉢植えモンステラになりました。
けっこう大きいんですよ。
あのときの極楽鳥花は2階に置いてあるのですが、いまや私の背丈をゆうに越えています。
夕方5時近く鈴虫にやるクズの葉をとりに川原に行きました。
さすがに水の量は多いです。
でもあまり水量を感じないのは、水の流れが草におおわれて見えないせいです。
今までこんなに草でおおわれた川原を見たことがありません。
向こう岸から見た川は、私が子供時代から見慣れた浅川とは別物になっていました。
これはこれですてきですが、ごろごろ石の川原に生えていた植物は失われてしまったでしょうね。
大きなヒマラヤスギに球果がたくさんなっています。
真っ白でけっこう大きいので、横ばりの枝に並んでなっているのがよく見えます。
昨日は夏至でした。
今日6月22日の日の入りは19時2分。
毎年土の中に産みつけられた卵によって鈴虫の生命はつづいていきます。
5年位前までずっと私は 親の鈴虫がいなくなってから翌年卵が孵るまでときどき土に水をかけて湿らせていました。
ところが姉は水をやらずに乾燥させたままにして翌年の5月一気に湿らせるというのです。そのほうがかんたんですから、今では私も姉の方法をとるようになっています。
5月20日すぎ姉から鈴虫が5匹孵ったとショートメールがきました。私の方はそれからケースをとりだして、土を湿らせました。
先週わが家でも鈴虫の赤ちゃんがたくさん誕生しました。
明日は川原にいって、クズの葉をとってきます。なるたけクズの葉をケースにいれておくのが母から受けついだわが家の飼育法なんです。鈴虫はクズの葉をよく食べ、隠れ場所にもなりますし、根拠はないのですが鈴虫の健康のためにもいいと思っています。
家に上がる階段前にしいてある枕木の割れ目にしっかり根付いたワイルドストロベリーが食べごろに熟れていました。
ロシアでベリー月といったら7月ですが、そのスタートを切るのは6月末から森辺や森の空地でいいかおりをさせて実るワイルドストロベリー(ゼムリャニーカ)です。
ナナカマドは実房をたくさんつけていました。
でも作家のヤーシンが「なんだか目立たない」と書いた花のように、実房も目立たないんですよね。
ナナカマドの実房が周囲を鮮やかに彩るようになるのはいつごろでしょうか? 楽しみです。
庭で目をひくのは バーバスカムです。
20年前1,2本植えたバーバスカムが庭中にふえて咲いていた時代を懐かしんで夫と私で2年前に苗を買って植えました。その種が前の別荘の砂利の庭に飛んでたくさん生えて、「ここに育つと車がいれられないわ」と言われ、いっしょに手伝ってくれて、うちの庭に移植しました。根づいたみたいなので、来年咲くでしょう。今年は赤紫色のバーバスカムも植えてみました。
10年以上前近所にたくさん生えているトラノオを犬の散歩のときに抜いてきて植えました。2、3株だったのに、ふえて、ふえて結構広い一画を埋め尽くしました。そしたら、混みすぎのせいでしょうか、どの花も虎のしっぽがスーッと伸びずに、丸まってしまうようになりました。
それが今回斜め前の畳三畳分くらいの一画にトラノオがそっくり移動して群生しているのです。いったいいつの間に?
