風の音を聞いてみたい

オーストラリア在住30年。好き勝手に語っています(^^)

無事生還

2024-10-07 18:33:14 | あれこれ、どれそれ
今日は、朝の5時に起きて、シャワーに入って、病院へ行ってきましたです。
今日は、月曜日。
今朝の2時に、時計が1時間進んでしまう、サマータイムが始まったんで、昨日までの私にしてみたら、朝の4時起きっす。
眠いはずなんだけど、前の日に早く寝たのと、緊張してたのとで、ちゃんと目が覚めました。

武士が6時すぎに迎えにきてくれたので、道路を渡ったお向かいの病院へ車で行きました。
あはは。
武士、本当に心配性だ。
だけど、私もそうだから、非常に良くわかる。
理屈じゃないんだよね。ただ、心配でどうしようもないから、目の前のできることを片っ端からやりますって感じなんですよねぇ。
問題は、心配する状態なのか、心配しなくてもいい状態なのか、中途半端になってしまうと、シャットアウトするか、悶々とするか、余計に心配するかになっちゃうんで、ちゃんとわかるまで言わない方が、彼にとって親切なのです。

朝は、しばらく病院に居てくれて、ずーっと一緒に居なくてもいいので、まぁ、帰ってもらいましたです。
ここは、偉大なパブリックの病院。
待つ待つ。

6時半にドアが開いて、受付が終わったのが7時。
待合い用の椅子に座らされたのが8時、問診が終わって、待って、ガウンに着替えさせられて、椅子に戻って、体重測って、椅子に戻ってうとうとしていたら、10時すぎに順番が来た〜
血圧を測ったら、ちょっと高い!
看護師さんが、リラックスして〜 息を吸って〜 吐いて〜 なんてやってくれたら、ガクッと下がったw
「ああ、緊張してるから、血圧上がってるのねぇ」原因がわかって良かった。

頭が正気か試すために、今日は何をされるのか?と麻酔科医に聞かれ、とりあえず答え、合格したんで麻酔とか点滴とか入れる針を左手の甲にぶすっ!

この人、偉大だ!!!
一発で入った!!!
一発だよ!!!!

私の記憶にある限り、一発で入れたのは、あなただけだ!なんて偉大なんだ! と褒めまくりました。
実は、手術よりも、何よりも、針が刺さらないから、その苦痛が嫌なのだ。
最低10回は刺される、ぶすぶすぶす。
そのうち、私のせいにされ、文句を言われ、最後に刺さって終了ってのがパターン。
年に一度の血液検査は、いつもそう。
ああ、今は、2度になったんだ。
今年は3回だよ。
もう、最低。
針大嫌い。

あとは野となれ山となれ。

歩いて、手術室に入ったら、ドクターが日本語で「おはようございます。」ですと???
思わず、日本語で、日本式に「おはようございます。」「よろしくお願いいたします」と、挨拶をしたら、ドクターも頭を下げてて、手術室の人たちが笑ってたw
ここの病院、看護師さんの質がすごく良いので、今のところ問題なくて嬉しい。

でさ、再び腕と足についてる名前と生年月日を確認して、バタバタと点滴を刺され、そのチューブに麻酔を刺され、酸素マスクをガバッと顔に押さえつけられて、息を吸えと。
酸素だから、思いっきり吸えと。
ところがだ、マスクの周りがぷにぷにの柔らかい、なんて言うの? エッジコート? そんなんだから、息を吐き出しても出口がない!!!!
無理やり、ぶふぁぁ〜〜〜〜〜と吐き出して、また吸って、息を止めても苦しくない??
酸素だから?
映画のアビスを思い出したところで、記憶が途切れ。
気づいたら、腕と背中が痛くて目が覚めた。
定期的に血圧を測ってたらしく、右腕が痛かったのだった。

予定通り、30分で目が覚めたけど、そのあと、音ははっきり聞こえるのに、体が動かない状態で、眠くないのに目が開けられず、人から見たら寝てる人になってた。
気づいたら喉が痛くて、どうしちゃったんだろう?って思ったら、口にチューブを入れてたんだそうな。
なんと、肺に麻酔ガスをぶち込んでたらしい。

