marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(140回目)

2016-09-19 21:44:05 | 日記
◆世界のベストセラー聖書を読む◆ 先の回、つづき・・・ 
 詩編22
2:わたしの神よ、わたしの神よ
  なぜわたしをお見捨てになるのか。
  なぜわたしを遠く離れ、救おうとせず
  呻きも言葉も聞いてくださらないのか。
3:わたしの神よ
  昼は、呼び求めても答えてくださらない。
  夜も、黙ることをお許しにならない。
4:だがあなたは、聖所にいまし
  イスラエルの賛美を受ける方。
5:わたしたちの先祖はあなたにより頼み
  依り頼んで、救われて来た。
6:助けを求めてあなたに叫び、救い出され 
  あなたに依り頼んで、裏切られたことはない。
7:わたしは虫けら、とても人とはいえない。
  人間の屑、民の恥。
8:わたしを見る人はみな、わたしを嘲笑い
  唇を突き出し、頭を振る。
9:「主に頼んで救ってもらうがよい。
   主が愛しておられるなら助けてくださるだろう。」
10:わたしを母の胎から取り出し
  その乳房にゆだねてくださったのはあなたです。
11:母がわたしを身ごもったときから
    わたしはあなたにすがってきました。
12:わたしを遠く離れないでください
  苦難が近づき、助けてくれる者はいないのです。
13:雄牛が群がってわたしを囲み
  バシャンの猛牛がわたしに迫る。
14:餌食を前にした獅子のようにうなり
  牙をむいてわたしに襲いかかる者がいる。
15:わたしは水となって注ぎ出され
  骨はことごとく外れ
  心は胸の中で蝋のように溶ける。
16:口は渇いて素焼きのかけらとなり
  舌は上顎にはりつく。
  あなたはわたしを塵と死の中に打ち捨てられる。
17:犬どもがわたしを取り囲み
  さいなむ者が群がってわたしを囲み
     獅子のようにわたしの手足をくだく。
18:骨が数えられる程になったわたしのからだを
     彼らはさらしものにして眺め
19:わたしの着物を分け
  衣を取ろうとしてくじを引く。

              ・・・次回、つづく    





世界のベストセラーを読む(139回目)

2016-09-19 11:29:27 | 日記
◆世界のベストセラー聖書を読む◆「わが神、わが神、どうして私をお見捨てになったのですか」(マタイ伝第27章46節)。マルコ伝にもあります(15:34)。十字架上で語るイエスの言葉です。これは読んできたヨハネ伝にはないですね。ルカ伝にも。何故でしょうね。イエスが栄光を受けられるとの120回目あたりから書いたヨハネさんをいろいろ書いていきなぜかそのとどめのイエスのpassionがぼやけているようで、また記者ヨハネさんの謎や彼の第一の手紙などの話に行ってうろうろしてしまいました。
◆うろついているのはおそらく僕にとってはイエスが今も十字架にかかりつつあると思えるからなのだな。それが時折、見えてくるのだ。だから、救われてHappyなどとはとても感情意識に上ってこない。(人それぞれに語るのですから僕はそうだということで・・・)。僕は若いその道の方に「あなたは心に闇がありますね」と言われたことがある。返答、「そうかもしれません。トルストイよりドストエフスキーが好きですから」と言おうとしたが、その方は全く読まれてもいないようなので言うのをやめた強い記憶がある。もとい、イエスのその言葉・・・
◆聖書を読まれた方は心に引っかかる言葉です。初めて読む人はなぜ、神の子が絶望的な言葉を吐くのかと不思議に思うところだろうと。どうぞ、不思議に思われたら、近くの教会に行ってその道の方に訊かれるとよろしいと思います。おそらくこう答えると思います「教会にいらっしゃい・・・」。このブログにはその道の方もおられるようですし、聖書をよく読まれておられる方もおられますから、しかし今の思いに波風を立てたくなければこれ以上読むことをお勧めしません。
◆M.Lさんが読むのであれば何を差し置いてもヨハネ伝と言われた理由は134回目の終わりに短く”本命”に書きましたが、ここにもその理由が現れているようで共観福音書を提示しました。マタイ、マルコはそのように書き、ルカにはこの言葉、詩編第22編の冒頭の言葉がない。こういう不思議なところを読むとやはりいろいろ調べて見たくなりますね。
◆使徒ヨハネについて書いてきて、兎に角、彼は長生きし、イエスの神の”わざ”を目で見て、手で触れてその”わざ”を起こされた人が現に存在するという群れを過ごした(統率、引率した)人であったわけだ。その中で当時の聖書も調べたろうし教えられることが山ほどあったことだろうと思う。(21:25) 
◆で、ヨハネはどう書いたか「すべてが終わった(完了した)」(19:30)・・・。
この以降の沈黙(といっても文字空間を作っただけだけど)。いままで、ヨハネ伝を読まれてきて分かるでしょう。イエスの地上でのミッション、天の父なる神が地上に送られたひとり子イエスの使命が完了したのです。ヨハネにとっては、その究極の使命が完了した結論を書くことでもう十分であると教えられたのだ。
◇「神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛してくださった。それは御子(みこ)を信ずる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである」。(ヨハネ伝3:16)・・・次回、その言葉の謎について 