まだ花は咲く前だったのですが、まるまっていません。虎の尾のごとく力強くしなやかに伸び、
先端は軽く持ち上がって、私の好きなトラノオにもどっていました。
あと咲いていたのはサルナシの花。
ルナリアは平たい円形のさやをつけていました。
草取りをしたら 以前群生していた西洋オトギリソウとヤナギランがあちこちに姿を現しました。
山椒の実と梅の実を収穫しました。
カリーナの花はまだ咲き終わらずにいました。
ガマズミはちょうど満開。
天気がわるかったのでかすんでいますが、右がカリーナで左側がガマズミです。
カリーナの奥、ヤマブドウの棚の柱の横で咲いているのはコアジサイです。
装飾花(花びら)のない淡い水色の ちょっと変わったアジサイで、おどろくばかりの大株です。
こんなに見事に咲くところを今回まで知らなかったので、見とれてしまいました。
思い返せば、17年前、私が預かっていたらら(幸)ちゃんをももははさんにお渡ししたのはここでした★
そのときももははさんは自分で挿し木したいろいろな種類のアジサイを持ってきてくれました。
そのなかで生き残ったのが、このコアジサイです。
ご実家で亡くなったお母さまが育てていたコアジサイが、ララちゃん譲渡をきっかけにここに根づき みごとに花をさかせていると思うと感無量です。今はもうご実家にも ももははさんのお家にもないそうです。
16日勤め時代の仲良しだった友人に誘われていってきました。
そったく窯作陶展(2024年6/12~16 会場 八王子オクトーレ11階)
川合牧人先生が主宰されている<そったく窯陶芸教室>の作品展です。
八王子に「そったく(啐啄)窯」となづけられた窯(穴窯)をもってらっしゃるそうです。
実際に火入れしたとき見てみたいです。
先生の作品
友人は先生のお教室に通って、自分の窯ももっています。
ランチしてから、お茶しながらおしゃべりできる店をさがしたのですが、どこも混んでいて
南口広場のベンチで風に吹かれながらずーっと気持ちよくおしゃべりしました。
こんなにおしゃべりしたのは、ひさしぶりです。
築およそ50年のわが家は基礎のコンクリート部分が数か所くずれていて、補修をお願いすることにしました。
今朝 業者の方が見え、あいさつがすむかすまないうちに、そのひとがガマガエルを発見しました!
夫から「ガマガエルがいるよ」ときいて、はせさんじた私はガックンの大きさを予想していましたが、
見るとちいさい!! かるく、てのひらにのる大きさです。
(土の色合いとっそくりですね)
隣の姉にも声をかけたら、めいもいっしょに出てきて、みんなで「かわいい、かわいい」とおおさわぎ。
あっちへこっちへ逃げようとしていましたが、そのうち見えなくなりました。
みんなで「どこからきたんだろう?」と頭をひねりました。
上の姉にもショートメールで教えてあげたら、
「住みやすいのかしらねー。何匹かいるなんて、うらやましいー」と返事がきました。
ちなみに隣の姉の家では保護していたアゲハが昨日チョウになって、今朝飛び立っていったそうです。
6月17日 午後
金魚のいれてある鉢の前にずーっといました。
測ってみたら、体長7センチ。
6月23日(日)
12時すぎ、毎月の例会に出かけようと玄関をでたら、姉の家の玄関の植木鉢の間に大きなガマガエル発見。
ちびちゃんの何倍かあるような大きさです。ちびちゃんとなかよくやっていけるでしょうか?
7月6日(土)
朝、納屋の前で大きなガマ。
6月7日のアゲハの幼虫です。
2匹どこにいるか分かりますか?横縞模様を探してみてくださいね。
そろそろ幼虫時代はおわりに近づいたのではないでしょうか?
さなぎになる前はたくさん歩きまわって場所さがしをするそうです。
家をあけて帰宅したら、2匹とも姿を消していました。
ぶじにさなぎになれたでしょうか?