看護師さんが、一人真横についていて、なんかモニターを見てたり、うろうろしたりしてたけど、私の方へ戻ってくる??
パブリックのくせに、手厚いわねぇ〜〜〜

それからしばらくして、喉が痛いと言ったら、アイスキャンデーを持ってきてくれて、地味に食べてたら、少し痛みが和らいだ。
音がちゃんと聞こえるのと、理解ができるようになったので、脳がおかしくなってないかの質問をされて、正気に戻ったのを確認してから、日帰りコーナーへ送られ。
どうも、私が居たところは、麻酔が覚めて合併症が起こったり、痛みでえらい目にあったりしたら、すぐに処置できるリカバリールームだったらしい。

日帰りコーナーへ送られたら、コーヒー、紅茶、水、ジュース、どれがいい?と言われ、ここは、どっかのホテルか?と思ったけど、コーヒーください〜
ミルク入りで砂糖なしで〜
サンドイッチもくれると??? ありがとう〜〜〜
食事制限があったし、水制限もあったから、お腹空いてたまらないのよ〜〜
肉食べれます! ベジタリアンとか、グルテンフリーとか、ビーガンとか対応してるんだ。。。
ツナと、卵と、サラダと、チーズの4色サンドイッチのパッケージをいただきました。

ただ昼ごはんだw

帰る前にトイレに歩いて行けと。
看護師さんがサポートしてくれて、自分で歩いてトイレへ行かないといけないらしい。
さすがに倒れたら申し訳ないので、武士がお迎えに来てくれる30分くらい前に、頑張って歩いてトイレに行ってみて、ベッドに戻ってノロノロと服を着たら、ベッドから下ろされて、最初に座っていた椅子へ!

本当は、1時15分に来るはずだった武士が、1時に来たもんだから、座ったと思ったら立ってってなって、まぁ、お家へ戻りました。
朝、壊れてた、うちのマンションのエレベーターが直ってたんで、5階まで階段を上らなくても良かったので、助かりました。

その後、美鞠がワーカーさんと出かけ、武士に最近買ったお茶碗を見せて、どっちかあげる!どっちがいい?なんて話をしたり、コーヒー入れてあげたり、屋根の修理をするんだ〜 なんて話をしたりしてから、帰って行きました。

本当は、日本なら一泊する手術なんだろうけど、ここはオーストラリア、そしてパブリックの病院。家でゴロゴロして回復する手術は、帰されるんですよねぇ。
びっくりしたのが、心臓のバイパス手術って、すごいじゃないですか?
太ももの血管を心臓に移植するアレです。
人工心肺使ってやる、大変なアレです。
3日で帰されたって、知り合いから聞いて、理解ができませんでした。

んで、まぁ、私の様子と言うと、あれだ、ほら、大腸の内視鏡でポリープがあったら、プチッと取るじゃないですか?
大きかったら癌で、小さかったらポリープってやつ。
あんな出血性のポリープがあったんですと@@!

ぶっちゃけ、誰も、二人の専門医も、2回の超音波の検査でも、2回目の検査には別の専門医も立ち会ったんですよ。
その誰も、わからなかった、出血性のポリープ。
放っておいたら、死にますよって、あれです。
病理検査に出してるんで、2週間後に、今後の治療が決まるんだそうです。

超音波では、癌特有の血管が見えなかったので、内膜にくっついている「プリキャンサー」という、癌の卵らしいのですが、細胞があるってことは、どっかに転移してるかもしれないので、MRIとかなのかしらねぇ。
大変だ〜

でも、まだ、死ねないしなぁ。
武士は、あと30年生きろって言うしなぁ。
美鞠なんて、朝行く時に「ママ、帰ってきてね」なんて言うしなぁ。
もうちょっと、頑張るかぁ〜