世界のベストセラーを読む(138回目)

2016-09-19 00:00:03 | 日記
◆世界のベストセラー聖書を読む◆ またまた脱線。
"時は縮まっている”この言葉は、イエスが天に帰られ”真理の霊”に使徒たち、そしてイエスを受け入れた者たちが増えるにしたがって(つまり、イエスの十字架とその言葉が広められ普遍性を持つにつれて書かれる福音書以降の手紙に)おおく見られてくる言葉ではある。こういう切羽つまった心境は「常に目覚めよ!」との警告とも受け取れるし「常に脱出に備えよ!」との言葉となるな。今の僕らは観念的にぼんやりしているのではなくて、車で言えば常にガス欠しないようにアイドリング状態にしておかねばならないということだね。この世的には僕などはガソリンがもったいないなとすぐ思ってしまうけど。しかし、イエスがサマリヤの女に言ったように「わたしが与える水を飲む者はいつまでも、かわくことがないばかりか、わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわきあがるであろう」。(ヨハネによる福音書第4章14節)と、イエスの水は枯れないのである。
◆切羽つまった気持ちと言えば、これはおそらく時が縮まっているという表現を思ってしまうのだが出エジプト記第12章11節を思い出してしまうように脱出にはやはり目覚めていないといかんということだろう。「あなたがたは、このようにしてそれを食べなければならない。腰の帯を引き締め、足に、靴をはき、手に杖を持ち、急いで食べなさい。これは主への過ぎ越しのいけにえである。」(ちなみにイエスは自ら信ずる者の過ぎ越しの犠牲となったのであったな)
◆ヨハネ伝には書かれていないがこの辺はマタイ伝第24章、第25章あたりに書かれている(マルコ、ルカにも)。”目を覚ましておれ”と例えで何度も教えている。25章の10人の乙女。油が切れては後の祭りの「油断」という言葉はおそらくここから来たのであろうと思われる。
◇今回の脱線について、     
この新聞記事は隣国、中国での原発の建設稼働と新建設予定の場所である。プルトニウムの半減期が2万4千年と聞いて人類は終わりだと前に書いたがこの実態はもう絶望というほかない。ロシア、フランスの技術というが、管理状態は? 劣化廃炉などについては??核廃棄物については???一基でも事故を起こせば(当然、隠匿するだろうが)日本は終わりであろうと思う。それでなくても黄砂やPM2.5での影響は日本に悪影響を及ぼしているのである。仕事でその国に行かせてもらったことが何度かあったが管理に関する考えはひどいものであった。・・・おまけ、2016年9月9日のニュース。隣国、来た朝鮮で5回目の地下原爆実験が行われたと。早く、永遠の命の言葉を自分のものにすべし。・・・Ω