わぅ~~ん!
ばうぅ~~ん!!
がおぉ~~ん!!
って、あたしは犬?(^^;)
そうじゃなくて、ラストサムライを見てきました。
正直。。。ふん、トムクルーズでしょ、ハリウッドでしょ、とコケにしていたところがあったのは確かです。
映画の予告編を何度か見ましたが、トムクルーズがアップで、人が死んでいて、真田様(なぜか様つき)が、渋い顔でじ~っとカメラを見ていて、小雪ちゃんがぽよよんとしていて、渡辺謙が叫んでいたんですよねぇ。
ぜんぜん、ふん!波動から変わることがなくて、まともな料金を出して見る映画じゃないなぁ。。。と、封切り当日も行かずに、映画が安くなる今日までほっておいていました。
でも、見た人は、声をそろえて「日本人の役者がみんな良い」と言っていたし、撮影場所がニュージーランドだし、ちょっと期待したりしていたんですねぇ。。。
結果。。。一言で言うと「ありがとうございました」です。
こんな所にいると、中国人が日本食レストランをやっていたりするので、日本の親子どんぶりがとんでもないカタチで出てきたり、日本のうどんは、つるつるともちもちしているのが売りなのに、パックから空けて、さっと湯通ししただけの玉うどんを「なべやきうどん」として売られてたり、悲しい日本文化の誤解がはびこっています。
武士道も、スターウォーズのライトセイバーの立ち回りに消されてしまい、あの立ち回り自体が、瞑想であり禅なんだってのが、ぜんぜん伝わっていません。
侍さんが、考えていたら、一発で殺されています。彼らは無心であるから強いんです。
そして、それは、日本人のこころなんですね。
日本人は、生まれながらにその心を持っているんです。だから、何をやっても高水準まで持っていけるのだろうと思います。
ラストサムライのストーリーは、正直、トップガン?と思えるくらいに、洒落てません。ラストも、「それはあり得ないだろう」なんて思っちゃう部分もありました。
だけど、日本人のこころとか、禅とか、武士道をハリウッドが、彼らのできる限りの誠意で、大事に描いてくれて、とても感謝しています。
これで、刀を振り回す事に、「クール」とあほみたく言う若者が、少し減るといいです。
2004/2/3