しかし、私のGP、本当に優秀だなぁ。
お腹がガスで張るとか、変に尿もれあった!ってだけで、よく子宮体癌検査をしようとしたなぁ。
それだけ女性の病気において、定期検査の予算を割いてもらえないんだろうなぁ。

痛みも出血もなかったのに、よく見つけたもんだと、感心してますです。
でも、なんか、今思うと、今日、多分、そこを削り取ったんじゃないの?って場所が痛いんですが、実は、その場所、去年あたりから、時々、シクシク痛んでいたところで、でも、痛くて薬が欲しいって感じじゃなくて、なんか、ちょっとって感じだったんですよね。
多分、あれが、悪いやつだったんだろうなぁ。
そういえば、お腹が張る!って話をした時に、なんか、この辺が痛いんですよねぇ。これって腫れてるから?なんて聞いてた気がする。。。
たったそれだけの情報で、ここまで辿り着いたとしたら、偉大だ、うちのGP。

まぁ、とりあえず、当面の憂いは消えたんで、どうやら神様は、またまた、私を生かしたようです。
普通なら死んでるよねって事から逃れたのは、これで3回目かな、4回目かな。
いつも、誰かが助けてくれるって言うか、誰かが別のオファーをしてくれたり、今回みたいにドクターの言うこと聞いてみたりして、するっと逃げてたんですよねぇ。

しかし、最初GPは、掻爬術って言ってたんですけど、今の掻爬術って、子宮口を広げて(これ麻酔なかったら出産の痛みです!)、カメラを入れて、中を見ながら問題のところを掻き出すんだそうな。
昔の日本の中絶手術は、手探りだったんで、不妊になる人が増えたんだけど、今は、妊婦さんになりたい人も安心して受けられるんだそうな。

そして、麻酔なしでもできるんだそうな!!!!!
それだと、翌日から仕事ができるんだそうな!!!!
私は、全身麻酔だったので24時間はリカバリータイムだから、仕事をしちゃいけないし、5kg以上重いものを持っちゃいけないし、無理しちゃいけないし、誰かが付き添ってなくちゃいけない。
全身麻酔だと、生活に支障が出るから、麻酔なしを選ぶ勇者もいるんだそうな。
無理っす。
痛いの無理っす。
もういいでしょう。こんな歳になったんだから、頑張らなくてもいいでしょう。

全身麻酔で!

気になったことを言われたのは、子宮が破れるかもしれないこと。
通常は、破けても放置なんだそうな。
そのうち治ると。
出血がひどい時は、臍からカメラを入れて中を見るんだそうな。

カメラって臍から入るんだ。。。すごいなぁ。。。

今日は、半日の日帰り手術の人が多くて、私が帰った午後1時でも、まだたくさんの人が、手術を待っていました。ほぼほぼ、私と同じ手術。
みんな、頑張ろう。

彼らの間をフラフラしながら歩いてトイレに行った私は、どんな風に見えたんだろう?
帰りは一人で歩いて帰ってきたから、「そんなもんか」と思ってもらえたら良かったな。
実際、点滴で痛み止めを入れてるから、本当に痛くないんですよね。
じーっとしたら、痛くない。
ただ、やたらお腹が空く。
体が必死になって、治してるんだろうなぁ。

しかし、私の知ってる障害者の介護者達は、みんながん細胞作って手術してるんですよねぇ。
癌じゃなかったら、皮膚だの、精神だのやられて、病院に通ってる。
NDISになって、とても楽になって未来も見えてきたから、そんな親とか配偶者達が減るといいな。


ちなみに、2回の超音波検査、一回の病理検査、2回の専門医の診察、手術費用、コロナ検査薬、全部無料っす!(^_^)v
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2 コメント

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Unknown (myheaven0909)
2024-10-08 18:14:27
ご無事で何よりです。
ご家族の方々も、安心されたことでしょう。
私も、安心しました。

くぁんみぃ♡
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くぁんみぃ様 (稚恵子です)
2024-10-09 07:51:04
ありがとうございます。
今日から、地味に出て歩こうかなと思っています^^
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