marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(130回目)

2016-09-12 09:01:23 | 日記
◆世界のベストセラー聖書を読む◆
ヨハネ福音書の記者ヨハネさんの書いた第一の手紙についての”執筆事情”。いのちのことば社「聖書(新改訳)」(注解・索引、チェーン式引照 付)から。 以下の( )内は引照の聖句。分かりやすくするため箇条書きにした。
◆①これらの教会には異端的教えが入ってくる危険があった(2:18「小さい者たちよ。今は終わりの時です。あなたがたが反キリストの来ることを聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現れています。それによって、今が終わりのときであることがわかります」、(4:1)「愛する者たち。霊だからといって、みな信じてはいけません。それらの霊が神からのものかどうかを、ためしなさい。なぜなら、にせ預言者がたくさん世に出たきたからです」)。
②彼らはイエスがキリストであることを否定し(2:22「偽り者とは、イエスがキリストであることを否定するものでなくて誰でしょう。御父と御子を否認する者、それが反キリストです」)、
③イエスが神の子であることを認めようとしなかった(2:23「だれでも御子を否認する者は御父を持たず、御子を告白する者は、御父を持っているのです。4:15「だれでも、イエスを神の御子と告白するなら、神はその人のうちのおられ、その人も神のうちにいます。(5:5「世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか」)。
④また、キリストが肉体をとってこの世に来たことも否定した。(4:2-3「人となって来たイエス・キリストを告白する霊はみな、神からのものです。それによって神からの霊を知りなさい。イエスを告白しない霊はどれ一つとして神から出たものではありません。それは反キリストの霊です。あなたがたはそれが来ることを聞いていたのですが、今それが世に来ているのです」)。
これに対し、ヨハネは1:1-3でキリストが五感で認識できる実体を持って地上に来たことを強く主張している。(1:1「初めからあったもの、わたしたちが聞いたもの、目でみたもの、じっと見、また手でさわったもの、すなわち、いのちのことばについて、)
⑥更に彼らは道徳的にも誤った生活をしていた。(3:4-10)(3:6「だれでもキリストのうちにとどまる者は、罪のうちを歩みません。罪のうちを歩む者はだれも、キリストを見てもいないし、知ってもいないのです。ヨハネはこれらの異端に対する警告を与えるために、この手紙を書いたのである。・・・以上です。(長生きしたので大変だったんだな。)
◆つまるところイエスの”わざ”は、イエスが、話したことが分からなければその”わざ”で信ぜよと言われたとおり、実体としてのこの三次元の人間世界において明らかな動かしがたい事実としてあったということだ。であれば、彼を信ずる者がそのまま永遠の命に入れると言うことは確かな事であるということになるのだな・・・Ω