ガラスの花(オーニソガラム ヌタンス)をコップにさしておいたら、花がまるい実になっていると5月20日にUPしました。★
まるい実はどうなったかなと今見たら、予想に反して、おおきくなっていませんし、むしろ まるい実の数はすくなくなっています。
まるい実は減りましたが、なにやらまるい実のあった場所にごく小さな黒いものがあります。さわったら、すぐ落ちてきました。
なんと小さいながら、れっきとした種です。
オーニソガラム ヌタンスは地上に2,3か月しかいないそうですから、種ができるのも超特急というわけです。
春のはかなきもの(スプリング・エフェメラル)は、意外にも、ガラスのコップのなかでも実をむすび、あっという間に種をつくる逞しさの持ち主でもあるのですね。
夫がダーチャから帰ってきました。「ちょうど花ざかりだった」と持ち帰ったのは 花咲くカリンカの枝でした。♪カーリンカ カリンカ カリンカ マヤ♪の歌のカリンカです。
カリンカとは、カリーナの愛称です。歌われているカリンカはよくガマズミと訳されていますが、ガマズミとはちがいます。ガマズミ(カリーナ)属(Viburnum)ではありますが、ガマズミ(学名 Viburnum dilatatum) ではなくて、セイヨウカンボク(学名Viburnum opulus)です。
ロシアでカリンカ(カリーナ)といったら、ふつうはこのセイヨウカンボクです。なにしろロシア名がОбыкновенная калина(ふつうのカリーナ)なんです。
夫がダーチャから持ち帰った このカリンカは セイヨウカンボクとはちょっと違うところがあるようで、その変種(学名Viburnum opulus var. sargentii )のカンボクです。おおまかにはセイヨウカンボクといえますね。(カンボクは、ふつう「灌木」と思いますが、「肝木」です)「北日本の山地によく見られる」そうで、北杜市の近所の庭にもよく植えてあります。冬には葉を落とした枝に赤い実がいつまでも目立ちます。つぶすと独特のにおいのする液がでてきて、おいしくないのか鳥もたべません。でも冬の朝 凍ったその液果は日にあたると溶けて日の光を受けて、ルビーのように美しく輝きます。
長年多摩川のカワラノギクを研究し、保全活動に取り組んでこられた倉本宣さん(明治大学の先生)を中心に今年2月『ウラギクハンドブック』が発行されました。
ウラギクって、知っていますか。私はこの『ウラギクハンドブック』を読むまで知りませんでした。(読んだことがあっても覚えていない?)
ウラギクは 大ぶりの美しい野菊で、干潟に生えています。漢字だときっと「浦菊」ですね。日本だけでなくヨーロッパからアジアにかけて分布します。
戦前まで日本の河川には石だらけの礫河原(れきかわら)が、河口には干潟が広がっていました。そうした河原と干潟にそだつ代表的な野菊がカワラノギクとウラギクです。現在河原は砂利採取や治水工事など、干潟は埋め立てや護岸工事などの影響で 礫河原も干潟も激減し、カワラノギクもウラギクも絶滅が心配されるまでに減ってしまいました。多摩川のカワラノギクは生育環境を保全するために倉本さんたちが 市民・研究者・行政で協力して活動してきたのですが、2019年の台風による出水で自生のカワラノギクは絶滅しました。(二子玉川ライズの屋上にあるエコミュージアムには多摩川の礫河原に近い流れと石ころだらけの生育環境がつくられ、そこには多摩川に自生していた種子から育ったカワラノギクが生育しています。(2019年11月05日)
『ハンドブック』にはウラギクの生態、現在の分布、種子散布、生育地、保全活動などをイギリスのテムズ川のウラギクとの比較もまじえて、現在の研究で分かっていることが図と写真でまとめられています。
70年前には ウラギクの種子が飛んできて洗濯物にくっついて困ったそうです。その時代の人と自然の関係はもう戻ってこない、いずれウラギクもカワラノギクも日本の自然からなくなってしまうだろうと私たちは思うのではないでしょうか。
でも『ハンドブック』には「その時代に人と自然の関係を戻したいと考えています」とあります。
イギリスでは全面的な自然の再生が行われるようになっているそうです。イギリス人の海岸技術者Timさんは「東京湾のグレーな護岸をグリーンに変えよう と提案しています。目指すのは「埋立地を全面的に自然再生する時代」です。
そのための「提言」「日曜の生態学-日曜の生態学者になろう」と私たちでも生態学にそってできる調査や実験を具体的にリストアップしてあります。
わずか14ページですが、種子が洗濯物にくっいて困るほどウラギクが東京湾の干潟や埋立地に生える時代は夢ではないとわくわくさせてくれた『ウラギクハンドブック』です。
『ウラギクハンドブック』発行 明治大学重点研究「生物多様性と防災を目的とする多摩川河川空間再編のための基礎的研究』(代表 倉本宣)
(裏表紙)