◆世界のベストセラー聖書を読む◆ 大切だなと自分では思っている脱線。
福音記者ヨハネさんは、解説でも当時のど田舎(エルサレムに較べて)とはいえ、かなり裕福であったと書かれていたから、なるほど、さもありなん・・・だな(などど不謹慎なことを考えては駄目?)それだからかヨハネ伝には”金持ちの青年”(マタイ19:16-30、マルコ10:17-31、ルカ18:18-30)の話が無い!「金持ちが天国に入るのは難しい」などという話は一切出てこない。神の国の為にあれこれ捨てろというイエスの話も出てこない。(マタイ19:29、マルコ10:29-30)。どうです。長生きしていると沢山の信者も集まり、小乗仏教と同じで厳しいことは言えなくなるのね。
◆いいえ、この答えはマタイ6:33と僕は思う。「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい」。イエスが当時の弟子、群衆に向かって話したことであるということを忘れてはいけない。イエスが厳しいことをいう箇所で俄然、キリスト教は嫌だな、みんな捨てろなんぞというから・・・とは思わないで欲しい。優先順を大切にしないと行けませんよということ。だって本来、「儲ける」という漢字は「信」に「者」の合体ですからね。優先順を間違わなければ、もっと本来、心から喜んで沢山お金儲けが出来るし神様もお恵み下さるのだよというめでたしのお話なのだ・・・。ここから時代は、かなりくだり、ジョン・ウェスレーの「富と家庭」やウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」まで派生してくる訳だ・・・わぁー何という飛躍。でも今の時代はまったく金儲け優先で逆転しているのが悲劇。 さて、脱線したので元にもどり・・・
◆母は偉いのか、教育ママで権威志向があったのかこのヨハネとヤコブ兄弟の母は、イエスが王座につくとき二人を座れるようにとイエスに願う(マタイ20:20-28、マルコ10:35-45)。これもすごい話だなぁ。だから、これほどすごいお母ちゃんがいれば、ユダヤ人であれば、いくらガリラヤの漁師でも”かなりの金持ち”になる訳だ。信者で金持ちは、怖い者なしだ! で、当然、こういう話もヨハネ伝には書かれていない。
◆こういうことから推察するに、神学的にはマタイ伝は「われに従え」とイエスに言われた取税人マタイが書いたとの言い伝えであるが(推察)、「金持ちは神の国に入るのは難しいぞ」(マタイ19:24)とかあれこれ捨てろと強調するのは、マタイさんにしてみれば(当時のユダヤ人は、イエスが神殿でお怒りになたように兎に角、お金持ちには断トツの世的才能があった訳、マタイさんはその上を行っていた人物で取税人は誰彼できないその筋では優秀な方しか出来なかったのよ)当然の強調された箇所のようにも思えてくるのだな。・・・つづく
福音記者ヨハネさんは、解説でも当時のど田舎(エルサレムに較べて)とはいえ、かなり裕福であったと書かれていたから、なるほど、さもありなん・・・だな(などど不謹慎なことを考えては駄目?)それだからかヨハネ伝には”金持ちの青年”(マタイ19:16-30、マルコ10:17-31、ルカ18:18-30)の話が無い!「金持ちが天国に入るのは難しい」などという話は一切出てこない。神の国の為にあれこれ捨てろというイエスの話も出てこない。(マタイ19:29、マルコ10:29-30)。どうです。長生きしていると沢山の信者も集まり、小乗仏教と同じで厳しいことは言えなくなるのね。
◆いいえ、この答えはマタイ6:33と僕は思う。「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい」。イエスが当時の弟子、群衆に向かって話したことであるということを忘れてはいけない。イエスが厳しいことをいう箇所で俄然、キリスト教は嫌だな、みんな捨てろなんぞというから・・・とは思わないで欲しい。優先順を大切にしないと行けませんよということ。だって本来、「儲ける」という漢字は「信」に「者」の合体ですからね。優先順を間違わなければ、もっと本来、心から喜んで沢山お金儲けが出来るし神様もお恵み下さるのだよというめでたしのお話なのだ・・・。ここから時代は、かなりくだり、ジョン・ウェスレーの「富と家庭」やウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」まで派生してくる訳だ・・・わぁー何という飛躍。でも今の時代はまったく金儲け優先で逆転しているのが悲劇。 さて、脱線したので元にもどり・・・
◆母は偉いのか、教育ママで権威志向があったのかこのヨハネとヤコブ兄弟の母は、イエスが王座につくとき二人を座れるようにとイエスに願う(マタイ20:20-28、マルコ10:35-45)。これもすごい話だなぁ。だから、これほどすごいお母ちゃんがいれば、ユダヤ人であれば、いくらガリラヤの漁師でも”かなりの金持ち”になる訳だ。信者で金持ちは、怖い者なしだ! で、当然、こういう話もヨハネ伝には書かれていない。
◆こういうことから推察するに、神学的にはマタイ伝は「われに従え」とイエスに言われた取税人マタイが書いたとの言い伝えであるが(推察)、「金持ちは神の国に入るのは難しいぞ」(マタイ19:24)とかあれこれ捨てろと強調するのは、マタイさんにしてみれば(当時のユダヤ人は、イエスが神殿でお怒りになたように兎に角、お金持ちには断トツの世的才能があった訳、マタイさんはその上を行っていた人物で取税人は誰彼できないその筋では優秀な方しか出来なかったのよ)当然の強調された箇所のようにも思えてくるのだな。・・・つづく